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あ、間違えた

2009.05.31 (Sun)

「ごめん、ごめん。間違えた」
そんな、簡単に言うか?
「なんつーの?ほら、てっきりあんただとばかり思ってて」
あんたって誰よ。誰と間違ったっていうの?
「ラッキーって正直思ったんだよ。ウザいじゃん?いちいち考えるのって」
ウザいってなんだよ。そんな言葉を使うな。
「そんなに怒らなくても。しょうがないじゃん?間違えちゃったものは間違えちゃったんだし」
反省すると言うことはしないのかこいつは。
「ここであーだこーだいっても、変わらないし。ごめんね、じゃぁまた!」
またって・・・

去っていく姿。
まだ、幼い雰囲気を残す顔。
一体、何を間違えたというのだろう。
確かに私はあなたと待ち合わせしていたはず。
そして、会った。
それでいいじゃない。
何が間違いなの?

間違っていると思い込んでいる?

でも、何故?
何故、間違っていると思い込んでいるのかしら。
私だということは見ればわかるはず。
そう、私だって。
これだけ写真に忠実に変装をしてきたのよ。
だから私だとあの子もわかった。

そう、わかったのに。

「こんな顔の女とは思ってなかった」

そういったのよ。
どういうこと?
今までメールして電話してずっと私は彼を愛していた。
そう、愛していた。
それをお互い共有していたはず。
やっと、実際にあってやっと触れ合えると思ったのに
それを実感した後だったのに。

どうして?

どうして、私は、こんな姿で死ななきゃいけないの?
そんなの嫌だ。
嫌よ。
やっと私はたった一人の人を手にれられると思ったの。
誰にも渡したくない。
渡さない。
そう思ってしまった。
私が間違った?

ずっと一緒にいたくて、彼のコーヒーに私はあれを入れた。
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07:52  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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幸せになろう

2009.05.30 (Sat)

手を伸ばして

足を地につけて

ぐーんと背伸びして

空を見上げて

重力に影響されない 空の上

明るい月 と 星の姿が

命の数だけ輝いて

涙が溢れて 止め処なく

理由など必要ないと風がいう

空が泣き始め

冷たい涙が悲しみを連れて

冷たい涙が触れたとき

暖かくなるまでにほんの少し

その少しが幸せの瞬間

私はここにいる

見えていますか?

私はここにいます。

あなたが月なら 私は花

あなたが星なら 私は葉

水に映る ゆれる姿が輝きを増し

涙でゆれて消えていく

その涙の意味を教えて欲しい

私も一緒に泣いている

あなた一人で泣かないで

私も一緒に泣いているの

側にいます

手を伸ばして

指に触れて

抱きしめて

一緒に温まろう

幸せになろう
07:56  |  星に願いを  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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私の価値とお値段は

2009.05.29 (Fri)

「人一人の値段っていくら位だと思いますか?」
そんな言葉が普通に発せられる時代になったというのは
案外、ずっと昔からあった話だろう。
ただ、その人間がどのような目的で金銭取引をされているかというのは
大きな差が出てくると思う。
私には値段がついていて、その値段はどこかの誰かが勝手に決める。
もちろん、その値段について商品である私が発言権は無い。

「頑張ってもね、結果が伴ってないと。結果しか見ませんから」
金銭で取引されている以上、結果オーライというのが重視されているようだ。
そんな言葉を発した人物が、次にいう言葉はこうだった。
「結果がどんなによくてもね、欠勤が無い人を優先するのは当たり前だから」
一体、基準は何だと思う?

まったく風邪も引かず、元気に働いている同僚が言う。
「私、まったく風邪とか引かないし元気で時々不安になるんだよねー」
何が、不安なのだろう。
元気で何が不都合なのだろう。
「元気ならいいじゃない」
「でもさー、ちょっとこう弱いくらいの方が可愛く見えるじゃん?」

価値って何が基準だと思う?
そうよね。
知らないわよね。
ううん、考えたこと無いわよね。
私のように、都合よく相手の都合が悪いときだけ最低条件の仕事をさせられて
その仕事が延長するかしないかの瀬戸際になったとき
最後の最後まで連絡が来ないの。

わかる?その理由。

もし、延長したいと思っている人間が拒否した場合の穴埋めくらいしか思ってないのよ。
どんなに言葉を並べられても、その模範的な敬語に含まれる言葉はたった一つよ。
「この条件でみんなやめてしまったから、後はあなたしかいないの」

そう、そのくらいの価値ってことよ。

あぁ、そうよね。
あなたは選べる立場だもの。
もちろん、あなたも私も立場は相手にとって同じでしょう。
価値も値段も決められない。
一度、登録されればその後の値段と価値が変わるのよ。
そうよね。
結果が出せても、私には価値が無いんだもの。
結果が出せるかと言われて、やれることやっても相手が満足しなければ
結果は出ていないことになるの。

気にならない?
私の価値と値段がどれくらいなのか?
あなたはそんなこと考えたことも無く生きてきたんでしょうね。
いいわよね。
じゃぁ休まずに這ってでも行けって?
それが出来ればやってるわ。
這っていけば休む日がどんどん増えるのよ。
最悪、辞めなきゃいけないくらい体調は悪化するの。

まぁ、いいわ。
だって開き直るしかないじゃない?
そう、私という個人はどう足掻いたって存在しているわけだし
私が嫌だと言ったところで体を捨てて新しい健康な体を手に入れられることなんて出来ないんだもの。
仕方のないことよ。
私のは、私の流れがあって、その流れに逆らったらそりゃ溺れるわよ。

そんな、私を見て可愛いと思うの?
可愛いってそういう意味合いで使う言葉なのかしら?

結果的に、私は価値の無い人間として判断されたから仕方ないわね。
でもいいの。
私には、私の居場所があるから。

お金を稼ぐことも出来ないけれど、心は満たされるわ。

でもね、弱い方がいいなんていうから教えてあげようと思うの。
私のように扱われる惨めさを。
寂しさを。
悲しさを。
空しさを。
悔しさを。

「ねぇ?そうやって縛られて綺麗なドレスを着せられているのに誰も見てくれない気分はどう?」

値段はいくらにして売りに出そうかな?
あぁ、値がつかないかもしれないわね。
こんな殴って腫れあがった後の顔に化粧しても不気味だったかしら。
でもドレスは最高級のものを着せたのにな。
これで、少しはわかるかしら。
まぁ、わかって欲しいわけじゃないのよね。
単なる私の気が済めばいいだけの話。
そう、それが、あなたの価値よ。
私にとってはそのくらいしかないわ。

「今日の商品はいつも以上に酷いですね。どんなことを?」
「素敵ですよ?あなたを満足させることがいくらでもできますわ」
「あれにですか?!やめてくださいよ。着飾ったところで気持ち悪いだけだ」
「面白いことおっしゃるのね。一部しかご覧になっていないのに何故決め付けるの?」
「少し見ただけで判断できますよ。これでも商売は長いんですよ」
「まぁ、そうなの?一部だけで判断されてしまうのですね」
「ひとつでも欠陥があれば売り物にはならないでしょう。うちの会社の名前を傷つけられちゃ困りますよ」
「欠陥の無いものに、是非、お会いしたいわ」
「うちには沢山いますよ!」
「そう、じゃぁ、その人たちの何を見て完璧と考えていらっしゃるの?」
07:42  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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狐の嫁入りは大変

2009.05.28 (Thu)

日本語では、何故か狐と狸がよく出てくる。
猫も犬も、果てはヘビさんまで。
全てにおいて共通するのは、いい意味で使用されない言葉が多い。
猫といえば、「化け猫」と言う言葉が出てくるだろう。
更に、こともあろうに黒猫に横切られたら縁起が悪いらしい。
黒猫と一緒に暮らしている家では毎日が不幸になってしまうじゃないか。
まったく失礼な話だ。
毛染めで白猫にしたら解決とでも言うのだろうか。
黒猫の毛と言うのはとてもつややかで素敵な毛の持ち主が多いのに。
犬も同様に失礼な言葉が多い。
負け犬の遠吠えが代表的ではないだろうか。
喧嘩して負けた犬だろうが勝った犬だろうが遠吠えはすると思う。
狼さんが先祖なんだし。
猫は、猫の額ほども無いなどという言葉がある。
語源の意味は、猫の額はとても狭いと言うことからだそうだが別に猫じゃなくてもいいと思う。
と思ったら、この言葉を勘違いした上司が「ヘビの額ほども無い!」と立腹した一言を発したのに
私は一体何の話だろう?と理解するのに時間がかかり
その会社では以降、「猫」から「へび」にまで額の広さが縮まった。
なんと狭いものだ。
ヘビさんの額が私の考えている部分だとすればの話だが、ヘビさんにとって失礼であることに変わりは無い。

狸さんは、だまされるとかそういう類の言葉で出てくることが多い。
どういうわけか、狸さんは変身能力が備わっており葉っぱを頭にのせて何かに化けてしまうらしい。
もしくは、葉っぱをお金に変えるという優れた能力の持ち主だ。
人間社会が金銭の授受で流通が行われていることを理解し、だますことが難しくなったと考えたのかお金を能力で作り出したわけだ。
すごいじゃないか!
この能力が人間にあったら社会は崩壊するだろうな。
そして、葉っぱはどこにもなくなるだろう。

狐さんと言えば、神社でお稲荷さんとして祭られているのがお狐である。
ここで一気に神様昇格。
と思うが、どうも違うようなのだ。
祭っている理由が、単に人々がおびえているからだと思う。
狐に連なる言葉は、「憑かれる」だからではないだろうか。
狐さんの能力はどちらかというと怖いなぁと確かに思う。
死んでいるわけではないが「憑く」という行動が出来るようだ。
それをされないように人間は都合がいいので神社を作り祭っているのだろうと思う。
狐さんに聞いたのかどうかは定かでないが、稲荷寿司が好きらしい。
もしくは、「あげ」だそうだ。
とはいえ、毎日お供え物が稲荷寿司だったら飽きるのではないだろうか。

何より、狐さんが大変なのは嫁入りである。

公園のベンチで仕事が無くて久しぶりに乗ったブランコ。
揺られながら、日当たりがいいなと空を見ていたら雨が降ってきた。
パラパラと。

「あぁ、狐の嫁入りだ」

そういって目線を滑り台の方にやると鈴の音が聞こえた。
ちりん ちりん
透明な透けている行列。
赤い大きな傘の中には、白無垢を着たふっさりとした尻尾が後ろから出ている何か。
花婿さんも、はかまの間からふっさりと立派な尻尾が出ている。
どうみても、狐だ。
顔は傘に隠れて見えない。
一歩ずつゆっくりと歩く行列。
鈴の音がだんだん大きくなり、音も増えていく。
日差しがスポットライトのように新郎新婦を照らし、雨が花吹雪のように光り輝いている。

私は、一言、心から思ったことを言った。

「結婚、おめでとう!!」

すると、行列が足を止めゆっくりと新郎新婦がこちらを向いた。
そして、深々と一礼した。
すると雨ががり彼らはその雨と共に溶けるように姿を消した。

次の日、お祝いを持っていこうと稲荷寿司を作って公園に行ったが
都合よく天気雨など来るはずもない。
公園の滑り台のところにおいて私は帰ろうと公園を出たとき鈴の音がした。

すると、昨日の行列の一番前にいた小さな子狐さんが稲荷寿司を持って
私にバイバイというように尻尾を振って消えていった。

私がお化けになったばかりだから、見えた行列なのかもしれないけれど。
08:18  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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特別な力がもたらすもの

2009.05.27 (Wed)

生まれた時、誰もがこの姿を見て悲鳴を上げたというのはいつも聞かされている話だ。
だが、そんなこの娘が言葉を話し始めた頃その変化は訪れた。
「お姉さま、いつ、ここ、怪我したの?」
妹が言う言葉に姉は妹の指差した腕の部分を見たが何も怪我など無かった。
「・・・怪我なんてない・・・けど」
怪訝な顔をした姉は、妹の顔を見てしまった。
姉は急いで目を逸らし妹の側を離れた。
「お姉さま・・・そっちに行ったら怪我するのに」
そういった妹の言葉に足を止めた。
姉は妹の方を振り返った。
だが、後ずさりし妹からゆっくりと離れようとした。
「駄目。お姉さま、もう、手がなくなっちゃった」
「何を言っているの」
姉は次の日、妹が行くなと言った方向へ出かけることとなる。
姉は昨日妹が言ったたわ言など忘れていた。
しかし、姉が出かけて一刻ほどした頃慌てて駆け込んできた医師の助手が叫んだのだ。
「腕が!かほちゃんの腕が!」
息を切らせて走ってきた助手はそれだけを言って玄関先に出てきたその家の主人の手を掴み、走り出した。
「どうしたと言うんだ!」
その家の主人を医師の家に連れて行き、かほが治療を受けている様を主人に見せた。
「こっこれは・・・!」
かほの腕は引きちぎられており、そのちぎられてた腕には妹の手の後が残っていた。
「どういうことだ・・・」
「崖から落ちたんです。けれど、かほちゃんの腕が崖の途中にある木に引っかかって・・・」
「そんな崖に、末の娘がいたというのか?!」
「いえ、突然手だけが出てきたんです」
「なんだと?」
主人は眉を吊り上げて医師を睨んだ。
「お父様、本当の話よ。あの子の手だけが突然私の手を掴んだの。もし、掴んでくれなかったら私は上げから落ちて谷に流されてた。ものすごい力で掴み挙げられて手が千切れたの」
医師はおびえながらも姉の言葉に続けて声を発した。
「あの時、谷に落ちていれば確実に死んでいました。手の切断も大変な怪我ですがうまく切れているので治療も早く出来、また、とても考えられない力で一気に止血をしたようです。そのため、生きている奇跡が起きたのです」
「・・・あの娘が助けたとでも言うのか」
主人は信じられなかった。
自分の娘だが、化け物のような姿形をした娘。
誰一人としてその姿を見せまいと地下牢に閉じ込めて育てた。
何に憑かれているのかと心配した主人は子孫のことを考え、必死になって術師などを探し回った。
だが、どんなに有名な術師でもその娘の姿を見るや否や腰を抜かし逃げ帰ってしまったのだ。
「・・・昨日、あの子が地下牢から出てきて私に言ったの。いつ怪我したのって。この部分を指差して」
「怪我をすることを知っていたとでも言うのか」
「そうじゃないかしら・・・。そっちに言っちゃだめとか・・そういうことも言ってたもの」
「まさか・・・」

瞬く間にこの話は広がり、あの家にいる化け物の娘は先が見えて災厄を取り除いてくれるそうだと村の人間の話題となった。
その話題は、村に商売に来ている他の村に住む住人の耳にも入り
かなり遠くの村まで化け物の娘として話は広がったが
何故、化け物の娘なのかと言う詳細は皆の憶測が飛び交い
嘘か真かわからない姿が絵にかかれた。

家の主人はこの状況に青ざめていた。
村の中でもあまりいい暮らしをしている家ではない。
家に娘がいるのも二人人だとまわりに言ってきたが、地下牢で育ててきた。
このままでは村八分になり、仕事も失いかねない。
ただでさえ昔から噂があった。
そう、末の娘を取り上げた産婆が話したのだ。
「あんな化け物みたことがない」と。
それを否定し、そんな娘は生まれていないと言い続けやっと収まったと思った時期に
この消しようが無い噂の広がり。
この先どうやって生きていくかと頭を抱えていた主人の元に意外な人間が尋ねてきた。

「化け物・・・といわれているようですが、なんでもいい。お願いがあるのですが」
目の前の風呂敷から現れたのはその家にとってはとんでもない大金だった。
主人は目を丸くし、そのお金を持ってきた人物を見た。
ここで娘の存在を否定してはこのお金は手に入らない。
しかし、これがどこかの村の娘の存在の真偽を確かめるための演技かもしれない。
その二つの疑問が頭の中を走ったが、目の前にあるお金に手が伸びた。

「娘がいることは、どうか内密にお願いします」
そういうと主人は客人を地下牢へ案内した。
真夜中の月明かりに照らされた娘がこちらを振り向いたとき
客人の一人が悲鳴を上げて腰を抜かした。
もう一人の客人は、興味津々と言った表情だ。

「お願いがあるんだ・・・」

客人は地下牢に近づき娘の顔を見た。
娘は客人の後ろにいる父親の顔を見てこう話した。
「どうして、お姉さまを殺そうとしたの?」
客人はその言葉を聞いて地下牢に近づき娘を顔を見てここに来た目的を話した。
「君にはわかるんだね?この男が何をしてきたのか」
「うん。あなたがお父様を殺すこともわかってる」

主人は娘の言葉を聞いて逃げ出そうと走り出した。
だが、客人が追いかけ誰にも存在の知られない地下牢で息絶えた。

「何故、君が化け物だなんていわれるのかわからない」
「私が化け物に見える人はその人自身が化け物なの」
「僕には君が普通の女の子にしか見えないよ」
「私のできることはその人の心の中を私自身に映して見せることだけだよ」
「本当に、それだけかい?」
「あなたほどの力は無いわ」
07:40  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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言葉に惑わされるな

2009.05.26 (Tue)

おかしな話じゃないか。
そんな言葉、知ってたけど。
だって、アニメのタイトルだったから。
それが慣用句だってことも知ってたよ。
だけどね、私はね文字を見て意味を理解していたのよ。
文字通り理解していた。
そんなに言語に詳しいわけじゃないけど、日本語ほどややこしいのってないと思うのね。
ひらがなにカタカナ、そして漢字。
漢字なんてひとつの文字で意味を持つでしょ?
読み方だって音読みだったり訓読みだったり変化するのよ。
例えば「無」って書くじゃない?
そうしたら、「む」って読む人もいれば「なし」って言っちゃう人もいるわけよ。
読み方が正しいといえば「む」でしょうけれど、意味は「なし」でも通じるじゃない?
送り仮名をつければ「なし」になるんだもの。
たった一つの文字で意味までもつのよ。
それが、今度は熟語やら慣用句やらになってくるとややこしいことこの上ないと思うのね。
えぇ、勉強不足だといわれればそれまでよ。
この言葉を作った人に文句を言ったってしょうがないし
言いたい気持ちは積もり積もってはちきれそうなほどあるわ。
でも誰にぶつけて言いかなんて知らないもの。
誰がどこでこんな言葉を作ったかなんて知らないし。
造語なんて日々増えている。
それが、いつのまにか常用になって慣用句に変化するかもしれない。
なんてややこしい言語かしら。

たった一つの慣用句で私は間違っていると思ったの。

「天地無用」

天地が無用なんでしょ?
つまり、天地を気にしなくていいってことよね?
天地が無用=むようとはいらないことという意味なんだもの。

なのに!
なのに!!
なのに!!!

「天地無用って・・・意味ないよね」
「そうですね」
「別に張る必要ないよねこんなの」
「そうですね、別に天地を気にする必要がないなら何でわざわざ張るんでしょうね」
「ん?いや、天地無用は天地を気にしてくれって意味だよ」
「は?だって、無用なんでしょ?」
「まっまぁね、でも意味は天地を気にしなさいってことなんだってば」
「おかしいじゃないですか!」
「あはは・・・まぁ、字だけ見たらそうだね」

言葉がもつ意味は、字と関係があるとは限らない。
勘違いを学んだ日だったが納得のいかない私である。
08:05  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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砂時計

2009.05.25 (Mon)

このお話は中学校二年生のときに友人が書いた作品で
とても好きな話で印象深いため掲載いたします。
とはいえ、完全にうろ覚えです。
原作者がいる作品であるということ記します。
************************************************************

連休に女友達三人で旅行に出かけた。
随分と田舎にある知る人ぞ知るというようなビーチに。
とても綺麗な海で、人も殆どいなくてとても綺麗だった。
一日中、海で遊んだ後、旅館まで裸足で夕日を写す海を見ながら歩いた。
行きがけには気づかなかった小さな骨董屋があり
外から中を覗いたとき、それが目に入った。
気になって立ち止まり私はそれを見つめた。
「綺麗・・・」
三十センチはあろう大きな砂時計。
砂の色は虹色をしており、一度だけ願いをかなえることが出来ると書いてあった。
いつからここに置かれているのかわからないほどほこりをかぶっていたが
願いをかなえることが出来るという言葉とその砂時計の魅力に惹かれた。
「え?まさか、買う気?こんな大きいの」
一緒にいた友人二人は驚いていた。
「だって、すっごく気に入ったんだもん」
私たちの会話を聞いて、置くからお婆さんが出てきた。
お婆さんは私を見るなり砂時計を気に入っていることを見抜いたようだ。
「それはやめておきなさい」
理由がわからず私は怪訝な顔をした。
「売り物じゃないんですか?」
「売り物じゃよ。でも、やめておいたほうがいい」
何故、やめろというのに売ってあるのか。
売りたくないのならば倉庫にでもしまって置けばいいのにと思った。
頑なにやめろといわれると買いたくなる気持ちが余計に強くなり
「買います!ください!」
そういって私は、大きな砂時計を抱えて旅館に戻った。
「信じられない!こんな大きな砂時計、買うなんて」
呆れた顔をした二人を尻目に私はとても満足だった。
温泉から上がった後、私はさっそく砂時計についていた説明書を見た。
「願い事を書いた紙を下に敷いて、砂時計を反対にする。砂が落ち終わる間に願いがかなえられる」
まじめに読んでいる私を見て、友人二人は笑いながら「やめときなよ、そんな真剣に」と笑っていた。
「それで、一回しか願い事がかなえられないのかな」
紙とペンを用意して願い事を考えた。
「そうだ!」
私は、連絡の取れなくなった高杉君のことを思い出した。
ちょっと好きで気になってたんだけれど最近連絡が取れないのだ。
「高杉君に会えますように」
私はそう紙に書いて砂時計の下に敷いてひっくり返した。
「え?!ちょっ、ちょっと待って!」
突然、一人の友人が慌てて私を止めようとしたがもう遅かった。
砂は落ち始めた。
「あんた、知らないの?」
「何が?」
突然、ノックがした。
「嘘だよ・・・」
友人は青ざめている。
「嘘!本当に会いに来てくれたの?!嬉しい!」
私は急いで立ち上がってドアを開けようとした。
「だめ!!だめ!やめて!」
友人たちは私を必死に止める。
「何よ、どうしたの?高杉君が来てくれたんだよ?」
「来るわけないじゃない!高杉は先週事故で死んだんだよ!」
「・・・は?」

コンコン

ノックの音が静まり返った部屋に響いた。

「俺、高杉だよ。会いたいって俺も思ってた。開けてくれ」
私は、ゆっくりとドアの鍵を開けドアノブを回した。
そこには、確かに高杉君が立っていた。
「ごめん。連絡できなくて」
「知らなかった・・・」
「うん、バイクで事故って・・・」
「なんで、私だけ知らなかったの・・?」
「見せたくなかった、こんな姿。でも、会いたかった」
彼の体は傷だらけで、顔は青く、死人の顔。
でも、高杉君だ。
私は彼を抱きしめ彼が消えるまでずっと触れていた。
消えた後、涙が止まらず私はただ泣き続けた。
砂時計の砂の最後の一粒が落ちたとき、それは始まった。
「何、なによ・・・これ?!」
手がどんどん皺だらけになっていく。
「嫌っ!ちょっと、何?これ!」
どんどん、顔も背中も曲がっておばあさんになっていく。
「いやぁっ!」
友人達が悲鳴と共に消えたとき私は完全にお婆さんになっていた。
震える手で砂時計の説明書を見た。
見ていなかった最後のページに書いてあった。

願いが叶い終えた後、時間を吸い取り願いを叶えた人間は老婆になる。
この砂時計が人手に渡り、その人間が願いを叶えない限り死ぬことは出来ない。

私は砂時計を持って旅館を出て、購入したおばあさんの店に行った。
裏口が開いており部屋に入るとお婆さんが干からびたミイラのようになって死んでいた。
彼女の日記を見つけ最初のページを見るとなんと100年以上前から続いていた。
以来、彼女は同じ思いをさせたくないと考え死ぬことを諦め砂時計をここで守り続けた。
私はこの店に住むことに決め、おばあさんと同じように時計を元の位置に置いた。
いつ、私が死ぬのかというのはこの砂時計が決めること。
そしてこの砂時計が人手に渡った後願いをかなえれば私は死ぬ。
そんな恐怖をこのお婆さんはずっとずっと耐えてきた。
私は気が狂いそうだった。
次の日の夕方、店を開けると若かった私と同じくらいの女の子が尋ねてきた。
「お婆さん、これいくら?」
07:40  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(9)

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2009.05.24 (Sun)

箱の中には何があるのだろう

目の前にある無数の箱

いくら開けても 出てくるものは問題ばかり

いくら開けても 答えが出てくることが無い

答えにたどり着いたと箱の底に手を伸ばしても

底が見えているような気がしているだけ

実際は 底など存在しない

そう 見えていないほど 底は深い

見つけられないまま

答えを保留して

次の箱を開けてしまう

螺旋階段の始まり

開けたら飛び出す問題を押し込めるためにまた閉じる

一段上がって

答えがあるのかもしれないと 期待と希望で箱の蓋に手を伸ばす

けれど 答えが見つかる前に蓋を閉じてしまう

また 一段登って

次の箱がどこにあるかを 探しているんだ

探すだけ 見つからない

どれだけ 見回しても 箱しかない

開ければ増える問題だと わかっているのにもかかわらず

たった一つの問題をクリアにするために

問題を抱えながら 問題を解決する

けれど 解決したと期待しているだけであり

解決したなどと誰もが感じていない

もちろん 箱を開ける人たちも

永遠に 鎖に繋がれた 心

解かれる日は あるのだろうか 次の箱に
08:00  |   |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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ありえないを歌う女

2009.05.23 (Sat)

「お前がここを出られることなんて不可能な話だ」
「なんだよ、それ」
「歌くらい知っているだろう」
「いつも花魁が歌ってるあの歌?」
「そうだ」
「どうしてあんたはここにいるんだ?男なのに」
「俺は女郎の子供だ」
「女郎が子供を産んだらどうなるんだ?」
「女なら女郎になる。男ならここの女郎の世話をする」
「あんたも同じじゃないか」
「そうだ」

私の親は金を借りるために私を産んだという。
早く金が欲しいからと私をこの店に売り飛ばした。
七つになった時に私はこの店に来て女というものの存在を理解した。
男と混ざり合う女の姿。
あの目は忘れない。
欲望しかない目をする男達。
うまそうな飯でも見るかのように、女を見て、食べつくす。
伏せて動かなくなるまで、女を食べつくす。

「かーごーめ かーごーめ」 (籠女 籠女)

また、始まった。
花魁はいつも泣いている。
花魁という一番上にいるのにそんな花魁でさえも泣くことがあるんだとはじめて見たときは驚いた。

「かーごのなーかの とーりーは」 (籠の中の鳥は)

花魁はこの歌が好きだという。
女郎屋にいる女たちにとって絶望しかない歌なのに。

「いーつ いーつ でーやーる」 (何時 何時 出やる)

出られることなんて。

「よーあーけーの ばーんに」 (夜明けの晩に)

夜明けに晩なんて無い。

「つーるとかーめがすーべった」 (鶴と亀が滑った)

鶴と亀がすべることなんて無い。

「うしろのしょーめん だーぁれ」 (後ろの正面 誰?)

後ろに正面なんて無い。

十六になってはじめて客の相手をした。
私は女となって、男に食われる毎日を死ぬまで送る。
死んだところで投げ込み寺に捨てられるだけだ。
足抜けした女が殺されるのも何度も見た。
病気になって死んでいく女郎も何人も見た。

私に明日など無い。

生きるために男に食われる。
生きるために親から生まれ親に食われた。
生きるために体を捨てるんだ。

惚れても男は女郎を女としてみていない。
口だけの愛と見せかけの好きで数時間の餌となる。

病気を貰っちまえば後は死ぬのを待つだけだ。
飯だってもらえなくなる。
稼げない奴に飯なんか食わしてもらえない。

それが、体を売るってことなんだ。
体を売って食われるってことなんだ。

籠の中の鳥は籠の中で死ぬんだ。
出ることなんて許されない。
出ることなんてありえない。
女郎の生きる世界は、壁の中だけ。
壁の外は女郎にとって存在しないものなんだよ。
魂も心もあったって邪魔なだけだ。
餌に必要なんてない。
売れる体なんざ、餌に過ぎないんだよ。
女じゃない。
道具でもない。
男の欲を満たす餌なんだ。

そんなものに、なりたいのか?

女郎達はどれほどの涙を流し命をかけ足抜けしたいと願い祈っていたというのに。
自ら女郎になろうと足を踏み入れるなんざ、理解できないよ。
07:43  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

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聞こえない着信音

2009.05.22 (Fri)

「もしもし」
聞き慣れない着信音がなり続けその音を発しているのが
自分の携帯電話だと気づいたのは、音がかなりなり続けた後だった。
「もしもし?」
通話ボタンを押し会話を始めても何も返答が無い。
画面を見て通話中か確認すると通話中となっている。
おかしい。
いたずら電話だろうか?
「どちら様ですか?」
そう聞いたところ、プツっと切れてしまった。
なんだろう?間違い電話だろうか。
着信履歴を見ると通知不可能と書いてある。
なんだろう?
こんな表示初めて見た。

風呂からあがり寝ようかとベッドの横にあるサイドテーブルの上に携帯電話を置いて電気を消す。
また、あの着信音。
この音に設定などした記憶はないのでデフォルトなんだろうけれど
なんともいえない耳障りな音だ。

「もしもし?」
またもや、無言である。
「あの、さっきの人ですか?何か御用ですか?」
無反応。
溜息をついて私は話し続けた。
「私が誰だか知ってるんですか?」
「しらないのかな?」
「まぁ、いいか。何の目的でかけてるんだろう?声が聞きたいとかそういう話?」
少し、真をおいて反応を待つ。
無し。
「まぁいいか。あなたから掛かってきたこの電話の着信音が聞いたことない音でびっくりしたの」
「私が設定したわけじゃないの。何かしらね?元々こんな音だったのかしら」
「ちょっと、耳障りで耳の奥が痛く感じる」
「わかる?」
「でね、自分の携帯が鳴ってるんだって随分気づかなかったの。だから最初かなり長い間出なかった」
「自分の携帯だってわかったときは本当にびっくりしたよ」
「出たってあなたは話してくれない。なのにかけてくる。意味わかんない」
「もう寝るから。明日仕事だし、かけないで」
一方的に切った。

朝、朝食を食べているとまたあの着信音が鳴った。
だが自分の携帯電話からではなかった。
誰のだ?と音のするほうを見るとそこには母の携帯電話が置いてあった。

「お母さん、携帯鳴ってる」
「・・・?鳴ってないよ」
「鳴ってるって。早く出て。その音、耳が痛い」
母は二つ折りの携帯電話を開き画面を私に見せた。
何もない壁紙がそこに在る。
着信中という表示もない。
「え?」
だが、音は鳴り続けている。
私は、母から携帯電話を受け取り通話ボタンを押してみた。

私は相手の声を待った。
「もしもし?」
声が聞こえた。
「あの、さっきの人ですか?何か御用ですか?」
・・・え?
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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鎖になる言葉

2009.05.21 (Thu)

「なんだか、か弱そうだよね」
「力なさそう」
「すぐ病気とかになりそう」

言われ続ける言葉に私は笑いながらただ過ぎ去るのを待つ。
そして、思う。
私にはそういう印象があり「弱い」というイメージが定着するような何かを出しているのだろうと。

事実、風邪引きやすいため予防でマスクをする。
その予防をしている時点で私についたレッテルが証明されたことになるらしい。
休まないように、自分なりの体調管理をしていてもそれ自体が「弱さ」を主張しているようだ。

「大丈夫?風邪?まだ治らないの?」
「ううん、予防だから。大丈夫よ」

このやり取りを何度繰り返しただろう。

久しぶりに会う人も口をそろえて言う。
「体、大丈夫?元気なの?」
それが、当たり前になってきた頃、気がついた。

本当に弱くなってきたなと。

他人から指摘されることで自分の中にある不安が確定要素に変化する。
確定要素に変化すればそれが暗示となって「私は弱いんだ」と言葉になる。
それがきっかけとなり用心しようと心がけるが、用心すればするほど
「そこまでしなければ風邪ひくのか?」という疑問符が生まれる。
そこでまた新たに「風邪ひいているのか」と言われる。
「予防だ」と言ってもそれが受け入れられることはあまり無い。

言葉の壁が薄くなってきた頃、変化が訪れる。

「また、風邪?」
呆れた言葉に変化する。
それは私自身を出られない迷路に突き落とす言葉だ。
「いや、気をつけているだけ」

人一倍、気をつけているつもりだ。
夜遊びもしなければ、風邪をひかないように手洗いうがいもしている。
のどの調子が少しでもおかしければマスクをしてガード。
冷房などの冷えで体調を壊さぬようにひざ掛けにカーディガンを準備。
家に帰っても疲れが強ければ体を休めることに専念し、帰宅後の自由時間はない。

だが、どうしようもなく熱を出して休むこともある。

体調管理の努力を口にし主張することは無い。
「弱い」というイメージが一度休めば「弱さ」を強調する。
それが、風邪でも「普通の人」とは随分と温度差を感じる。

一生忘れないだろう。
私は、言葉を失い何もいえなかった。
休んでも次の日は何とか起き上がり、点滴を打った後に仕事に行った。
仕事が終わる時間帯になった時、もうすぐ終わりだという思いでふぅと大きな溜息をついた。
すると、横にいた上司が発した一言。
私がどのような状況でどういった事態になっていてどういう体調の苦しみと
戦っているかを知っている人。

その人が睨み付けながらトーンの低い声で言った。

「また休む気?」

急ぎの仕事があったわけではない。
だが、休んでばかりではだめだ、頑張ろう。と必死の思いで職場に行き仕事をした。
しかし、必死にやっても私がやることは報われないものだとその時、心底感じた。
必死にやっている姿を一番見てわかっている近くの人間から言われた。

それは、自分が何をしても無駄なんだと決定付ける鎖になった。

以来、やる気など、どこにも無かった。

人が変わっても、この言葉はずっと残っている。
私に纏わりつき何もかも全てを奪い去った。
そして、私についているイメージは誰が見ても「予防」をしているだけで
「ひ弱」「か弱い」と言う言葉が口をついたように出てくる。
悪気は無いだろうが「弱そうだもん」と軽く言われるその言葉がどれほど重たいものか
知らないのだろうと思う。

言われる度、鎖は増えていき身動きが取れなくなり、口を閉ざすことになる。

口を閉ざし、心を閉ざし、仮面をかぶって笑っている。
言われたことに反応するだけ。
笑って相手に合わせて何を言って欲しいのかを推測して答える。
「弱い」と言われれば「うん」と答えたほうがすぐ済む。
それを否定すればするほど、「でも、風邪引きやすいでしょ?」「でも、マスクしてるじゃない」と
私が「弱い」を肯定するまで続けられれる。

鎖で締め上げられる。

肉が裂けるまで、私を、縛り上げるんだ。

誰一人、鎖を取ってくれる言葉をくれる人は、いない。

弱い人間は役立たずと思われているのだろう。
弱いということで弱い人間がいるから安心だと思えるのだろうか。
好きでこんな体になったわけじゃない。
遊びたいし、夜更かしだってしてみたい。
出来るならしたい。
けれど、体調管理を人よりしなければならない現実があり
それをしていることで「弱い」と言われる。

しなければならない体ということ。
それが、弱さだと言われるのなら、「弱さ」を改善しようとすることを邪魔しないでくれ。

言葉の鎖で締め上げられ、息ができなくなる。
自分が保てなくなる。
もう、どこにも逃げ場が無いほど追い詰められているんだ。

「どうして、そんなに風邪引くの?」

そんなの、私が聞きたい。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(10)

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童話をぶち壊したバトン

2009.05.21 (Thu)

面白かった。
童話なのにぶち壊してみました。
あっはっはっは

つか、寝ろよって感じですね・・・
規格が思いついちゃってさぁ・・・応募締め切りは8月末なんだけど
その企画書作ってたらとまんなくって・・・

童話の世界、聞かせてくれる?バトン

Q1 白兎を追いかけて
A1 黒兎を見つけたから一緒に捕まえようと思ったけど二匹とも見失った。
Q2 真っ赤な林檎を一口齧る
A2 でも、その前にウサギさんリンゴにしてからね。
Q3 貴方が別の人ならば
A3 多分、他の男を選んでます。
Q4 眠る 眠る 茨の森で
A4 傷だらけになるから迎えに行かないや
Q5 意思に背いて 身体は動く 赤い靴の 進む方向
A5 私は魔女に操られた操り人形
Q6 泡になっても忘れない
A6 シャボン玉になっても、私はあなたを見ています
Q7 靴を落とすわ だからお願い
A7 拾ってもってこい!ポチ!
Q8 嗚呼 僕など生まれなければ良かったのに
A8 後は、僕自身が決めること
Q9 君に釣り合う人間になれたのならば
A9 君に復讐ができるようになったということだ!!
07:07  |  作者の言葉  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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冗談と本気の境目で

2009.05.20 (Wed)

些細なことというのが、大きな物事に発展してしまったなどという話は
どこにでもある日常的な大失敗や大事件の始まり。
その序章はいつでも起きる可能性があり、大抵そういうことは後々になって
あのことが無ければなどと、些細なことに対するやりきれない後悔が押し寄せている。
そういう場合、最悪の結末を迎えている状況である。
なんてことを暢気に考えている場合ではないわけだ。
私はその真っ只中にいて、どうにかしなければ私の人生は終わりを告げる。
なんだっけ?
自分で蒔いた種は自分で片を付けろだっけ。
そういう言葉あるわよね?
違う言葉だったとしても意味は同じ。
言いたいことは伝わるわ。
そう、こともあろうにこの問題は私が自分で蒔いた種。
けれど、その種がこんな実をつけるとは思いもせず敢えて例えるなら
種を蒔こうかなと思っただけで実際に蒔くつもりは無かったのに
何時の間にやら大輪の花を咲かせたようなものだと思うわ。
じゃなきゃ、ここに今私はいない。

そう、最初ってのは本当に気がつかないものだった。
というか、そんな風に思われるなんて考えても無かった。
単なるストラップ。
それももらい物。
それを上司の机の上においてあったネックホルダーに付けたの。
単なるイタズラ。
だって、女性向けのキラキラしたものだったのよ。
そのストラップは女性社員はみんな貰ってたのね。
いらなーいって言った人から貰って上司にイタズラしたのよ。

たった、それだけのことだった。

その後、彼の態度に変化が起きていることを私は気づかず回りは気づいていた。
私にはその態度の変化が謎と疑問の嵐だった。
ひょんなきっかけで、上司の奇怪な行動について話をしたとき
それを聞いていた回りは皆、統一した見解を出した。
「それって、気があるって思われてるんじゃない?」
飲んでいたコーヒーをぶちまけるかと思うほど、青天の霹靂を実感した。
その雷に感電したのはその一時間後の話。

エレベーターに乗って退社しようとした時、駆け込んで乗ってきた。
そう、上司の彼が。
二人きりになってしまったこの狭い空間と十三階という階数の多さに
最大限の不服を感じたのは言うまでもない。
微妙な距離感が二人を圧迫しているように感じる。
エレベーターがゆっくりと降下をし始めたとき彼が口を開いた。
「彼氏とかいるの?」
その言葉に私は頭のてっぺんから指の先まで色々な考えがすり抜けていった。
なんと答えるべきか。
何を聞きたいのか。
何を考えているんだ。
考えがすり抜けていくだけでとどまる答えは無かった。
黙っていたら彼は私の前に立ち向かい合って目を見て少しかがんだ。
もう、顔が目の前にある。

違う

それが、私の全てを支配した答えとなった。
エレベーターが一階に降りドアが開いたとき
横たわる死体とその横で震えながら座っている私の姿が発見された。
十三階から一階に降りる間に起きた狭い空間での出来事。
それは、私と彼しか知らない。
ただ、その場を見た人たちはこう証言した。
「服を着ていない女性が血だらけになっていた」と。

つまり、第三者はこう解釈したのだ。
彼が私に対し性的な何かをしようとしてそれに抵抗した私。
抵抗に使用したバックの金具で運悪く彼は首を切って死んだのだろうというものだった。

彼は私の顔に自分顔を近づけてこう言ったの。
「ごめん、俺、君には興味ない」
でもその時の顔が、私には裏腹のことを言っているように聞こえたの。
にやけてふっと笑った顔。
彼は嘘をついていると確信したの。
確信した瞬間、彼は興味ないといったのに私の上着に触ったの。
だから、バッグで何度も何度も叩いた。
怖くて、この狭い空間の中で、必死だった。
彼が動かなくなった後、彼の血がついている服を着ているのが嫌で
脱ごうとした時、気づいた。

上着のボタンが掛け違っていたことに。
07:48  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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stray cat

2009.05.19 (Tue)

「きっとこんな気分なんだろうな」
ジュリスは酒に少し酔って泣きながらピンヒールの先でコツコツと音を鳴らしながら
セメントの上を歩いている。
「どんな気分」
ジュリスのつぶやいた一言を聞いていた男が倉庫の前にある階段に座っている。
無造作に伸びた髪に無精ひげを生やし服も綺麗とはいえない格好だ。
男は片手に酒の入ったビンを持っておりそのまま口をつけ飲んだ。
「捨てられたって気分」
ジュリスはこんな男にと思いながらも正直に答えた。
男の顔に表情はなくジュリスの言葉を聞いている。
「笑ったらぁ?私みたいなcall girlが本気で人を愛することなんてないって何度も言われたわ」
ジュリスは小さな鞄を振り回しながら大声で男に向かって叫んだ。
「でもね!私だって心はあるの!愛したいのよ!たった一人の人を!愛して心から信じたかった!」
ジュリスは男に鞄を投げつけた。
男は鞄を手で受け止めたが、中身はバラバラになって落ちた。
「20ドルがお前の値段か」
「そうよ!私は、たった20ドルしか価値がない女なのよ」
ジュリスは男の目の前に座ってすすり泣いている。
男がジュリスの鞄から落ちた20ドルを拾ってジュリスの耳元で囁いた。
「俺がお前を心から愛するように努力しよう」
そういってジュリスの手に20ドルを握り締めさせた。
ジュリスは男の顔が自分の耳元から離れ、目が会うところまでの距離になった時
噴出したように笑った。
「好きにすれば」
泣きながらジュリスは笑い続けた。
男は立ち上がりジュリスの手を掴んで歩き出した。
ジュリスは鞄から落とした電話だけを拾った。
「名前は?」
「ジュリス」
「本当の名前は?」
「知らない」
「何故?」
「親なんて会ったことないから」
「そうか」
ジュリスと男は一時間も歩いた。
ピンヒールのジュリスは歩き出してすぐに靴を脱ぎ手に持って歩いている。
「ここは何?」
「俺の家」
「は?」
男がジュリスをつれてきた場所は動物病院だった。
男は玄関の鍵を開け中に入る。
中では怪我をした動物達がスヤスヤと眠っている。
玄関を開けた音で一匹の犬が男に駆け寄ってジャンプした。
男はその犬を抱きしめて頭を撫でてやっている。
犬はとても嬉しそうにしっぽを振り続けまるで「おかえり」といっているようにジュリスには見えた。
「あなたにはこんなに沢山家族がいるのね」
怪我をして寝ている猫に近づき触った。
すると、猫は毛を立てて怒りジュリスの手を思い切り引っかいた。
「やっぱり、私は嫌い?あなたと違って私は野良猫だもの」
「なら、お前と同じだ」
男は抱いていた犬をおろし救急箱を持ってジュリスの手を掴んで診察台の電気をつけた。
怪我をじっと見た後、ジュリスの目を見ていった。
「あいつも、野良猫だ。人間に捨てられた猫だ。人間なんかぶっ殺したいほど嫌いだろうな」
「私はあのこと同じじゃないの?」
「お前は人間だ。どんなことをしても猫になれない。あいつも人間にはなれない」
「捨てられたことは同じじゃない」
男が消毒液を取り出しジュリスの手に付け始める。
傷に沁みてジュリスが手を引っ込めようとすると男は力いっぱいジュリスの手を握り
そのまま治療を続けた。
「人間社会に生きている動物達の立場は低い。死のうが誰も気に留めない。何もしない。人間はどうだ?どんなに捨てられた人間でも死んでいれば誰かが弔い墓でもなんでもつっこんでくれる」
「そんなの嬉しくないわ」
「腐って骨になるまで地にほったらかされることもない。永遠の一人を味わうことになるんだ」
「だから動物病院の先生をしてるの?」
「助けられる範囲、全部助けたい。それだけだ」
ジュリスの手には男の手形が大きくくっきりとつくほど握られていた。
治療が終わったがジュリスは懲りずに猫に近づいた。
「ごめんね、猫ちゃん。私、あなたのことかわいいなって思っただけ。それだけよ。怖がらせてごめんね」
猫はさっきと同じように威嚇して爪を出し今にも飛び掛ろうとしている。
「それ以上近づくと、もうここでは治療できないほどやられるぞ」
「それでこの子の気が済むなら別にいいわ」
「なら、その前にこっちに来い」
男はジュリスが握ってぐしゃぐしゃになっている20ドルを指差した。
「・・・わかった」

朝、ジュリスが起きると男が横で寝ていた。
ジュリスはそっと起きてシャワーを浴び部屋を出て行こうとした。
昨日ジュリスを引っかいた猫がじっと見ている。
「そんなに、怒らないで」
ジュリスはドアノブに手を置いたまま猫に話した。
猫はゆっくりと寝ていた箱から出てきてジュリスの足元に纏わりつくように尻尾をくねらせながら、スリスリと足に絡み付いてくる。
「やだ、どうしたの?」
のどを鳴らしながら猫はジュリスをじっと見る。
昨日引っ掻かれたばかりという気持ちがあるため躊躇したが、そっと体をなでてみると猫は気持ちよさそうに寝転がりもっと撫でてくれと言っているようだ。
「なんだ、怒ってるわけじゃなかったんだ」

「手を洗って来い、飯を作った」
突然、男の声がしてジュリスは体をビクつかせた。
「いいわ、もう出て行くから」
「出て行く必要はない」
「どうして?」
「その猫はお前を気に入ったようだ。お前が捨てるのか?捨てられた辛い気持ちを知っているのなら責任を取れ」
「責任って・・・」
「ここに住めばいい。そうすれば、お前はその猫を捨てずに一緒に暮らすことが出来る」
「その間、私はあなたに買われるってこと?」
「金がないんだ、買うつもりはない。だが、俺はお前が好きだ」
「勝手な人ね」
ジュリスは笑って足元で寝転がっている猫を抱き部屋に戻った。
「何、これは」
ジュリスの首に男は鈴のついた首輪をつけた。
「指輪を買ってあげられる余裕はないんだ」
男は微笑んでジュリスに口付けした。
ジュリスもにっこりと微笑んでその場でくるりとひとまわりしてポーズを決めて見せた。
「飼い猫になった気分は?」
笑いながらそういった男はジュリスが結んでいた髪飾りを取り
無造作に自分の髪を纏め上げ白衣を着て動物達の治療をはじめた。
その男の無防備な後姿にジュリスは銃口を向けた。
ジュリスが引き金に指をいれ息を吐いたところで一発の銃声が響いた。
崩れ落ちるように倒れる音がする。

「人間の野良猫ほど太刀の悪いものはいないな」
男の持っていた動物用の麻酔銃で撃たれたジュリスはぼんやりとする意識の中で
男に微笑んで言った。
「信用するのが・・・怖い・・・」
瞼が重くなるのを感じながら、涙で視界が歪む。
「今すぐ信用しろと言うのは難しいだろうが、それでも俺はお前を愛したい。愛している」
「・・・そんなの、どうやって信じる・・・の・・・よ」
ジュリスが目を閉じ力をなくした体になって眠った。
男は抱え上げベッドに運びジュリスの頭を撫で、頬にキスをした。
「信じて欲しいなら、まず相手を信じることが必要だ。ジュリス、君を愛している」
ジュリスがいつも立って男を誘う場所が男の病院からは見えていた。
そのジュリスがいつも泣いて帰ってくる姿を見ていた。
男はやっと救えるかもしれないと、昨夜の出会いに神に感謝していた。
「俺らしくも無いか・・神に感謝なんて」
心配そうに怪我をしている猫がジュリスの枕元に飛び乗り丸まって寝ている。
「見ててくれ」
男は猫にそういって、治療室に戻った。
07:38  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(10)

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乗り合わせた人々

2009.05.18 (Mon)

ポーンという音と共にドアが閉まる。
二十人乗れるエレベーターがゆっくりと持ち上がる。
朝、回転ドアを潜り抜け急いで駆け込むエレベーター。
六台あると言うのにもかかわらず、朝と言う時間帯は恐ろしく遅いと感じる。
駆け込む必要が無かった人。
駆け込む寸前で諦めた人。
駆け込んで無理やり乗ってきた人。
息を切らせて壁に寄りかかっている人。
それぞれ、朝の時間のためだけにこの体力を消耗しているわけだ。
その対価として給与というお金が支払われる。
そのお金とは実際は紙切れで腹も膨れなければ生活の何かに役立つわけではない。
あくまで引換券というようなものだろうか。
しかし、その引換券と命。
一体、どちらが大切だと言うのだろうか。

込んでいるエスカレーターの中で息を切らせていた人が咳き込み始めた。
随分と苦しそうだ。
かといって誰一人、声をかけるものなどいなかった。
そう、朝だから。
自分の時間を他人に譲れる余裕は無い。
ところが、その人が突然ぐらりと倒れた。
「・・・え?」
動かなくなったその人を避けるように皆立っている。
ぽーんと、音が鳴りエレベーターのドアが開いた。
すると、一番後ろにいた人が倒れていた人を跨いで降りていった。
そのままドアが閉まる。
「これだから・・・。人間って奴は!」
動き出したエレベーターの中で唯一会社員らしき格好をしていない若者が乗っていた。
若者と見える服装をしているだけで実際の年齢はわからない。
その彼がナイフを取り出し目の前にいた男を刺した。
男は刺されたことのショックで声も出ない。
ほかの乗り合わせた人々も何もしなかった。
少年の行動をとめることも無く、男は何度も何度も刺されその場に倒れた。
少年は返り血を浴び全身、男の血で濡れていた。
少年のシャツから滴る血がぽたりぽたりと床に落ちる。
ぽーんと音が鳴りドアが開く。
少年の横にいた女が何事も無かったかのように、自分が降りる階だと言うことに気がつき急いで降りそのまま会社のある方向へ向かった。
特に、警察に通報するなどそのような雰囲気は無く仕事へ向かった。
そのままドアが閉まる。
「・・・お前達、正気なのか?」
エレベーターはゆっくりと上がる。
ギシギシと音を立てながら、残された人々は自分の下りる階が来るまで降りようとしなかった。
少年は次々と降りなかった人々を刺し彼らに言った。
「ナイフ持って人を殺した俺と一緒に居て、死んだ奴が目の前に居ても、なんでエレベーターを降りないんだ?」
少年は泣きながら続けて言った。
「そんなに、会社に行くことの方が大切なのか?」
倒れてうめき声を上げる刺された人たちは、携帯電話を手に取り次々に電話をし始めた。
彼らの言葉はそれぞれだが、内容は同じものだった。
「すみません、遅れます。また・・・連絡します」
少年は最後に、全員の携帯電話を取り上げ壊した。
「自由にしてやるよ、あんたら全員」
08:05  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(11)

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寝之助のお嫁さん

2009.05.17 (Sun)

昔々あるところに、寝之助(ねのすけ)という若者がおった。
寝之助という名前は生まれて間もなく病気がちで体が弱いことがわかり
寝てばかりいるからという理由で付けられた名前である。
母親は大層、子を可愛がり愛情を注ぎ育てた。
父親は厳しく強い男に育ち跡取りとしてしっかりとしてほしいと願いがあったが
寝之助の名のごとく、まさに寝てばかりいる子供だった。
特に大病などするわけではない。
どこかが悪いというわけでもないのである。
体が弱いというだけであって、薬屋も手をこまねいておった。
何を飲ませても効果がないのである。
寝之助の家は立派な米問屋を営んでおり、村でもかなり裕福な家庭じゃった。
しかし、裕福ではあるが寝之助の名前は村中で有名でありひ弱な男だと女は笑って
井戸端会議の話題の種になっておった。
寝之助はそんな巷の評価など気にせずじっと家の中で過ごす毎日を送っていたのじゃ。

そんな寝之助が成人した年に、両親は嫁を迎えようと方々の商家の娘を探したが
寝之助の噂は思った以上に広がっており、そんなひ弱な男に嫁がせるつもりはないと
断られたそうな。

寝之助の家自体はとても裕福で嫁に出しても文句などあろうはずもないが
寝之助がひ弱ではいつまでたっても両親が後を継がせるつもりがないのでは
という噂が広がっているというのは、まったく知らなかったのじゃ。

そんな寝之助の元になんと見合いの話が舞い込んできたのじゃ。

両親は喜んだが、その見合い相手は農家の娘でとても貧しい家の者じゃった。
両親はそれを知るなり「金目当てだ」と決め付けその見合いを断ろうとしたのじゃ。
しかし、寝之助は金目当てでさえ誰も来なかった自分の嫁になりたいと申し出てくれた人に
会いたいと両親に告げ見合いの席を設けたのである。

随分と遠くの村からやってくる娘をは貧弱な娘だと想像していた両親は驚いた。
身なりは貧しいがとても美しく健康な体つきをした娘じゃった。
寝之助はとても気に入り、見合いの席で食事をしながらも話は弾み
その娘との縁談はすぐに決まった。

祝言を挙げたが、村中の人は「よくあんなひ弱な男の元に嫁いだもんだ」と噂話の種は尽きなかった。
娘の出が貧農の家ということもあり「金目当てですぐに死ぬことを考えているんだ」など祝言を挙げたばかりの夫婦に向かっていう者は多かった。
だが、嫁はまったく気にせず「私が嫁に来たのだから寝之助さんは大丈夫です」と
言い切ったのである。

その後、寝之助は子宝に恵まれ嫁が来てからというもの嫁の言うとおり
とても元気になり体つきも変わり顔色もよく、実家の跡取りとして立派に米問屋を営んでいる。

横枕(よこまくら) 寝之助の家に嫁いだ嫁の名前は「お喜代」という。
07:47  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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時間があったから・・・

2009.05.17 (Sun)

自己紹介のバトンを見つけたのでしました。
といっても、ちっとも自己紹介になってないと思ったのは誰しも思うことでしょう。
まぁ・・100って所に惹かれたけど面白くなかったな・・

自己紹介(100の質問)バトン

Q1 ハンドルネームは?
A1 日下ヒカル
Q2 名字もよければどうぞ
A2 日下
Q3 生年月日は?
A3 2月17日
Q4 ということは、今の年齢は?
A4 成人してるはずよね?
Q5 性別は?
A5 ま、これは、難しいところだね。
Q6 血液型は?
A6 AO
Q7 利き手はどっち?
A7 右手
Q8 身長は?
A8 152.5
Q9 体重は?
A9 40~43
Q10 体型はどんな感じ?
A10 普通
Q11 職業は?
A11 社会人
Q12 どこに住んでる?
A12 福岡
Q13 今までずっとそこに住んでた?
A13 うん
Q14 使用言語は?(関西弁 とか)
A14 日本語・・・ 猫語?
Q15 好きな食べ物は?
A15 玄米とこつぶっこ
Q16 苦手な食べ物は?
A16 ピーマン 苦瓜 貝全部 きくらげ ほか多数
Q17 部活は何をやってる?もしくは、何をしてた?
A17 テニス部
Q18 部活でのポジション、もしくは役割は?
A18 ダブルスの前だった。
Q19 視力は?
A19 さぁ・・・昔は、1.5と1.5だったけど
Q20 趣味は?
A20 歌うことかしら
Q21 50m走の最高タイムは?(100m走でもOK)
A21 しらん!
Q22 持久力はあるほう?
A22 ないね
Q23 論理的なほう?直感的なほう?
A23 直感!
Q24 理系?文系?
A24 どちらでもない
Q25 自慢できることは?
A25 ない
Q26 特技は何かある?
A26 ない
Q27 テレビゲームはよくやる?
A27 たまに
Q28 好きなゲームは?
A28 DDR好きだった!後はほったらかしてるけど動物の森・・もう雑草だらけだろうね・・・
Q29 テレビはよく見る?
A29 いや、貯め撮りするほう
Q30 好きなテレビ番組は?
A30 東のエデン 海外ドラマ
Q31 漫画はよく読む?
A31 うん
Q32 好きな漫画は?
A32 ハチクロ 3月のライオン
Q33 動物は好きですか?
A33 うん
Q34 犬派?猫派?
A34 にゃん
Q35 好きな性格は?
A35 良識があれば
Q36 苦手な性格は?
A36 言葉がきつい人 人のことを詮索するだけして自分のことを話さない人
Q37 パソコン暦はどれぐらい?
A37 NECPC9821から
Q38 パソコンは得意なほう?
A38 多分
Q39 今目指しているものは何?
A39 小説家
Q40 尊敬している人は?
A40 小説で飯を食える人達
Q41 涙もろいほう?
A41 うん
Q42 1日だけ何をしても許されるのなら、何をしてみたい?
A42 恨みを晴らします・・・
Q43 今、一番ほしいものは?
A43 小説家としての仕事
Q44 これはお金では買えない。と思えるものは?
A44 時間
Q45 今までで一番感動したことは?
A45 迷い猫が帰ってきたとき(保護されたの)
Q46 武勇伝はある?
A46 ない・・・とおもう。
Q47 得意なスポーツは?
A47 テニス バドミントン 卓球
Q48 人通りの多い道を歩いていると自転車に乗っているおばあさんが倒れた。どうする?
A48 助けるよ。あたりまえじゃん。
Q49 ブログをはじめたきっかけは?
A49 時間は大切にしようと思って。
Q50 今のブログは何歳?(半分まできました)
A50 8ヶ月
Q51 ブログの方針は?
A51 毎日更新
Q52 ブログをやっててよかったと思ったことは?
A52 少なくても、読んでくれる人がいるという実感があって嬉しい。交流も出来て嬉しい。
Q53 アクセス数、増やしたい?
A53 うん
Q54 ブログに関しての質問は終わりです。あなたに対しての質問を再開です。
A54 あらら
Q55 クールなほう?ホットなほう?
A55 足して二で割ったくらい
Q56 下ネタとかは平気?
A56 異性からは苦手。ただし、その相手がどんな奴が知っていたら普通に話せる。
Q57 人見知りは激しいほう?
A57 いや、その点はわきまえるよ
Q58 ボケ専門?ツッコミ専門?
A58 ヒカルワールドだ
Q59 一人でいるほうが好き?みんなで騒ぐほうが好き?
A59 一人だね
Q60 ついついやってしまう癖は?
A60 おひるね
Q61 日本ランク10位以内には入るであろう能力は?
A61 さぁ・・・
Q62 人によく言われることは?
A62 変わってるとか 弱そうとか
Q63 即興でダジャレをどうぞ。
A63 無理
Q64 朝型?夜型?
A64 規則正しい生活型
Q65 好きな季節は?
A65 特に無い
Q66 好きだった給食のメニューは?
A66 あるけど、メニューの名前を知らないの。なんか、いろんなお豆さんが煮込んであるスープ
Q67 この世で許せないことは?
A67 弱いものへの虐待
Q68 幽霊はいると思う?
A68 うん
Q69 宇宙人はいると思う?
A69 うん
Q70 神様はいると思う?
A70 うん
Q71 日々心がけていることは?
A71 早く寝よう
Q72 悩み事は多いほう?
A72 うん
Q73 得意科目は?
A73 音楽と美術だった
Q74 苦手科目は?
A74 上記以外全部
Q75 オシャレには気を使うほう?
A75 使うときは徹底的に。使わないときは使わない
Q76 寒がり?暑がり?
A76 両方
Q77 宝くじは買う?買わない?(もしくは、買いたい?買いたくない?)
A77 最近は買わない
Q78 自分の容姿について、どう思う?
A78 最近、ハゲてきてるんだよね・・・
Q79 過去の自分にひとこと言えるとしたら、なんと言いたい?
A79 なにもいいたくない
Q80 即興であるあるネタをどうぞ。
A80 え?なにそれ?
Q81 自分の嫌いなところは?
A81 すぐ風邪引くところ
Q82 自分にとっての宝物は?
A82 むすめたち
Q83 20年後の自分のイメージは?
A83 小説家として仕事してて、家を建てて田舎で猫たちと暮らしてる
Q84 過去と未来、どちらかに行けるとしたらどっち?
A84 過去
Q85 無人島に漂流しました。まず、することは?
A85 どんな島かを確認する
Q86 性格似てるなーって思う有名人は?
A86 いない
Q87 自分をドラえもんの登場人物に例えると?
A87 ドラドラ
Q88 自分の知りうる限りの難しい言葉は?
A88 天地無用
Q89 愛と恋の違いは?
A89 言葉で言えるほど簡単なものじゃなかろうな
Q90 自分はいつ死ぬと思う?(あと1割!)
A90 30くらいじゃない?
Q91 未来に期待していることは?
A91 ないよ。廃れるだけだろうし
Q92 60%の確立で5億円もらえるが、はずれたら死ぬゲーム。やる?
A92 やらん
Q93 "空を飛ぶ能力"か"水中を自由に泳ぎまわれる能力"。どっちが欲しい?
A93 とぶ!
Q94 自分中心に世界は回っていると思う?
A94 だったらいいけど
Q95 あと5問です。ちょっと難しい質問にしますが、覚悟はいいですか?
A95 さぁ?
Q96 ネット上の自分と、現実の自分の違いは?
A96 無いと思い込んでいる
Q97 あなたの思う"平和"とは?
A97 泣かなくて済むこと
Q98 98×20はいくら? 暗算できる?
A98 むり
Q99 人生やり直したい?
A99 いや
Q100 このバトンはどんな感じでしたか?
A100 よく考えましたね、質問・・・
07:07  |  作者の言葉  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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浅いお皿のカップ麺

2009.05.16 (Sat)

上司の田原さんなんだけどさ。
会社帰りに田原さんが「おなかすいてない?」って聞いてきたの。
「すいてる」って答えたら、「うち近くだからおいで」って言うの。
びっくりしちゃった。
だって、うちに来いってなんかドキッとしない?
普通そんな言葉出てこないよね。
だから、すっごくドキドキしちゃったの。
おうちに入ったら、意外と広いワンルームで座ってって言われて
白いテーブルがあるところに座ったの。
そうしたら、田原さんが浅いお皿を持ってきたの。
中を見たらカップ麺が入ってるの。
でも浅いお皿だから麺がお湯に浸かってなくて、ずっと柔らなくならないし食べられないの。
どうしようかとおもったんだけど、田原さんが困った顔してるから「どうしたの?」って聞いたら
「なんでお湯が麺にちゃんとかぶさらないんだろう」って真顔で言うのよ。
笑っちゃった。
「深いお皿に入れればよかったんじゃないですか・・・?」
って言ってみたらすっごく明るい顔になって「そうだね!」っていったのよ。
だからてっきりお皿を変えるのかと思ったら、そのまま麺が柔らかくなるのを待ってたの。

「それ、食べたの?」
「ううん、食べてない」
「じゃぁ、どうしたの?」
「覚えてない」
「何よ、それ」
ちょっと苦笑してしまった。
「だってそんなにはっきり覚えてないんだもん」
「なんで?」
「夢だもん」
「夢の話だったの?!」
「あれ、言わなかったっけ?」
07:51  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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真白い月を見ていたら

2009.05.15 (Fri)

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過去の記事に「休みだから」というタイトルがあります。
バトンをしてみました。
やってたら面白くてなんか沢山あるけど、お暇でしたらご覧くださいませ。
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小さなリュックを背に伸びたなと感じる髪をひとつに束ね
風が冷たい春の終わりを告げる頃
時期とは違う白いワンピースを着て私は立っている。
昼間はだいぶ暑くなってきたと感じる。
でも、まだ朝方や夕刻になれば風が冷たい。
ひんやりとした空間の中で、ノースリーブの白いワンピースを着ているため
通りすがりの人は変な奴だと思って目もあわせないのだろう。
かぶっていたはずの帽子がなくて
どこに行ったのかなと思ったけれど
顔を上げると目に入ってきた夕刻の真白い月に惹かれた。
なんて綺麗なんだろう。
少し強い風が自分を避けて過ぎていく。
過ぎた風に煽られてスカートがなびく。
あぁ、そうだ。
帽子、飛んでいったんだった。
帽子がどこに行ったのかを思い出した。
風が連れ去っていってしまったのだ。
月を見下ろしながら、まだ低い位置にいる真白い月を小高い山の上から見ている。
桜の木が緑色の葉っぱを蓄えて
風に揺られながら、実をつけようと準備をしている。
沢山の木々も新芽を出して、新しい葉をつけて綺麗な緑色を演出している。
夕刻のまだ夕焼けがない少しの時間だけ顔を出す真白い月。
なんて綺麗なんだろう。
その月を見るのが好き。
だからここにいつも来る。
その月を見終わるまで暖かい紅茶を飲みながら月が黄色くなるのを見ている。
この紅茶は美味しいな。
「やっと、会えましたね」
後ろからの声に私は振り返る。
そこには紅茶を持った青年が立っていた。
「どちら様?」
「この紅茶をいつも持ってくる人です」
「あなただったの」
「はい」
「ありがとう、とても美味しいわ」
「お口にあってよかった」
「何故、ここに?」
「あなたに会えないかと思って」
「会えたわ」
「会えましたね」
青年はちょっと笑いながら溜息をついた。
「なに?」
「いえ、こんな風に普通に話せるとは思っていなかったものですから」
「そう・・・」
「聞いてもいいですか?」
「なに?」
「何故、ここに?」
「月を見るのが好きだから。ほらあの真白い月」
「確かに、綺麗ですね」
「うん、とっても綺麗」
「風に煽られた帽子を拾おうとしたんですね」
「さぁ、覚えてないわ」
「そうなんですか?」
「えぇ」
「帽子を拾おうとしてあなたは道路に飛び出したんですよ。車どおり殆ど無いこの道だけれど、あの時ちょうど車が来ていた」
なにを言いたいのだろう。この青年は。
「覚えてないわ。もう帽子はないもの」
「そう、ありません。僕が拾いました」
「あら?そうだったの?」
「僕も気づいていなかったんです、車が来ていることに」
青年は笑いながら話している。
昔の失敗した話をしているかのように。
「もうすぐ一年になります」
「そう」
「僕は延命処置を受けましたが駄目でした。今日は、あなたに会いたいと思ってここに来ました」
「どうして?」
「帽子を届けるために」
「ありがとう」
「あなたがずっとここで何かを待っていると思っていたので、中々会いに行こうと思えなかった」
「そう」
「まさか月を見ているなんて思いもしなかった」
「綺麗なんだもの」
「お話が出来てよかったです」
「もう一年たつのね」
「はい、一年経ちます。一緒に行きませんか?」
「どこに行くの?」
「あなたはあの時亡くなっています」
「そうだったの?だから、帰りたいと思わなかったのかしら」
「わかりません。行きましょう、きっと空の上だから月がもっと近くで見ることが出来ますよ」
「そうね、もっと近づいて見てみたいわ」
07:38  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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休みだから5

2009.05.15 (Fri)

書いた後に気づいた。
自己分析のバトンだったんだって・・・

自己分析バトン!バトン

Q1 ではまず最初にお名前を。
A1 日下ヒカルです
Q2 その名前の由来はずばり?
A2 ヒカルは歌ってる人から。日下は画数でいい画数になるようにするために見つけた名前
Q3 本名とHN、どっちが気に入ってますか?
A3 もちろん、HN
Q4 へぇ、そうなんですか。
A4 そうですね。
Q5 友達は何人くらいいますか?(リアルで
A5 友達ってどこまでが友達なの?
Q6 ネット内の友達の方が多いですか?
A6 どちらかというと、ネットの方が濃密かもしれません。
Q7 貴方の性別は?
A7 いろいろな説があります。
Q8 年齢は?
A8 二十歳は過ぎました。
Q9 年齢以下、以上に見られたことはありますか?
A9 ありますね。
Q10 血液型はなんですか?
A10 AOです
Q11 血液型を教えて、友達から意外だと言われたことはありますか?
A11 いや、無いですね。
Q12 どう思いましたか
A12 自分が自分の血液型が意外ですから。
Q13 ……お気の毒です
A13 え?何が?
Q14 好きな食べ物はありますか?
A14 うん
Q15 なんでその食べ物が好きなんですか?
A15 好きって言うか、もう中毒。
Q16 嫌いな食べ物はありますか?
A16 沢山
Q17 なんでその食べ物が嫌いなんですか?
A17 嫌いだから
Q18 食べ物以外で好きなものとかは?
A18 あるよ。
Q19 なんで好きだと思いますか?
A19 カラフルで種類が豊富。お肌にも合ってるし
Q20 食べ物以外で嫌いなものとかは?
A20 破れた服=ダメージ加工とかいうやつ。
Q21 なんで嫌いだと思いますか?
A21 みっともないと思う。
Q22 そうなんですか。
A22 だって、破れてるんだよ?
Q23 読書や音楽鑑賞などが好きですか?
A23 うん、一人部屋で歌ってます。
Q24 スポーツや外で体を動かすことが好きですか?
A24 好きだけどしない。
Q25 夏などは必ず日焼け止めを塗る方?
A25 しないとやけどしたもん
Q26 正直、ネット内の性格とリアルとでは雲泥の差がある?
A26 誰が?自分が?自分だったら無いよ。どっちかというとネットの方が正直だし。
Q27 荒らしをしたことがある?
A27 あるわけないじゃん。みっともない。
Q28 朝ごはんはいつも食べますか?
A28 食べるよ
Q29 今日の朝ごはんは何を食べましたか?
A29 パンとポテサラ
Q30 それは美味しかったですか?
A30 うん
Q31 携帯でメールすることが多い?
A31 いや
Q32 メール代だけで一万を越したことがありますか。
A32 ない
Q33 職業はなにをやってますか?(学生、会社員など)
A33 普通に社会人
Q34 その職業は気にいってますか?
A34 職業柄、色々やるから。気に入らないこともあれば気に入ることもある。
Q35 どうしてですか?
A35 好き嫌いは個人の自由思考じゃないか?
Q36 深夜アニメを予約録画したことがありますか?
A36 してるよ
Q37 アニメージュ、アニメディア、ニュータイプなどのアニメ雑誌を買ったことがありますか?
A37 懐かしいね!
Q38 フィギュア、ねんどろいどを持ってますか?
A38 ねんどろいどって何?
Q39 それはいくらくらいでしたか?
A39 しらないし
Q40 徒歩よりバス、電車などを使う事が多い?
A40 うん
Q41 カラオケでアニソンを歌ったことがある?
A41 アニソンしか歌わないと思う。
Q42 カラオケで演歌を歌ったことがある?
A42 うん
Q43 それを聞いた友人たちはどうでしたか?
A43 普通。
Q44 自分の部屋の本棚には、なにが収まってますか?
A44 漫画ばっかり
Q45 漫画、アニメに興味はありますか?
A45 大好き
Q46 正直、最近のアニメ、漫画、ラノベにはマンネリ化がきてると思いますか?
A46 いや、そうは思わないよ。ただ、質が高い分ライトユーザーはとっつきにくいかもね。
Q47 深夜アニメの急増をどう思いますか?
A47 別にいいんじゃないな
Q48 麻生総理をどう思いますか?
A48 本当に大学行ったの?と思う・・・
Q49 星野桂と聞いて、まず思いつく言葉は?
A49 漫画家さん
Q50 家のテレビは地上デジタル化してますか?
A50 うん
Q51 NHKと聞いて最初に思いつく言葉は?
A51 7時のニュース
Q52 今、貴方の近くには何がありますか?
A52 あんめるつ
Q53 貴方に好きなヒトはいますか?
A53 いない
Q54 貴方を愛してくれている人はいますか?
A54 いないよ
Q55 友達と言える人はいますか?
A55 うん
Q56 信頼できる仲間がいますか?
A56 うん
Q57 テレビなどのニュースで自殺が報道されるとどう思いますか?
A57 別に。その人の人生だから他人がどうこういう問題じゃないと思う。死ぬと決めたのは本人だ。
Q58 正直貴方は生きていて楽しくない?
A58 今は、楽しいよ。ブログを通じて沢山素敵な人と交流が出来て嬉しいもん。
Q59 何故そう思うんですか?
A59 リアルで会うと中々できない出会いだもの。創作や言葉での交流は素敵だ。
Q60 以上で質問は終わりです。自分を分析できましたか?
A60 え?自己分析だったの?!
07:11  |  作者の言葉  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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休みだから4

2009.05.15 (Fri)

あなたの言葉(詩)バトン
さっきのと、似てるね。
いい刺激になるわ、これ

バトン

Q1 手を差し伸べて
A1 一人は寂しいから
Q2 背中合わせ
A2 けど、私たちは個別の存在
Q3 ふとした瞬間に思い出した
A3 これは繰り返している出来事だと
Q4 唇を開けば
A4 奥にある言葉を出すことが出来る
Q5 絶対、言えない
A5 その裏腹の気持ちをどう抑えよう
Q6 私の為に泣いて?
A6 君を心から愛していれば僕は泣くことが出来るよ
Q7 ご存知ですか。
A7 私が女だとは言っていないことを。
Q8 痛いのは
A8 どれも同じだと思うわ。
Q9 君が、この世で一番嫌い
A9 だから僕は君を愛している。
Q10 涙を添えて
A10 笑顔を捨てる。
Q11 ねぇ、お願いだから
A11 一人にしないで
Q12 「    」
A12 それが、君の答えか?
Q13 嘘吐きはどっちよ
A13 君には嘘でも俺には真実だ
Q14 ふ た り ぼ っ ち
A14 独りが気楽なら俺を殺せ
Q15 失くしてしまったピース
A15 見つけてもはめるつもりは無い
Q16 微笑みの理由
A16 嘘をつくのが下手だと自覚しているからさ。
Q17 たった、ひとつ
A17 忘れたために全てを失った。
07:10  |  作者の言葉  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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休みだから3

2009.05.15 (Fri)

後に続く言葉を考えるバトンだって。
面白いわ。
これ(^-^)

後に続く言葉を考えてください。バトン

Q1 僕らは明日を蹴飛ばした。その先には
A1 明後日が待っている。
Q2 指先から花が咲いた。そしたら凍り付いてしまった。それから
A2 僕はそれを食べた。
Q3 1234567.数えるだけ数えたら、
A3 後は、最後にボタンを押すだけ。
Q4 一ページにはどれだけの出来事がつめられるのかを僕は知りたい。しかし、
A4 僕にはその出来事を知るすべは無い。
Q5 まったく持って不本意だ。君はまるで
A5 僕の生き写しじゃないか。
Q6 マゼンダのルージュで鮮血を
A6 赤い薔薇で血しぶきを。
Q7 天を地を縦横無尽に、彼はやってくるのだろうか。そして彼女は、
A7 そんな彼を殺すために存在する。
Q8 ご苦労様でした。良かったら感想など。
A8 楽しいね!これ
07:09  |  作者の言葉  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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休みだから2

2009.05.15 (Fri)

今度は、創作小説バトンだって。
ひとつの日記に対してひとつしか挿入できないのね・・・。
何個も出来ればいいのに。

創作小説バトン

Q1 執筆歴は何年ですか?
A1 これは・・・難しいですね。意外と小説って書いてましたから。昔から。
Q2 今まで幾つの小説を書きましたか?
A2 ブログ上で考えるとすれば、一応毎日。年末年始と介護期間と特定の日以外の数。
Q3 主に書くジャンルは何ですか、また挑戦したいジャンルは何ですか?
A3 グロテスクなホラー系。本当は恋愛ものとか書いてみたい。
Q4 小説を書く際に、気をつけている事は何ですか?
A4 名前をなるだけ出さずに書くということをしています。
Q5 執筆はパソコンですか、紙ですか?
A5 パソコン
Q6 パソコンの人は、どんなソフトを使っていますか?
A6 色々
Q7 一番筆が進むのはどの時間帯ですか?
A7 いつでも。書ける時は書ける。進まない時はいつまで経っても進みません。
Q8 今まで書いた小説の中で、気に入っているものを挙げてください
A8 コウノトリさんかな・・・
Q9 その小説のどこを気に入っていますか?
A9 ホラーじゃない、かといって幸せいっぱいでもない。そんな話だから。
Q10 今まで生み出したキャラクターの中で、気に入っているキャラクターを挙げてください
A10 オムニバスなので・・・いないかな。
Q11 そのキャラクターのどこを気に入っていますか?
A11 みんな好きよ
Q12 何か賞を狙ったことがありますか、または取ったことがありますか?
A12 狙ってますね。取ったことはない。
Q13 小説家を目指していますか?
A13 はい。もちろん。
Q14 ら抜き言葉や、その他言葉の乱れは気になりますか?
A14 話し言葉と書き言葉が難しいですね。
Q15 ありがとうございました。最後に、これからの創作活動にあたっての目標を一つ掲げてください
A15 毎日続けていくとワンパターン化してきた気がするので、精進したいと思います。
07:08  |  作者の言葉  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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休みだから

2009.05.15 (Fri)

バトンと言う機能があり気になっておりました。
長編小説の倉庫であるかこの作品をあさっていたら見つけたの。
なんだか面白そうだったからしてみました。
ちょっとじゃんじゃんUPしてみよう。
色々、質問があるんだ。

A to Zバトン

Q1 【Ability:能力】 何か特技は?
A1 なんでもネガティブに考えること
Q2 【Brain:脳】 最近頭を使ったことは?
A2 毎日の小説更新作業
Q3 【Change:変化】 変えたいと思っている物事は?
A3 生息地域の環境
Q4 【Danger:危険】 最近遭遇した危ない物事は?
A4 毎日が危険
Q5 【Ease:くつろぎ】 くつろぐために必要な物事は?
A5 玄米
Q6 【Fault:過失】 最近の大失敗は?
A6 録画予約していたらTVのHDDがフリーズしてて録画できなかった・・・
Q7 【Generation:世代】 ジェネレーション・ギャップを感じる瞬間は?
A7 若者言葉を聞いたとき
Q8 【Heart:心臓】 心が痛む瞬間は?
A8 言葉の槍
Q9 【Improve:上達させる】 上達したい物事は?
A9 文章と言語能力
Q10 【Japanese:日本人】 日本人であることを意識する瞬間は?
A10 電話中でも頭を下げてしまう
Q11 【Knack:癖】 やめられない癖は?
A11 癖レベルじゃないと思う。玄米は。
Q12 【Landscaoe:風景】 好きな風景は?
A12 海を見ているのがすき
Q13 【Mystery:不思議】 今、不思議に思っていることは?
A13 毎日ブログを見ている人たちがどのくらいいるのかな?って
Q14 【News:ニュース】 最近気になるニュースは?
A14 小沢さんやめると思わなかったな・・・
Q15 【Object:物体】 生活必需品を3つ。
A15 玄米・お茶・パソコン
Q16 【Purchase:買う】 買い物をするときに気をつけていることは?
A16 本当に必要なものかどうか
Q17 【Qualification:資格】 欲しい資格は?
A17 ネットワーク管理とか技術系のもの。
Q18 【Run:走る】 最近走ったのはいつ?
A18 電車に乗る前
Q19 【Save:節約する】 節約したいものは?
A19 病院代
Q20 【Time:時間】 タイムマシーンがあったら、いつに行きたい?
A20 娘に会いたい
Q21 【Usual:いつもの】 日常のワンシーンで好きなものは?
A21 玄米を食べている瞬間
Q22 【Visit:訪問する】 行ってみたい土地は?
A22 動物が自由に人間との共存を果たせている地
Q23 【Waste:浪費】 日常生活の中で無駄だと思う物事は?
A23 移動時間
Q24 【X:未知のもの】 これから理解していきたい未知の物事は?
A24 特に無いかな・・・
Q25 【Yearn:慕う】 憧れる人物は?
A25 森 博嗣さん 神山健治さん 羽海野チカさん 西尾鉄也さん
Q26 【Zeal:熱中】 最近熱中していることは?
A26 東のエデンを見てます。すっげー好き。さすがIGだわ・・・
07:07  |  作者の言葉  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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こどもサプリ

2009.05.14 (Thu)

こどもの日とは五月五日です。
こどもと総称しているけれど、男の子の節句です。
こいのぼりやかぶとなどの縁起物が飾られます。
食べ物でもちまきなどがスーパーに並ぶのです。
去年初孫が生まれ初節句ですから、息子夫婦にお祝いをしようとお料理のもてなしを考えておりました。
また、お嫁さんのご両親もせっかくだから一緒にお祝いしましょうとお誘いしたのです。
快くお嫁さんのご両親からも言いお返事を頂き私はご馳走を作ることにしました。
初孫が生まれるまで随分とお嫁さんは苦労なさって、あちらのご両親もさぞ心配だったでしょう。
初産でしたしね。
こどもの日に、息子夫婦が帰ってきました。
三十分ほどしてお嫁さんのご両親もいらっしゃいました。
小さな初孫はだいぶ大きくなり足もしっかりしてつかまり立ちをするようになっていました。
大きくなるのは早いものですね。
すると、お嫁さんのお母様が「お土産です、とても面白いんですよ」とくださったのです。
「子供の日サプリメント・・・ですか?」
「そう!面白い名前でしょう?一日だけの効能なんですよ。うふふ」
「一日だけってどんな効能があるんですか?」
「最近これ初節句のときにその子供の親にあげるのが流行りなんですって」
「そうなんですか」
「ちょっとうるさくなるけれど」
「うるさく?」
「まぁ、素敵なお食事!運ぶの手伝いますわ」
「えっえぇ、ありがとうございます」
初孫を囲んであれこれと話題は尽きません。
お嫁さんは随分気にしておられました。
子供が出来ないことを。
私達夫婦も子に恵まれませんでした。
そして、息子の拓也を養子として迎えました。
その経緯をお嫁さんは知らなかったようです。
孫の顔が見たいと思うのが親心だろうという想いが焦らせてしまったようでいたたまれませんでした。
どちらかというと、拓也が子を欲しがっていた節もあります。
拓也は親に捨てられた子でその捨てられたときには既に物心ついており中々心を開いてくれませんでしたけれど、あの子が笑ってくれるようになった日のことは忘れたことはありません。
今ではお嫁さんをもらって赤ちゃんまで授かった。
いい家族が作れて拓也はとても幸せそうに父親の顔をしています。
お料理が食べ終わった頃、先ほど出されたサプリメントをプレゼントと二人に渡しておられました。
その様子を見ていると二人はとても喜んで、孫をお母様に預けて二人でサプリメントを飲んだのです。
すると、するすると縮んでいき子供になってしまいました。
うちに来たばかりの拓也の姿になっています。
「これは・・・一体」
「これはね、子供心を思い出してどういう大人になりたかったのか今一度考えるために作られたそうなんですよ」
「どんな大人になりたかったかをですか?」
「そうです。大人といえど、親になるは誰しも初めてでしょう。その時、大人の目線しかなくなっていて子供の目線はもう忘れてしまっているんです。それを思い出して欲しいと主人が開発したのです」
「まぁ、ご主人が?」
「えぇ。ただ、大人に戻る方法がまだ見つかっていないのですけれどね」
「え?!」
「本来個のパッケージで売られているものはただの声変わりをするような陳腐なおもちゃです。ちょっと入れ替えておいたのですよ。娘が親になるなんて考えられなくて。孫は私が面倒見ますから娘を返して欲しいのです。娘がいなくなって寂しくて・・・それじゃぁ、連れて帰りますね」
「ちょちょっと、奥様!」
「あぁ、そうそう拓也の親は私達なんです。捨てた子がこんな形で戻ってくるなんて忌々しいですわ。では、さようなら」
07:39  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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何を根拠にするのか

2009.05.13 (Wed)

人というのは与えられた情報が本当であるかのように堂々とした記載がされていると
信じてしまう現象がある。
それが、ネット上にある公的機関のような公式サイトなどであれば尚更。
もしくは、プロフィールなどにその機関に所属していたなどとあり記載内容が事実あったかのような出来事であることばかりだとそれを信じていい価値が生まれてくるのだ。
その価値は、自己判断でしかない。
写真をホームページに公開していたことがある。
たった一人の女性の写真を複数掲載してその写真についての話を書いていた。
その写真を見た男性からお誘いを受けたのである。
だが、その誘い方というのも会いたいなどという直接的な言葉ではなかったが
会ってほしいというようなことを感じさせる雰囲気のものだった。
断る理由もなく了承した。
ネット上での突然の出会いだったため相手の顔を知らない。
もちろん、相手も知らない。
だが、僕が見つけますからというのである。
不思議だったのだが、この時点で気づいた。
あぁ、写真の人物を俺だと思っているのか。
自分の名前は、本名であまり気に入っていない。
女の子がほしかったという理由から、この名前がつけられている。
名前は、古都原 真理という。
名前だけ見れば女と思うだろう。
ことはら まり と読むのだから。
カメラマンになりたい俺がモデルになりたい妹の写真をホームページに公開していた。
写真の撮影現場などの話を掲載したホームページの運用をしていた。
ホームページの管理者が写真の人物だと思ったようだ。
メールの返信で、見つけられないと思います。と返事を書いた。
だが、彼は引き下がらず絶対に見つけますからというのである。
だんだん面倒になってきたので、じゃぁ待ち合わせ場所でと連絡を終えた。

もちろん、彼と会うことはなかった。

来なかったのかというメールを貰ったがもちろん行ったという返事をした。
だが、それを信じられるはずがない彼はかなり激昂しているような文章を送ってきた。
そこで僕は返事にこう書いた。

あなたが女だと思い込んでいるだけです。
だから、見つけられなかったんですよ。
僕は、写真の人ではありません。

彼はそれでも信じなかった。
写真は実際にホームページにあるからだ。
妹の写真は更新されない。
妹はもうこの世界に生きることを諦めた人間だ。
彼女が生きていたということを忘れたくないという思いと
モデルになりたかった彼女の夢をかなえてあげたかった。

叶ったのだろうかと思える瞬間だった。

彼女にファンが出来たのだ。
こんなにも彼女を追いかける人が。
それが、彼女にとって嬉しいかどうかは別として
愛の形はそれぞれだといえばそうだろう。
兄として、少し、可愛い妹を取られた気分になって
素直に喜べない自分が冷たい返事のメールを送った。

彼と再度、僕の写真のメールに添付し待ち合わせをした。
妹の写真を見せ、妹だという説明と彼女がこの世界にはもういないという事実を伝えた。
受け入れることの出来ない彼はその思いを僕にぶつけた。
だから、僕は妹と一緒に過ごせるようになった。

それでも僕は満足だと思う。
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菌の知らせ

2009.05.12 (Tue)

何の虫なのか知らない。
だが、虫の知らせだったのかもというようなことが最近よくある。

それは、自分の体調の変化である。

昨日から急に寒気がした。
今頃風邪?まさかねと思っていたのだが、夜にはぐったりと
体が重くなりベッドのなかでみのむしになっていた。
軽くうなされながら、頭の中で仕事をどうしようかと考えていたのだが
次の日の仕事内容がどちらかというと楽な部類だったので
一人欠員が出ても大丈夫かな・・・と無理せずに休養を取った。

朝方は大丈夫かと思ったが昼になりやはり熱が高くなった。

熱の割りに体のだるさが異常である。
不思議だった。
ベッドの中で寝ていると、突然、介護中の猫が嘔吐した。
飛び起きて猫の側により家族を呼んだ。
心配なのは、血まで吐いた。
今までこんなことはなかった。
本人も驚いたようでしばらく怖がっていてそばを離れようとしない。
引っ付いていたいようで撫でてほしいとのどを鳴らして甘えてくる。

猫というのは不思議で吐いてもすぐに「腹減った」というのだ。
「今、気分悪いでしょう・・・?」
といっても、なんと猫は「うみゃい♪」とご機嫌に食べる。
ちょっと人間には理解できない。

介護中の猫で要注意されていることは、発作を起こしたきっかけで嘔吐したとき
つまらせる場合があるので注意しろということだった。
自分が体のだるさを察知し、普段ならば仕事に出かけるが何故か休もうと前日から
嫌な予感がして休むことを決めていた。

自分の部屋を寝床にしているこの子が一人でいたときに
もし、嘔吐していたらたった一人で苦しませてしまったことになっただろう。
最悪は発作を起こしかねない状況だった。

これが、大抵、自分が熱を出した次の日などにこの猫に変調が起こる。

自分の体内にいる虫・・・ではなく、風邪の菌が知らせてくれているのだろうか?
出かけるな!
こいつを外に出すな!
家にいさせるように熱を出せ!
そういって、自分を風邪にしているのだろうか。

まだ、だるさは取れない。
要注意だということだと知らせを受け取って寝よう。
用心して一緒に寝ようと思う。

彼女に残された時間は短いのかもしれない。
そう覚悟を決めなければいけないのかもしれないが

それは、無理な話。

菌が知らせてくれるなら、共に連れていってほしいと思ってしまうときがある。
置いていかれるのは、もう、嫌なんだ。

涙が枯れるというけれど
枯れることなどあるのだろうかと思うほど、私の涙は止まらない。
07:40  |  涙の意味  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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時刻のない時計

2009.05.11 (Mon)

アクセサリー感覚の腕時計が増えた。
文字盤には数値を表す数値は存在せず、なんらかの目印が数値の変わりになっている。
そうかと思えば、奇妙な字体の数値が並んでいて見づらいことこの上ない。
一番の問題は、分単位できちんとした時刻がわからないという点だ。
数値が珍しく存在したとしても分単位を表す小さな点がないのだ。
これでは、なんとなくという程度しかわからない。
時計がアクセサリー感覚になってしまったのは、その程度の使用頻度でいいようになってしまったというのが風潮としてあるのだろうか。
何より腕時計をしている人が格段に減ったと感じられる。
理由は、携帯電話の普及だろう。
デジタル時計でしっかりと時刻を教えてくれるわけなのだから。
ところが、携帯電話がどんどん進化してしまった。
電話というだけではない。
使うかどうかは人次第だというのに、カメラやら動画を録画できたり、最後にはテレビまで。
この機械は、いい加減解明する必要性があるのではないだろうか。
その便利さゆえにというべきだろう。
弊害は思わぬところで発生している。
それは、会社での話。
もちろん会社側もそんなことをしなければならない世の中になるなどというのは予想外の出来事で、その風潮を生み出すようなことはプライバシーの侵害となるだろう。
結局、苦肉の策で携帯電話の使用を禁じた。
禁じるだけならまだいいが電源オフが強制されるようになる企業が増えた。
ここで、問題なのが時計なのだが。
通常、普通はどこにでもある部屋の中にある大きな時計が存在しない会社がある。
理由はどういうわけかわからないが、経費削減というのなら仕方がない。
だが、何をするにも細かい時刻を記載せねばならないことがある。
そう、何分くらいだろうではすまなくなったわけだ。
持っている時計は普通のアクセサリー感覚のある程度わかりやすいもの。
しかし、分単位までとなるとわからない。
時計屋に久しぶりに行ってみたが、時計がややこしくなっていた。
時計意外に時計の中に何かを示す値がみっつもあったり
そうかと思えば、まったく数値も何もないつるんぺらんの時計。
かとおもえば、どうしてそこだけ数値なの?と不思議な時計もあった。
そして何より、アクセサリー感覚のため異様に高額である。
そう立派な石が盤面についていたりするわけだ。
シンプル且つ見やすい時計というのがどこを探してもなかった。
また、私の腕周りがとても小さいので中々フィットするのが見当たらない。
あったとしても私のお財布の許容範囲を超えていた。
出せないことはないが、出したら財布は軽くなるどころか閉じる必要性をなくすだろう。
疲れ果てた私は帰ろうと思って店を回っていたが外に出た。
それからバス停に向かおうとしたとき、ふと小さな時計屋を見つけた。
しかし入るのに気が引けるほど古ぼけた時計屋でどうしようかと思ったが
どうせなら見るだけ見てみようと思ったのだ。
「いらっしゃい」
店内は沢山の時計が掛かっていて、とてもデザインは斬新なものが多く
どちらかというと置時計専門店のようだ。
「何かお探しかね?」
理由はわからないがおじいさんの頭にはピンク色の毛糸で編んだ帽子が乗っかっている。
おばあちゃんの手作りか・・・な。
なので、可愛いおじいちゃんに見えてしまう。
姿格好は紳士的な服を着てらっしゃるのだが。
「腕時計を探しているのですが」
「今時珍しいねぇ」
「仕事でどうしても分単位で時刻を記入しなければならないのですが、デジタル時計は嫌いでアナログの時計を探していますが・・・中々なくて」
「随分、せわしない仕事をしているようだね」
「忙しいというか・・・何時何分にどうしたみたいな書類を書かなくちゃいけなくて」
「それならお嬢さんにはこの腕時計が一番合うと思うよ」
「え・・・これですか?」
「お嬢さん、過ぎた時間は変えようがない。そんなに未来ではなく過去を重視するのならば、この時計が一番だよ」
「でもこれ・・・時計なんですか?」
「過去の時間全てを収めている時計だからね、こうするのが一番なのさ」
「これって、今の時間を見ることは出来ないんですよね?」
「いや、見たいと思えば見ることが出来る」
「どうして?」
「今が過去になれば見えるさ」
結局、その時計を私は購入した。
なんと、千円で。
安い値段の理由はまったく売れないからだそうだ。
けれど、買ってみてとても便利で愛用している。
時々調子が悪くなるのでそのたびにおじいさんに会いに行く。
この時計には時間を表す数字も秒針も針もない。
時を刻み未来を見ることはない。
現在も表示しない。
過去だけしか教えてくれない。
「しまった!会議に行った時間を離席簿に記入し忘れた」
そういうと、動かない時計の盤面に時刻を表す数値と針が浮かび上がり時間を示す。
会議に行った時間だ。
過去であればその時間が何時だったのか教えてくれるのだ。
正確に、分単位まで。
とても重宝している。
だが、現時刻を知りたいときは出てこないので今購入を検討中である。
この過去を示す時計は、その時を関係した人物が側にいれば教えてくれる。
それは私しか知らない時計の仕組み。
同じ部署にいる人間が昼食時お昼のニュースを見ながらいった言葉に反応し時刻を示した。
私は彼に今夜一緒に食事にいかないかと誘われているが断ろうと思う。
私はまだ、死にたくはない。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(5)

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小さな範囲の広い世界

2009.05.10 (Sun)

インターネットをし始めて、ブログを作成して日記をつけるようになった。
携帯電話で毎日更新して、その日の写真を一枚ずつUPしていく。
他愛もない日記の中で時折コメントが寄せられて
「写真きれいだね」とかそんな一言だったり
丁寧に挨拶から始まるコメントもあったりするの。
別に、誰かに見てもらおうなんて気持ちはこれっぽっちもなくて
ただ私はここに生きて存在しているってことをたった一人の学生の私でも
全世界に向けて発信できるんだって思ったら
なんかすごいなって感じたの。
写真とその日の出来事。
愚痴だって書いたりする。
けど、そんなときにコメントの中で怒られちゃったの。
そんなことでグチグチいうなんて、みたいな感じだったかしら。
人それぞれ意見はあると思うのね。
それはもちろん理解しているし、特に私は私の考えを理解してほしいとは思っていなかったの。
だから、どうして怒るようなことをコメントするのか理解できなかったの。
だって私の日記なんだよ。
もちろん、全世界に発信している以上言葉遣いなどのエチケットは守っているわ。
そういう常識的なことはね。
あたりまえだけれど。
でも、普段の生活の中で私が感じたことを日記として書いているのに
それに対してどうして怒るんだろうって悲しくなったの。
嫌なら見なければいいのにって。
日記だから現実に起こったことで、そしてその現実に起こったことに私は
とっても頭にきたから怒った文章を書いた。
でもそれが、コメントをくれたその人にとっては私が非常識と感じ取られたんだと思う。
それはその人が感じた感想であって私にアドバイスというような言葉ではなかった。
だから、日記を書くのをやめようかと思ったとき
いつもコメントを短い文章でくれる人が書いてたの。

沢山の人がいるから、それはそれで受け止めるしかない

そうね。
受け止めるしかないんだよね。
反発したって、不毛なことなんだもの。

私自身の悲しみの中に確実にあった怒りも収まった。
だって、その人はどういうつもりかしらないけれど
コメントを書く時間を裂いてまで私にその言葉を言いたかったわけなんだもの。
私がその考えを受け止められなかったとしてもコメントをありがとうという気持ちを
忘れてはいけないって思った。

けれど、気持ちはついていかなかった。

連日、そのコメントは続いた。
はっきり言うと、私から見れば私自身を否定するようなことばかり。
「あなたの考えが甘いと思います」
「あなたはもう少しおとなになったらどうですか」
「あなたは自分のことしか考えてないんですか」
まとめるとこんなコメントが毎日ずらりとならんでるの。

私も感情を持った人間で、はけ口のない思いを
口に出してはいけない自分の中に貯めた不満を
日記にぶつける事だってあるわ。
だって、日記なんだから。

感情的になっても、許されるでしょう。

それを重箱の隅をつつくように延々と語られるその言葉は
私を追い詰めるしかなかった。

ブログを続けた理由はもう一人コメントをくれる人のためだったの。
その人は私に同調するときもあれば
そういう考えなんだねと私を一旦は受け入れてくれる。
私が感情的な文章を書けば、私が荒れていることを察知して
私が受け入れやすい言葉で書いてくれる。
私に対してアドバイスをしたほうがいいと思ったときは
アドバイスとして書く
と前置きをしてくれる。
最後に、あくまで僕の考え。この通りにしろって話じゃない。
参考程度に考えて。
と、余裕を持たせた言葉をくれる。

その言葉を失いたくなかった。

不安に思いながら、一つの提案を受け入れた。
そのコメントをくれる人が会わないかといってきた。
ちょっと怖いと感じた。
何故、急にそんなことを言い出すのかと。
だから断った。
それならということで、携帯のメールアドレスを教えてきた。
それでメールをしようという話になった。
迷ったけど、メールだけならと思ってOKした。
メールをするようになって日記の更新はだんだんと減っていった。
何故なら彼に対してだけの報告メールを打つようになっていったから。
それが毎日の生活リズムに組み込まれた。
彼に対しての警戒心が薄れてきた頃、電話番号を交換した。
やっぱり最初は抵抗あったが、半年以上メールをしてその人をカケラだけでも理解していると思ったから。
かかってきた電話から聞こえた声は、想像とは違う声だった。
「もしもし」
そういった彼の声は、少なからず緊張を含んでいた。
私もちょっと間を空けて「はい」と答えた。
すると、間髪いれずに「え?!」と驚いた声を出した。
「どうしたんですか?」
私がそう聞き返すと彼は黙ってしまった。
何か変なこと言ったかな・・・まだ、はいしかいってないのに。
「あのさ・・・確認したいんだけど」
「なんですか?」
「大学生だったよね」
「そうですよ、一体どうしたんですか?」

突然開いたドアの前に立っている兄の姿があった。
「ちょっと・・・電話中。ノックくらいしてよ」
兄は何故か放心状態で私を見ている。
「俺なんだけど・・・」
携帯電話から聞こえた声は、兄の唇の動きと同じだった。
「はぁ?!」

機械に疎い兄が携帯電話を持つなど考えられない話。
私は広い世界に発信していたのに、そのメッセージを受け取って
私を励ましてくれたのは七歳年上の一番上の兄だった。

「携帯、買ったんだ」
「2メートルもない距離で電話代払ってまで話さなくても・・・」
お互い電話を切って二人とも抱いていた淡い恋心は
一瞬にしてどうしたらいいのかわからない落ち着かないものになってしまった。

「せっかく、彼氏が出来るかと思ったのに」
「俺だって可愛い彼女が出来るかと思ったのに」
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誓いの契約書

2009.05.09 (Sat)

「では、契約書をお預かりいたします」
「よろしくお願いします」

契約を結んだその日、僕は小学校五年生だった。

僕が契約をしたことは、僕と僕の双子の同じ顔をした弟しか知らない。
契約とは、その契約書を持ってきた大人が僕たちがお願いしたことを
必ず守りますという誓いの書類なんだそうだ。

誓い

それが僕には、約束よりも上の言葉に聞こえた。

僕がこの契約書を持った大人にあったのは公園から帰るときだった。
弟も一緒だったはずなのに、弟はいなくなった。
いっぱい探したけれど、弟はどこにもいなかった。

家に帰ってママに話したら「お兄ちゃんが一緒だったのにどうして!あんただけ!」と怒られた。
ママは弟をとても可愛がっていて僕のことを嫌いなんだ。
だから、弟がいなくなったのは僕のせいだってずっと言い続けた。
おまわりさんも沢山来て、パパも会社から急いで帰ってきたけど
ママは僕が弟をどこかに隠したんだとずっと言ってたんだ。
僕は「どこに行ったか知らない!」って大声でいっぱい何度も言ったけど
誰も大人は信じてくれなかった。

「本当のことをおじさんに話してごらん」

って、僕に言うんだ。
僕が嘘をついているとどうして思うんだろう。
どうして信じてくれないの?
僕がいなくなってたらママはこんなに泣かないし弟のせいにしたりもしない。
きっとママは、僕が勝手にどこかに家出したというだろう。
パパはママが怒ると何も言わなくなるし、僕がじっとパパを見て助けてって顔で
訴えたけどパパは目を逸らしてビールを飲み始めた。

僕は、一週間、同じことを言われ続けた。

どこに隠したの
どうして黙ってるの
何で嘘をつくの

泣きながら怒鳴り散らして家の中にあるものを投げつけて僕に言い続けた。
そして、とうとう僕は動かなくなった。
その動かなくなった僕をパパが抱えて公園に行ったんだ。
公園の砂場に僕は埋められた。

弟がいなくなって一ヶ月したとき、弟が砂場から遺体で見つかったとおまわりさんがママに言った。
ママは顔を伏せて泣いていたけれど、いつもの泣き方と違うのが僕にはすぐにわかった。
砂場のしたから出てきた僕はママの可愛がっていた弟となって焼かれた。

その後、僕がいなくなったということも事件になっていたけれど
ママが弟を殺したのが僕でそれがわかるのを恐れて逃げたんだとおまわりさんに言ってた。
そしてママの言葉通り、僕は弟を殺したという犯罪者になって捜索された。
二ヵ月後に見つかった弟はおじいちゃんちの隣のおじさんについていき
一緒に暮らしていたところに見つかった。
でも、弟は僕になっている。
ママは、弟が生きていると思ってなかったから弟が出てきたから真っ青になっていた。
「この子は、お兄ちゃんじゃ・・・ないわ」
そういったけど、ママは僕を弟として焼いたんだ。
ママが僕を一番可愛がっていた息子ですといったんだ。

ママ、僕は弟になりたかった。
ママに頭を撫でてほしかった。

だから、契約書を僕は書いたんだ。
契約書に書いてあった通りに弟にはおじさんのうちに行ってもらって
僕は弟になるって作戦を実行した。
作戦は成功した。

僕は、弟になれた。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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