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すっかり忘れていた

2010.01.14 (Thu)


「忘れていたらしいわね。私」
「そうじゃな」
「ところでクロたん」
「前回までの話とやらをちょっと語ろうかのぉ」
「そうじゃないと、多分、皆忘れてるから」
「というより、お前さんが忘れとるんじゃろう?」
「・・・そうよ!」

というわけで、というわけです。

クロたんの冒険。

すっかり忘れておりました。

ごめんなさい。

思い出していただくために・・・


単純に解説したあらすじ。

ある日突然、魔法使いになって(魔女名ルイーズ)
格好からはいってとんがり帽子のマント着て
ネコと合体させられて、耳と尻尾とひげが生えて
初の集会に出たら未来の自分が現れ時空転送魔法で未来に飛ばされる。
桃香の家に到着後、クロたんは悪魔の化身だと未来の自分からメッセージを受け取る。
全ての問題をルイーズに託すとある丸投げ状態。
クロたんの冒険ノートを書き始めた途端、後ろに現れた男はルイーズを魔王と呼んだ。
その男はルイーズの伴侶であり、ルシファーと名乗るもののクロたんの長男太郎と発覚。
ルシファーはある攻撃に弱いことを示唆する。
それは、全員猫が主体の体をもつ存在のためまたたびに酔っ払ってしまうことだった。
クロたんの尻尾を掴むと時空跳躍が出来るというのでルイーズは尻尾を掴む。
時空跳躍したその空間は、時間と時間の狭間。
全時空間に存在するルイーズたちと未来のルイーズおばあちゃんに出会う。
ルイーズおばあちゃんの命をかけ、ルイーズはその心臓を飲み込んだ。
そして、クロたんは犬になってしまった。



というわけなんですが、ちっとも覚えてません。

これはまったく設定などを考えず、一人小説リレーをしております。
なのでぶっ飛んだ内容になっているため、設定なんて考えたって
それを生かすことが出来るかというと書いている本人の記憶力次第なんですが
とてつもなく頼りない記憶力の持ち主なんですよ。
私は。
最近は特に、酷い物忘れでして。
過去なんてまっさら覚えてません。
辛いこと以外。

さて、そんな私が書けるかどうか不安ですけれど書きますね。

というわけで今日は過去を振り返りましょう。

第一話 シンボルマーク

第二話 魔女になってもいいけれど

第三話 未来の私と今の私

第四話 主人公は君だ!

第五話 一人の大軍隊

第六話 化け猫と化け女

第七話 とある事情を説明して

第八話 時空跳躍 始動
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08:00  |  クロたんの冒険  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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時空跳躍 始動

2009.11.29 (Sun)

微妙なシリーズものになっています。
クロたんの冒険です。
日付の若い順から、ご覧くださいませ。

↓全部を単純に解説したプロローグ↓
-------------------------------
ある日突然、魔法使いになって(魔女名ルイーズ)
格好からはいってとんがり帽子のマント着て
ネコと合体させられて、耳と尻尾とひげが生えて
初の集会に出たら未来の自分が現れ時空転送魔法でm嫌いに飛ばされる。
桃香の家に到着後、クロたんは悪魔の化身だと未来の自分からメッセージを受け取る。
全ての問題をルイーズに託すとある丸投げ状態。
クロたんの冒険ノートを書き始めた途端、後ろに現れた男はルイーズを魔王と呼んだ。
その男はルイーズの伴侶であり、ルシファーと名乗るもののクロたんの長男太郎と発覚。
ルシファーはある攻撃に弱いことを示唆する。
それは、全員猫が主体の体をもつ存在のためまたたびに酔っ払ってしまうことだった。
-------------------------------





ふと、目を覚ますとぼんやりとした記憶が自分のとんでもない行動をフラッシュバックさせた。
突然出されたまたたびで酔っ払った私は、完全な泥酔状態。
目の前にいるルシファーにべったりと寄り添ってそのまま抱きついて、寝てしまったのだが。
隣で寝ているルシファーは普通の人間にしか見えない。
クロたんは私の枕元で丸まって寝ている。

尻尾を掴むことで、時空転送が出来る。

何故私が、自分自身の記憶を失っているのか説明されていない。
どういうことなんだろうか。
布団の中からもぞもぞと手を動かし、クロたんの尻尾をぎゅっと握ってみた。

「解除」
自分の声が耳元で聞こえ、飛び起きた。
「・・は?」
周りを見渡すとベッドの中にいたはずなのに、中に浮いていた。
光のない世界。
暗い。
何も見えない。

「光」

魔法で見渡せる範囲の明かりをつける。
そこで浮かび出てきたのは私達だった。

「やっと、来たね」

それが、私をキメラにした魔女の未来の私だった。
覚えている姿。
その風貌。
今とはまったく違う大人の女性。

「これが、時空転送の仕組み。もう、思い出したでしょう?」
「・・・思い・・出した」
「クロたんは残念だけど、猫じゃなくなる」
「・・・うん」
「でも、大丈夫。これで、またたびの攻撃は効かなくなるから」
「・・・うん」
「クロたんは、犬になっただけよ」

そういった最後の私の声は、おばあちゃんの声だった。

「もしかして、ルイーズ大佐?」

「そうだよ、私が最後の年のルイーズだよ。若い、お嬢さんの私」
「今、どこにいるの?!桃香、寂しがってたよ!」
「もう、いなくなるのが運命だ」
「いなくなるって・・・?」
「私達は作られた魔女だ。寿命は短いはずだったが、元は強大な魔力を持った存在だった。
それを、超えてしまったんだよ」
「どういう意味?」
「この世界は、私達が支えているんだ。人柱のようにね」
「え?」
「犠牲はしかたがないことだ、さぁ、受け取りなさい」
「・・・なにこれ?」
「私の心臓だ」

時空転送を強制的に解除され、私はベッドの上に戻った。

小さな、小さな、暖かい、トクントクンと音を立てるハート型のビーズクッションのように柔らかい
心臓を手に持って。

それが、動きを止めるまで。

「止まった後、どうしたらいいのか。わかっているね」

念を押された言葉はわかっていた。
これを食べたら、私は人じゃなくなることを。
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とある事情を説明して

2009.11.06 (Fri)

微妙なシリーズものになっています。
クロたんの冒険です。
日付の若い順から、ご覧くださいませ。

↓全部を単純に解説したプロローグ↓
-------------------------------
ある日突然、魔法使いになって(魔女名ルイーズ)
格好からはいってとんがり帽子のマント着て
ネコと合体させられて、耳と尻尾とひげが生えて
初の集会に出たら未来の自分が現れ時空転送魔法でm嫌いに飛ばされる。
桃香の家に到着後、クロたんは悪魔の化身だと未来の自分からメッセージを受け取る。
全ての問題をルイーズに託すとある丸投げ状態。
クロたんの冒険ノートを書き始めた途端、後ろに現れた男はルイーズを魔王と呼んだ。
その男はルイーズの伴侶であり、ルシファーと名乗るもののクロたんの長男太郎であった。

-------------------------------

「おじいちゃん、クロたんをしってるの?」
孫の桃香は不思議そうな顔をして聞いた。
「そうですよ、おじいちゃんはクロたんの長男です」
「太郎って名前をつけたの私なんだけど」
「はい、あなたに抱っこされていた間、怯えていて恐ろしくてたまりませんでした」
「・・・もう何がなんだか、わからないんですけど」
「説明します」

というわけで、長い長い説明が始まったのだが割愛する。

簡単にルシファーの言う話をまとめるとこうだ。

私が魔王の娘として生まれその後親子ゲンカした後家でした。
クロたんという存在が悪魔の化身になったのは、地獄界から外に出るには力が強すぎた。
そこでその辺にいたクロたんを拾って力を注入。
その後、その力をコントロールするには猫と話す必要があったので
未来の私は猫と合成する魔法をかけ「キメラ」にした。
クロたんは猫なので、もちろん普通の生活をしていたが時折化け猫になる。
それは力の暴走を意味している。
そしてそうやって暴走した時に、時空に歪が起きる。
それが時空転送のきっかけになる。
やり方は口伝えでさえもいえないほど難しいが、一回見ればわかるから
クロたんの尻尾をぎゅっと握ればわかる。

なんだそうです。

ただ、魔女業界では時空を越えるような魔法というのを使える人はいないので
魔法師協会とかがすげー焦ってて危険人物のように敵視している。
そこで、力だけ奪って暗殺しちゃえチームができているとのこと。

それと戦えばいいんだけど、大問題がひとつ。

「ルイーズも、クロたんも、そして私ルシファーという悪魔ですが共通していることがあります」
「何?」
「なんじゃ?」
桃香のお母さんが作ってくれた軽食を頂きつつ話していた。
「みんな、猫なんです」
「そうだね」
「そうじゃな」
「なので、ある攻撃だけは苦手なんですよ」

そういうとルシファーは凄く顔を赤らめた。

私とクロたんは顔を見合わせ、なんのこっちゃ?と思っていたが
それを出された瞬間、二人ともひっくり返った。

「やっぱり、おばあちゃんと同じだね。おばあちゃんなんだねぇ~若いけど」
「ルイーズ大佐として本当にこの若いお母さんはやっていけるのかしら?」
「その前に猫のキメラから人間に戻すんでしょう?」
「そうね。おばあちゃまからそれはお願いされているからできるんだけど」
「だけど?」
「クロたんとお話ができなくなるから、いつのタイミングでしたらいいのかわからないの」
「でも、おばあちゃん。もう、帰って来れなくなったから過去の一番若いルイーズに頼んだんでしょ?」
「そうね・・・」
「どうして帰ってこないの?」
「桃香、それはねクロたんが主人公だからだよ」
「おじいちゃん、もうちょっと何かひねりは無いの?」
「まだ、考えてないんだと思う」
「何を?」
「突拍子も無いストーリーの展開を」
「おばあちゃんの物語は世界を紡ぐ神のペンだっけ?」
「そうだね」
「でもそれを、まだしらないんだ。若いおばあちゃんは」
「そうです。魔王ですから、この世界こそが地獄に変わる世界だとはまだ知りませんから」
「ところで、おじいちゃん」
「なんですか?」
「またたび、いい加減に離してあげたら?」
「そうですね・・・」


08:00  |  クロたんの冒険  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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化け猫と化け女

2009.10.25 (Sun)

微妙なシリーズものになっています。
クロたんの冒険です。
日付の若い順から、ご覧くださいませ。

↓全部を単純に解説したプロローグ↓
-------------------------------
ある日突然、魔法使いになって(魔女名ルイーズ)
格好からはいってとんがり帽子のマント着て
ネコと合体させられて、耳と尻尾とひげが生えて
初の集会に出たら未来の自分が現れ時空転送魔法でm嫌いに飛ばされる。
桃香の家に到着後、クロたんは悪魔の化身だと未来の自分からメッセージを受け取る。
全ての問題をルイーズに託すとある丸投げ状態。
クロたんの冒険ノートを書き始めた途端、後ろに現れた男はルイーズを魔王と呼んだ。

-------------------------------

背後に現れたのは、黒い羽を六枚持つ超美形の男。
低い声で少しだけ唇を上げたように笑うその顔は、すっげー好みなんですけど!

「顔が赤いですね。どうかなされたのですか?」
「・・・いえ。別に、っていうか私が魔王かもしれないってクロたんの冒険ノートに書いただけ
主人公はクロたんですけど」
「クロたん・・・?あぁ、あれは化身です。あくまで本体ではありません。
ですが、危険な者とだけ申し上げましょう」
「危険らしいけど、何がどう危険なの?」
「・・・・そうですね、彼は能力の一部と言うべき存在です」
「誰の?」
「あなた様のですよ。ルイーズ様」
「様って・・・あなたは誰?」
「若いあなたに再び会えるとは思っておりませんでした。
申し遅れました、この時代のルイーズと結婚した夫です」

なんだって?!

「は・・・?」
「面白いですね、他の次元のあなたとは合うことを禁じられていましたから
合うまで正直に言うと信じていなかったのですよ。時空転送などというばかげた話を」

コンコンとノックして、桃香が部屋に入ってきた。
やばい!と思ったが桃香は、パッと顔を明るくして一言「おじーちゃん!」といって
飛びついたのである。

「やぁ、桃香。こんばんは」

・・・じーさんだぁ?!
じゃぁ、この黒い羽を六枚も持った悪魔っぽい人が私の旦那様なわけ?

「おじーちゃんもご飯食べなきゃ!残業はダメだよ!」
「はいはい。今行きます」
「・・・残業?」
「えぇ、悪魔もそれなりに残業がありますから」
「悪魔って・・・あなた悪魔なの?」
「あぁ名乗っていませんでしたね。僕は元天使、つまり堕天使のルシフェルです」
「・・え?!あの有名な・・・」
「えぇ、人間界では有名のようですがそれなりの役職ですので悪魔とはいえ仕事は多くて」
「役職って・・・」
「ある程度大きな企業ですからね」
「企業?」
なにいっとんのじゃ、こいつは。
悪魔が残業で役職で仕事で・・・?
わけがわからん。

「魔女ルイーズの護衛は悪魔社会でも大問題です」
「なんで?」
「魔女は悪魔と契約して誕生するもの。けれど、あなたは魔王の生まれ変わりですから」
「んなわけないでしょう」
「・・・自覚がない様子ですね」
「あったら怖いわ!」
「わかりました。簡潔に話しますと、あなたは悪魔の頂点魔王のご子息です」
「女の子ですけど」
「失礼しました。お嬢さんです」
「そして大佐として活躍しているこの時代のルイーズは、今・・・」

突然、羽が消えそのままスタスタと廊下を急ぎ足で歩きだした。
何この人。
どうかしたの?

「あぁ、お久しぶりでございます」

やっと起きやがったストーブの前に伸びているクロたん。
のんきにあくびをして、背伸びをして、カーペットの端っこで爪を研ぐ猫に
ルシフェルという悪魔さんは深々と頭を下げた。
「・・・誰じゃ?」
「長男の太郎です」

なんですとぉ?!

リビングで私の悲鳴は絶叫といっても過言ではないほど、響いた。
08:00  |  クロたんの冒険  |  Trackback(0)  |  Comment(10)

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一人の大軍隊

2009.10.16 (Fri)

微妙なシリーズものになっています。
クロたんの冒険です。
日付の若い順から、ご覧くださいませ。

↓全部を単純に解説したプロローグ↓
-------------------------------
ある日突然、魔法使いになって(魔女名ルイーズ)
格好からはいってとんがり帽子のマント着て
ネコと合体させられて、耳と尻尾とひげが生えて
初の集会に出たら未来の自分が現れわけのわからない時空転送をして孫の桃香の家に到着。
クロたんは悪魔の化身という未来の自分からメッセージを受け取った。
-------------------------------

「なんて書いてあったの?おばーちゃん」
桃香はべったりを私に引っ付いて離れようとしない。
「ねぇ、君から見たらおばあちゃんかもしれないけど私まだ中学生なんだけど」
「じゃぁルイーズ大佐!」
「大佐?!」
「うん、おばーちゃんそう呼ばれてたよ」
魔女って軍属なの?
「そっそう・・・おばーちゃんよりマシだわ・・」
「何でしっぽと耳があるの?」
「え?ないの?」
「ルイーズ大佐には無かったよ」
「えー?!未来の私なのになくなってるの?!」
「おかーさん!ないよね?おばーちゃん」
そういって桃香はキッチンへ走っていった。
クロたんはぐーすかねている。
あれだけ手羽先とチキンナゲットを集会で食べりゃ眠くなるわよね。
で、あの地面につきそうなくらいたれたおなかと長いしっぽのクロたんが悪魔の化身。
何の悪魔?
化け猫とか?
いやいや、三毛猫じゃないし。
・・・・三毛猫?

それって、未来の私が私に猫を合成したとき三毛猫だったよ。
お陰で耳もしっぽも三毛模様・・・

・・・あれ?
「クロたん!ねークロたん!」
「・・・」
起きやしない。
「あの、私の部屋ってどこですか?」
「奥の部屋ですよ。今、軽いお食事作ってますから。お母さん」
「・・・ありがとうございます。あの・・・お母さんといわれるのも微妙なんですが・・・」
「あらあら、そうですね」
うふふっと笑いながら桃香と二人で何かを作っていた。
いい匂い~
廊下の一番奥に、あやしい扉があった。
どうみても私の部屋だ。
中に入ると、床が抜けるのではないだろうかというほどの本の山。
散らかった部屋。
相変わらず私は整理整頓が苦手なようだ。

クロたんが悪魔の化身なの

そういう手紙を、この時代にいる私から貰ったけれど
この時代の私はどこに行ったの?
私は、この時代から五十年前の時代の私によってこの時代に飛ばされた。
じゃぁ、この時代のおばあちゃんルイーズはどこ?

机の上を見ると、中学生のルイーズへと書かれた手紙があった。

読んでみると。

「クロたんの冒険を書くのは大切なことよ。そして、書き終えた本がこの机にあるの。
見るか見ないかはあなた次第。
時空転送が出来る魔女は私だけ。でも私は一人じゃない。
沢山に時空に存在し、一度にいろんなことが出来る。
私はクロたんが悪魔の化身だと気づいたけれど
どうみてもただの太った猫にしか見えない。
でもね、あの子がもし敵になったら大変なことになるのはわかってる。
じゃ、後はよろしく」

丸投げかい!

つまり、私一人の全時空に存在する私たちによる、戦いというわけか。

でも誰と戦うんだろう?
人工的に作られた魔女の名前がルイーズだと初めて参加した集会で言われた。
でも人工的ってどういう意味?
何がなんだかわからない。

このノートか。
うーん・・・
見るのはもうちょっと後でいいや。
真っ白いノートを探そう。
って、すぐあるし。

タイトルまで書いてあるよ。
「クロたんの冒険①」だって。

第一日目

クロたん、ストーブの前で伸びたまま寝てる。
起きてくれない。
あれが悪魔の化身なら、私は魔王かもしれません。

と、書いた。

「よく、気づかれましたね。あなたが、魔王だということを」

突然背後に現れた見知らぬ男が私に向かっていった。

・・・は?冗談で書いたのに・・・。
大佐じゃ・・・ないんですかね?
っていうか、クロたんの冒険というタイトルのはずですが・・・
クロたん、ストーブの前で寝てますよ。
08:00  |  クロたんの冒険  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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主人公は君だ!

2009.10.06 (Tue)

ある日突然、魔法使いになって
格好からはいってとんがり帽子のマント着て
ネコと合体させられて、耳と尻尾とひげが生えて
初の集会に出たら未来の自分が現れわけのわからない時空転送とやらを
私にかけやがった。

土砂降りの雨の中、ついてきてしまった猫のクロたんと一緒に
中学生の私に向かって「おばーちゃん」といった女の子の家の玄関に入った。
「おばーちゃん!」
ニコニコ顔で駆け寄ってくる子供。
五歳くらいだろうか?可愛い女の子だ。
「あぁ、本当だ。お母さん、お帰りなさい」
どうみても私のお父さんといってもいいと思うんですが!!
「あの・・・わけがわからないのですが・・・」
「とりあえず、お風呂に入ってください。こちらです」
ニッコリと笑う私をお母さんと呼んだ子供のお父さんがお風呂まで案内してくれた。
「クロたんはタオルで拭いて乾かそう」
「!!ちょっとまて!あの風が出るのはやめてくれっ!」
「・・・ドライヤーのこと?」
「それだ!」
「風邪引いて注射されるのと、ドライヤーとどっちがいいわけ?」
「どっちも嫌じゃ!」
毛を立てて怒っているクロたん。
よっぽどいやらしい。
「あの・・・拭くだけで後は、ストーブの前に置いてもらえれば大丈夫です」
「話せるんですか?」
「話せますよ」
???どういうこと?
未来の私は話せないの?クロたんと・・・というより、猫と。

風呂からあがると子供のお母さんが私に服を貸してくれた。
どうしよう。
尻尾の穴が開いてない・・・
洗面所で裸でいると、お母さんが入ってきて「うわぁ!本当に尻尾がある!」と掴んだ。
「だめぇっ!」
ぞわぞわするので握られるのは嫌いです。
「あ、じゃぁパンツ・・・穴あけて履いていいですよ」
「助かります・・・」

洋服はワンピースだったので大丈夫!

耳をピコピコ動かして乾かし、尻尾も乾かした。
部屋に行くとストーブの前でクロたんは熟睡。
のんきだよな・・・こいつの性格って。

「そうそう、おばあちゃんがね若い私が来るから渡してくれって手紙預かってるの」
「え?手紙?」
「そう。これなんだけど・・・」

そうしてもらった私の字が書いてある私への手紙。

過去の私へ。

今の時代よりも、五十年前の私があなたを迎えに行ってこの時代に飛ばしたの。
その理由はねクロたんよ。
クロたんはとてもすごい力を持つ悪魔の化身なの。
それを誰も知らなかった。
私の部屋に沢山の魔法に関する本があるわ。
それを読んで欲しいの。
時代はこのままでは大変なことになる。
それを独断で変えようと思うの。
孫の桃香は既に魔女の力を持っている。
気をつけてね。

日記をつけようと思った。
この手紙は確かに私が書いたものだ。
私が書くマークが書いてある。
他人が書いたものではない。

やっぱり、未来なんだ。

この場所は。

「決まった!」
「何が?」と桃香とその両親の声が帰ってきた。
「この冒険のタイトルよ!」
「タイトル?」
「クロたんの冒険!」

ストーブの前に伸びきったネコが主人公だ!
08:00  |  クロたんの冒険  |  Trackback(0)  |  Comment(9)

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未来の私と今の私

2009.09.26 (Sat)

魔女になって、通常の生活は一変した。
そりゃそうよ。
色々あって、本当に、色々あって気がつけばすごい魔方陣の上に立ってて
なんかの儀式で猫を使い魔にするとか何とかいっていたやつが魔法を唱えた。
魔法陣すら一瞬に地面にかけちゃうんだよ。
あんなに早い魔法をかけられる人、凄いって思った。
戦闘中、キレると私は自我を無くし信じられないほどの力を発揮するらしい。
覚えていない。
戦闘が終り際に、仲間が私の頭をぶったたいて気絶させてしまう。
気がつくと終わってる感じ。
何が起きたか覚えていない。

魔女の集会に新人としてきたけれど、経歴だけで言うと新人とは思えないことを
してきたんだとおもう。

猫を使い魔にする魔法を間違えたのか、失敗なのか、意図的だったら殴りたいが
猫と私は合体してキメラとなった。
ひげが生えて、尻尾が出来て、猫耳ができた。
髪の毛も異様に滑らかで毛艶もよくなった。
猫のように実は舌もざらざら。

問題は、ショーツも、ズボンも、尻尾の穴を開けないといけないほど
長い尻尾がでてきたこと。
それと、ひげ。
しばらくマスクしてたけど今は魔法で消せることを知り、実行中。

そしてこの集会にやってきた。
事あるごとに、戦闘に参加したが殆どソロ活動。
こんな風に仲間にまともに顔を合わせ話すこともない。
クロたんもいつの間にかついてきて一緒に美味しいナゲットを食べていたのに。

あの日、私は私をキメラにした馬鹿に出会った。
一瞬にして血が上り私は魔法で一気にジャンプして相手をぶん殴った。
その後も、殴り続け魔法のバトルとなったが、会場は拍手喝采だ。
相手の顔を間近で見た瞬間、私は魔法を途中でやめた。

「・・・自分も未来の自分をぶん殴ったから覚えてるけど、本当に強いね」

馬鹿は私自身で、随分スタイルのいい女になっている。
「時空転移を出来るようになったのは何百年も久しぶりのことらしいわ。
かわいいなぁ。私ってちっちゃい。あ、クロたんだー!いやぁ、懐かしいな」
「・・・!」
クロたんも驚いている。
・・・あれ?何、その骨は。
手羽先がテーブルの上にあったけど、勝手に捕って食ったの?!
・・・まぁいいや。
「実はね、簡単に言うとやっぱり姿かたちに問題があると思って
今日私はここに来ることになってるのよ。
大丈夫。もっと可愛くなるから!」

気が付けが、また瞬時に魔法陣が自分の真下にあった。
まずい!
真ん中にいる。
逃げようがない。

「ここにいるみんなの力も借りて、魔法を使うね。ごめんね、元気で」

時空転移って・・・まさか、私にどっかいけとでも言うわけ・・・?

「うぎゃぁああああああああああああああああ!!」

どべちゃっといい音を立てて私は水溜りの上に落ちた。
土砂降り。
ここどこ?
何が起きた?
まさか、時空転移とやらを本気で私にかけた?
って!
私はそんな魔法できないのにどうやって戻るのさ・・・

「いやぁ、いいにおいがするなぁ」
「クロたん!クロたんもきちゃったの?!」
「ほれ、早くあの家に行こう」
「なんで?!」
「あの家に行けばわかる」
「誰の家よ・・・」

窓から子供が覗いて私のほうを見ている。
ずぶぬれの魔法使いの格好をしたあやしい人物とうつるだろうな。

「おばーちゃん!お帰りっ!」

・・・・おばーちゃんだぁ?!
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魔女になってもいいけれど

2009.09.17 (Thu)

魔法使いといえば、まずほうき!
それと、マントでしょ?それと、とんがり帽子!
それから、星の付いた杖よ!
これこそ、魔女らしい魔女だと思わない?

そう思って、マントと帽子を作って出かけた。
こっそり決められた集会場に。

「形から入る馬鹿だ」
と、受付の兄ちゃんに言われムッときたがその通りなので何も言わず
新人なので挨拶をした。
「はじめまして。本日より配属されました・・・」
「知ってる。ルイーズさん」
「・・・ご存知なんですか?」
「ルイーズの名を受け継いだ魔女に会えるなんて誰も思ってなかったよ」
「はぁ・・・その名前のせいで私はいらぬ期待といらぬ嫉妬を受けていい加減うんざりしてます」
「マスク外したんだ」
「ひげは消せること知ったので」
「中へどうぞ、今日は久しぶりの晩餐会だ」
「はい」

魔法族の生まれだと知ったのはつい先日。
魔法の力があるかどうかというのは、実は生まれてみないとわからないし
突然その力が発揮されるので「実は、あなた魔法が使えるのよ」なんて
にこやかに両親から聞かされたときは、急いで氷枕を用意して二人を寝かせようとした。
が、その前に引っ越すことになったんだけどね。
魔法の力をあやつれるようになるまでかなり暴走して
発揮できた瞬間は一階部分をふっ飛ばしたんだ。
一応、ガス漏れってことで世間的には誤魔化したけど私がしたこと。

「ここが会場かね?」
「クロたん、ついてきたの?」
「そりゃぁ、魔女の使い魔といえば猫じゃろう」
「単に焼き鳥が食べたいだけかと思ったけど、よかった。焼き鳥ないから」
「ないんか?!」
「やっぱりそうなの?!」

クロたんは猫さんです。
猫と話が出来るのは魔法使いだからじゃないのよ。
どっかの馬鹿が猫と私を合成したの。
まぁ、いいけどさ。

「ねぇ、あの子じゃない?」
ひそひそと聞こえる私への何か。
大抵、そういう小声で話されるとあまり言い話じゃないだろうなと考えるのは
卑屈だろうか。
「よぉ!」
久しぶりに会った先日魔法族同士の戦闘で負傷した魔法師の少年だ。
といっても、年上だろう。
高校生かな?

「お久しぶりです」
「やっぱ、かわいいなぁ~!」
「は?」
「だって、猫耳としっぽだぜ?萌だろ?萌!」

一発殴ったろうか・・・

「にしても、何で猫と合成しちゃったの?いくら自分でやるとしても、合体魔法を猫と使った理由が気になるよ」
「自分でしたわけではありません!」
「・・・え?覚えてないの?」
「何がですか?」
「君、自分で猫と合成したんだよ」
「・・・してませんよ。変な魔法師が勝手に・・」
「うん、だからあれは時空間移動した君本人だから」
「はぁ?!」

将来の私に文句を言うにはどうしたらいいのだろうか。

「で、君は今日魔女になるかどうか審査を受けるんだけどどうするの?」
「知りません!」

怒った私は、チキンナゲットをお皿にとって隅っこでクロたんと食べた。
「ナゲットというのもうまいな」
「・・・」
「そんなにむくれなくてもいいじゃないか。お前さんはいい魔法使いだよ」
「おだてなくても焼き鳥はあげるからいいよ」
「そうじゃないさね。お前さんと話せるから、ちっとはわし達もいい思いをしとる」
「・・・」
「そうだ、すまんがまた生まれたんじゃ・・・」
「またぁ?!」
「今度でいいからあの神社にちび達用の布団を持ってきてもらえると助かるんじゃが・・」
「そりゃ持っていくけど、あんまり産むのも体に悪いよぉ?」
「魔法で何とかならんか?」
「何とかって?」
「焼き鳥が勝手に出てくる皿とか」
「・・・焼き鳥の話に戻ったのね」

今夜の晩餐会は、新たな新人魔法使いルイーズの名を告いだ少女のご紹介です。
では、時空間移動した先の本人と、現在のルイーズとみなの力を合わせ
最高の魔女を作りましょう。

「・・・え?」
「ルイーズって人工的に造られた魔女の名前なんだよ」
目の前に立ってそういったのは、受付をしていた兄ちゃんだった。
「成功例は少ないから、皆、興味津々なんだよ」

「人工的って・・・どういう意味よ」
「そこに見える手羽も食べたいんだが・・・」
クロたんは満足そうな顔しつつも次の獲物を狙っていた。
ここにいる会場全員が私を狙った獲物のように見る目で。
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シンボルマーク

2009.07.31 (Fri)

「そのピンバッチをつける女は久方ぶりに見たの・・・」
初老の男性が斜め前にいるパーカーの帽子を頭からかぶった女の子にそう話した。
「知ってるの?これのこと」
「あぁ、知ってるさ。わしのばーさんがつけておった。その時は、そんな金属じゃなくもっと宝石のようなものだったがな」
「それは位の方の人がつけるものです。失礼ですが、お婆様のお名前を伺えますか?」
「魔女の名前は知らないよ」
「そうですか・・・残念です」
「お嬢さん、君の名前はなんというんだい?」
「ルイーズといいます」
「・・・ルイーズ?!」
「では、失礼します」

今時魔女だと名乗ろうとも、それを信じる者は無く異端の力を見られても
手品だと信じる心を忘れて世界。
お陰で魔女には生きやすい世界となった。
カラーコンタクトの普及もありがたく、魔女の血を引き受け継ぐものは魔女の力を発揮すると
瞳の色が力の色に変化する。
私はルイーズの名前を継承したけれど、そんな偉大な魔女の力を有しているほどの程度とは
思っていない。
並大抵のことだけしか出来ない。
ただ、実際に魔女の争いというのはあって簡単に言うと思想の違いで
起こった派閥のようなものなんだけれどその人たちと戦うとき
私が本気を出したら記憶がなくなるんだ。
どうもその間にすごいことをやらかしているらしいけど、だからっていきなりルイーズの名前を
受け継がされても困るってもんよ?
普段は普通一般人の中学生なんだし?
おしゃれもしたいっていうのにさ、ある日突然猫を従えるのがしきたりだとか何とか言って
猫と話せるようになる儀式をしたら、間違えやがって・・・あのウィザード!
私と猫が合体しちゃったのよ・・・
つーかもぉ、これキメラじゃん。
猫耳とふさふさの尻尾 見た目普通の人間の手だけど、触ると異様に気持ちい感触
そして困るのが、ひげが生えた・・・。
マスクとヘアバンドは外せません・・・。

「あ、そうだ。おじいさん」
「ん?」
「おばあさん、猫好きでした?」
「さぁ、猫と一緒ということは無かったと思うがいつも頭に三角巾をしておったのぉ」
「そうですか」

ルイーズって名前を継承した理由は、もしかして、耳と尻尾があるからじゃないの?
「おや、おまえさんこんなところに。魚屋は向こうだよ」
店を出ると黒い猫が話しかけてきた。
「魚はあまり好きじゃないんだ」
「変わった猫だな」
「私は洋猫なの!」
「肉がすきなのか?」
「そうね、鶏肉がすき」
「じゃぁ焼き鳥屋に行こう。俺の分も買ってくれ」
「うん、いいよ。あれ?くろたん、子供達は?」
「遊びまわって寝ておる」
「んじゃ、ちびたちのも買っていくか」
「助かるよ」
「どこの焼き鳥屋がいいんだっけ?」
「鳥飼さんのたれじゃ」
「たれって・・・たれまで指定なの?」
「レバーと砂ずりとよつみと・・・」
「店についてからにして。覚えられないよせっかちさん」

戦闘時、魔法族は魔法で戦う。
ほうきに乗ることは無く、力さえこめれば足を乗せられるものがあればそれでいい。
私はいつもスケートボード。
魔法の杖も何でもいい。
今のところ私のお気に入りは、レーザーポインタ。
狙いがつけやすいからね。
08:00  |  クロたんの冒険  |  Trackback(0)  |  Comment(12)

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