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シンボルマーク

2009.07.31 (Fri)

「そのピンバッチをつける女は久方ぶりに見たの・・・」
初老の男性が斜め前にいるパーカーの帽子を頭からかぶった女の子にそう話した。
「知ってるの?これのこと」
「あぁ、知ってるさ。わしのばーさんがつけておった。その時は、そんな金属じゃなくもっと宝石のようなものだったがな」
「それは位の方の人がつけるものです。失礼ですが、お婆様のお名前を伺えますか?」
「魔女の名前は知らないよ」
「そうですか・・・残念です」
「お嬢さん、君の名前はなんというんだい?」
「ルイーズといいます」
「・・・ルイーズ?!」
「では、失礼します」

今時魔女だと名乗ろうとも、それを信じる者は無く異端の力を見られても
手品だと信じる心を忘れて世界。
お陰で魔女には生きやすい世界となった。
カラーコンタクトの普及もありがたく、魔女の血を引き受け継ぐものは魔女の力を発揮すると
瞳の色が力の色に変化する。
私はルイーズの名前を継承したけれど、そんな偉大な魔女の力を有しているほどの程度とは
思っていない。
並大抵のことだけしか出来ない。
ただ、実際に魔女の争いというのはあって簡単に言うと思想の違いで
起こった派閥のようなものなんだけれどその人たちと戦うとき
私が本気を出したら記憶がなくなるんだ。
どうもその間にすごいことをやらかしているらしいけど、だからっていきなりルイーズの名前を
受け継がされても困るってもんよ?
普段は普通一般人の中学生なんだし?
おしゃれもしたいっていうのにさ、ある日突然猫を従えるのがしきたりだとか何とか言って
猫と話せるようになる儀式をしたら、間違えやがって・・・あのウィザード!
私と猫が合体しちゃったのよ・・・
つーかもぉ、これキメラじゃん。
猫耳とふさふさの尻尾 見た目普通の人間の手だけど、触ると異様に気持ちい感触
そして困るのが、ひげが生えた・・・。
マスクとヘアバンドは外せません・・・。

「あ、そうだ。おじいさん」
「ん?」
「おばあさん、猫好きでした?」
「さぁ、猫と一緒ということは無かったと思うがいつも頭に三角巾をしておったのぉ」
「そうですか」

ルイーズって名前を継承した理由は、もしかして、耳と尻尾があるからじゃないの?
「おや、おまえさんこんなところに。魚屋は向こうだよ」
店を出ると黒い猫が話しかけてきた。
「魚はあまり好きじゃないんだ」
「変わった猫だな」
「私は洋猫なの!」
「肉がすきなのか?」
「そうね、鶏肉がすき」
「じゃぁ焼き鳥屋に行こう。俺の分も買ってくれ」
「うん、いいよ。あれ?くろたん、子供達は?」
「遊びまわって寝ておる」
「んじゃ、ちびたちのも買っていくか」
「助かるよ」
「どこの焼き鳥屋がいいんだっけ?」
「鳥飼さんのたれじゃ」
「たれって・・・たれまで指定なの?」
「レバーと砂ずりとよつみと・・・」
「店についてからにして。覚えられないよせっかちさん」

戦闘時、魔法族は魔法で戦う。
ほうきに乗ることは無く、力さえこめれば足を乗せられるものがあればそれでいい。
私はいつもスケートボード。
魔法の杖も何でもいい。
今のところ私のお気に入りは、レーザーポインタ。
狙いがつけやすいからね。
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08:00  |  クロたんの冒険  |  Trackback(0)  |  Comment(12)

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渦と泡が割れたとき

2009.07.30 (Thu)

手に入れたのに 使い方がわからない

欲しかった世界なのに 先が暗い

夢が照らして 先の向こうへ

手を伸ばしても 届かぬ想い

もどかしさの渦

悔しさの風

どうしたら 手に入る?

どうすれば 満足する?

何を求めているのか

何を探しているのか

何を作っているのか

自分の世界の在り方を

自分の世界の作り方を

私の内なる世界というのに 支配者の手の中ですら

理解できない
08:00  |   |  Trackback(0)  |  Comment(10)

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一問一答ヒカルちゃん

2009.07.30 (Thu)

久しぶりに見たら 面白そうだったので答えてみました。

このバトン。

短かったので楽しかったです。

趣向が違う答え方したかも(^^;


ファンタジー的状況で貴方はどっち選びます?バトン

Q1 ある日、あなたは異世界に召喚されてしまいました(問題は次からになります)
A1 了解!
Q2 さて、召喚された世界は…人間同士が戦争をする世界or魔王の脅威に怯える世界
A2 魔王の脅威に怯える世界ですね!
Q3 戦いに参加してくれ!と言われ武器を渡されます…よく切れそうな剣or魔法の使えそうな杖
A3 もっちろん、ウィッチがいい!
Q4 そして、戦場まで連れて行かれます…兵隊に続いて突撃orひとまず隠れてる
A4 突撃ー!!の前にセーブポイントない?(汗)
Q5 戦いが終わり、生き延びた貴方に渡されたもの…水orタオル
A5 水!それも、HP全回復じゃないとね!
Q6 ホッと一息ついていたところに貴方を召喚した人が現れます…偉そうな貴族or司祭のおじいちゃん
A6 司祭のおじいちゃんでしょうぉ!伝説で異世界から現れる少女伝説を話し出すとか!
Q7 Q6の人に協力することになります、その報酬として約束されたのは…お金orハーレム
A7 お金じゃないかな・・・?ほら、武器とか杖とか防具とか買わないといけないからクリアするごとに賞金もらえる感じで
Q8 そして、旅に出ることになります。まず、受け取ったのは…目的地までの地図or旅の資金
A8 地図でしょうね。大抵、無一文ですから。。。
Q9 従者を2人つけてくれるということです。一人目は…腕の立つ剣士or頭の良さそうな眼鏡の学者
A9 剣士がいい!私は回復魔法担当するから!
Q10 2人目は…身の回りの世話をしてくれる小さな子or荷物持ちの大きなおっさん
A10 子供がいい!自動的にオススメアイテムとか教えてくれるようなお助けキャラ!
Q11 この旅が終わったとき貴方は元の世界に…帰れたor帰れなかった
A11 帰れるけど、恋愛しちゃって戻らないわっていって終わるの!!
Q12 これで終了です。最後に感想などをどうぞ
A12 ・・・仕事します。
07:07  |  ○△ヒカルちゃん  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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この証拠品が決定打

2009.07.29 (Wed)

偶然通りかかったハンバーガーショップ店員と
偶然通りかかった警察官と
偶然通りかかったピザ屋さんと
偶然通りかかった推理オタクと
偶然通りかかった近所の主婦の物語です。

「うぎゃあぁあ!!」
その叫び声は、偶然その家の前を通りかかった人間に聞こえた。
立ち止まったのは四人の通りすがりだ。
「なんなのかしら?」
買い物袋を提げた近所の主婦が静かに言った。
そこに、自宅に引きこもっていた推理オタクが飛び出してきた。
「事件ですよ!きっと!これは!」
そういうと、彼は一目散に悲鳴の聞こえた部屋に入っていった。
その様子を見ていたピザ屋の配達員は、バイクから降り野次馬気分で後ろからついていった。
偶然通りかかり、その様子を見ていた巡回中の警察官は一人だったため
応援を呼ぶかどうか迷っていた。
「きゃぁ!死んでるじゃない!」
その主婦の声に、警察官は慌てて中に飛び込んだ。
死体の回りには沢山の血が当たり一面に飛び散っている。
「これは殺人事件ですよ!」
推理オタクは目をキラキラとさせ、本物の死体を見ていることに歓喜しているようだ。
警察官は「さがりなさい」と声を荒げるが誰も聞いてくれない。
「これってマジで殺人?さっき、この人庭にいたよ?」
と、ピザ屋の配達員が言った。
「君、見たのかね?」
「え?あ、はい。さっきこの人、掃除してましたよ。玄関前で昔っぽいほうきで」
「昔っぽいほうき?」
「はい」
「この人凄く几帳面でね。死んだ人のことを悪く言うのは何だけど口うるさくてたまらなかったのよぉ~」
と、近所の主婦が死んでくれてせいせいしたといわんばかりの表情を浮かべる。
「つまり、ご近所でもトラブルが多かったんですか?」
「多いなんてもんじゃないわよぉ~!もぉ、浮気も凄いし、酒癖も悪いし。ゴミだしの日なんか子の辺りの家全部のゴミをあさって分別してるか監視してたのよ。気味が悪いったらありゃしない」
「そんなことをしていたんですか?この人は」
「つまり、怨恨の可能性が大ですね!最高じゃないですか!そうじゃないと面白くない」
「なんでもいいが、兎に角出て行ってください。警察の応援呼びますから」
「駄目ですよ!初動捜査をきちんとしないと。既にここにいる人間は容疑者ですよ!第一発見者のフリをするのが世の常です」
「そっそうかもしれんが・・・」
「いいですか?!ダイイングメッセージがないかとかちゃんと調べないと!凶器も」
「凶器ならこれじゃないっすか?」
「・・・え?」
「だって、これが落ちてるならこれが凶器でしょう」
「それで殺したというのですか?面白い!それは面白い展開です!最高ですね」
「待て待て。そんなことはありえないだろう」
「あらちょっとまって!何か書いてあるわ!」
主婦が発見する。
指を指す方向を見るとダイイングメッセージらしきものがあった。
「まさか・・・」
警察官は信じられなかった。

突然、チャイムがなり玄関を開けハンバーガーショップの店員が入ってきた。
「すいません。ポテト忘れていたんで届けに着ましたー!」
皆、一同に玄関に走り叫んだ。

「お前が犯人か?!」
警官が玄関に立つハンバーガーショップの店員に叫ぶと店員は腰を抜かし
座り込んだ。

「何で・・・わかったんだ・・」

ダイイングメッセージは「ハンバーガー」と書かれていた。
落ちていた凶器は食べかけのハンバーガー。
死体を動かすと、ダイイングメッセージはまだ続いていた。

もっとたべたい と。

発覚後、逮捕されたハンバーガーショップの店員は釈放となった。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(14)

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バトンにお答えヒカルちゃん

2009.07.29 (Wed)

えめるさんより バトンをいただきました!

書いてある文字を自分が話すときになんと言うか・・・方言が多いですねぇ~

後は、その言葉を使うシーンによっては変わってくると思うけど

口癖っぽいため口の場合を書いてみました。

えめるさんは「ニャンとも可憐な人魚姫」と私を紹介してくださいました。

なんて素敵なんでしょうヾ(´ε`*)ゝ

色々イメージぶち壊しそうですが、では!レッツトライ!

口調バトン

Q1 おはようございます。
A1 おはよー・・・(貧血&血圧調整がうまくいかず元気なし)
Q2 今何をしていますか?
A2 いまなんしよーと?
Q3 楽しいですね。
A3 楽しいねぇ~
Q4 それは何ですか?
A4 なに、それ?
Q5 お腹が空きました。
A5 はらへったぁー!
Q6 風邪を引きました。
A6 かぜっぴき
Q7 大丈夫ですか?
A7 だいじょうぶ?
Q8 手伝って下さい。
A8 てつだってぇー!!!
Q9 眠たいです。
A9 ねむい!もぉーむり!ねーむい!
Q10 かわいいですね。
A10 きゃぁっぁぁぁぁぁあああ!!可愛い・・・
Q11 メールしませんか?
A11 あ、なら、メールしていい?
Q12 これが食べたいです。
A12 これ食う!
Q13 美味しいですね。
A13 うまっ!
Q14 あの人かっこいいですね。
A14 センスいいよね
Q15 ありがとうございます。
A15 あんがと
Q16 すみませんでした。
A16 すみませんでした・・・
Q17 意味が分かりません。
A17 いみわからん・・・
Q18 嘘つきましたね?
A18 うそついたやろ・・
Q19 ふざけないでください。
A19 ふざけんな!
Q20 死んでください。
A20 死んだ方が世界のためじゃ
Q21 顔も見たくありません。
A21 顔も見たくないわ・・・
Q22 静かにして下さい。
A22 うるせーぞ!お前らっ!
Q23 しょうがないですね。
A23 しょうがないやろう~
Q24 了解です。
A24 りょーかい!
Q25 そうですよね?
A25 だよね?
Q26 これで終わります。
A26 おっわりー!
07:07  |  ○△ヒカルちゃん  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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記憶を取り戻したら

2009.07.28 (Tue)

あれだけ願った。
なくした記憶を取り戻したいと。
自分が誰なのか。
自分がどうしてここにいるのか。
わからないまま半年が過ぎた。

歩道橋で座っていたら、すごい格好をした女が「どうしたの?」と猫なで声で聞いてきた。
手に持っているものからする煙が懐かしい匂いだと感じた。

「泊めてよ」
「いいけど~、ただで泊めるの?」
「何も持ってない」
「体があるじゃない」
「欲しければあげる」
「じゃ、交渉成立」

変な女が自分を拾ってくれた。
それから普通の生活を段々と思い出してきたが
それ以上のことは思い出せなかった。

名前も
年齢も
何故、あの歩道橋にいたのかも。

「この映画見ようよ」
レンタルショップで女が持ってきた映画のタイトルになんとなく覚えがあった。
「これ、見たことあるかな・・・」
「思い出した?」
「いや、なんか表紙が気になった」

表紙には女が横たわり、惨殺されたその側に立ち尽くす男の姿だった。

「こういう映画好きなのか?」
映画が始まり、どんどん人が惨殺されていく。
ただそれだけの恐怖映画。
如何にに恐ろしく、如何に恐怖をあおり、如何に死ぬか。
それだけが目的のように思えるストーリー。
報われない登場人物と、必ず助かる主人公がいて
見えている結果に対してみる経過など、ちっとも面白くなかった。

退屈になり、女から教わったタバコを吸っていると
そのシーンに目が離せなくなった。
少し髪の長い女が延々と追いかけれ、倉庫街へ追い詰められる。
必死に逃げ惑うのに対し、ゆっくり追いかけてくるキラーハンター。
手に持っているものは、変わった形をしたナイフのような凶器一本。
とうとう追い詰められ女は髪を切り刻まれる。
短くなった髪を掴み上げ、ずるずると暗い部屋へ連れて行く。
まわりをみると冷たい巨大な冷蔵庫で、惨殺された女の死体が並べられていた。
腹を割いた状態で。
恐怖のあまり声もも出ず、キラーハンターはその女も並んでいる女同様に殺した。
そして、起き上がらせ綺麗に髪を整え座らせて冷蔵庫の鍵を閉めた。
キラーハンターはすっぽりと頭からかぶっていた顔が見えないフードを取る。
そこで、犯人の顔が写った。
被害にあい助かったはずの二番目の犠牲者だった。

冷蔵庫に切られた髪。
引きずられる感覚。
フードが取れ見えてしまった顔・・・
それは・・・

タバコを落とした。
「思い出した?まさか、逃げ出されるなんて失敗したの初めてだった。今度は失敗しない」
「・・・どうして・・・」
「楽しいから」
「何が」
「見下して馬鹿にしたやつらを飾っておくのが」
「決めたことだったから?」
「復讐しようっていったじゃない」
「復讐・・・?」
「なのにやめるなんて言い出すから、あんたも飾ってあげようと思ったのよ」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(19)

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当たりがあると

2009.07.27 (Mon)

当たったらもう一本!

そんな 喜ばしい 光景が 目の前にある

そういえるのは 当たった人間ではなく あたりをひいた人間だけだ。

恐怖とは 沢山ある中で

それが 恐怖だと 知らなければ 残酷になれる

だから子供は 最高に 残酷だ

聞いた話によれば 下の子が生まれたとき 上の子をかまわず ほったらかしていると

上の子はやきもちを焼き 母親を取られたと思い 下の子を恨むようになる

単純に いなくなればいいと考え 殺してしまうという

どうして 殺す方法を知っているのか それがわからないが

本能で わかっているのかもしれない

今僕が 磔にされ これが 認められた教育方法となったのが最近の話で

クラス平均の成績を落とした人間を発表し

上位の人間十人が 平均成績に 悪影響を及ぼした生徒に対し

ボーガンを構え 矢を射抜くのだ

絶対に当たらない矢を装着し 狙いをつけて打つ

矢を当てる人物達は 成績優秀な人材で 喜んでこのゲームをするために

必死になって成績を上げようとする者が多い

くじの中で 当たりがあれば二回撃つ事ができる

これが この世の中を支えていく 次世代の若者の姿

それを望んだのは 作り上げたのは 大人たちだ

今更 今時の子供はなんて 責任転嫁するなよ

僕を作ったのは お前達だ

僕を育てたのは お前達だ

何に影響され 何を見て 何を感じて 何を思い 何を考え 成長したかくらい

それは 一番よくわかっているはずだ

それを 忘れるなよ
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(16)

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妖精の名前はティンカベール

2009.07.26 (Sun)

ティンカベールと名づけたその妖精は、名前には似つかわしくない
ダークな衣装を着ていた。
しかし、羽が生えた小さな人間で本人曰く「妖精なんだよ」というので
妖精と聞いたためティンカベールと名づけた。
「で、何かよう?」
受験勉強のさなか、突然現れたヤンキー妖精ティンカベール。
小さな手で小さなタバコを吸い煙を吐き出す。
花の香りがするいい匂いだ。
「妖精が見える人間は限られてんだよ。で、あんたが今年の担当」
「担当って何?忙しいんだよ」
「忙しい?!何いってんだ!てめぇ!ふざけんなよ!人の話を聞くときは目を合わせろ!」
「勝手にやってきて、都合を押し付けるような化け物に話を聞く必要はないね」
「化け物だと?!てめぇ妖精だっつってんだろう!」
「どうせなら、セクシーで可愛い綺麗な妖精が良かったね」
「あいつら顔だけで、中身は最悪だぞ」
「そういうティンカベールはいいやつだって言うのかよ」
「自分で言うかぼけが!」

口が悪い妖精にあったのは初めてで
大体、妖精にあったのが初めてで
その前に、明日受験のための夏期講習が始まるからその暮らすわけテストがあるわけで
というか、うるさいんだよ。

「そんなにうるさいか?」

僕はびっくりしてティンカベールを見た。
「え?まさか人の考えてることわかんの?!」
「私はこれでも妖精だ!妖精は人の心から生まれる。私はお前から生まれたんだ」
「生んでないよ」
「否定し続ければ私は消える」
「千歩譲って僕が産んだのなら、何で生まれたの?」
「そう望んだからだ」
「望んだ?なにを?」
「大人になりたくないって散々昨日親父と喧嘩したじゃないか」

そう、昨日僕は学校の成績表を出張から帰ってきた父親に見せた。
ところがその成績は思わしくなくぶん殴られ延々と暴言が続いた。
成績は前回と比べれば格段と上がっていたから、てっきり誉められるとばかり思っていた僕は
こんな大人になんかなりたくないと叫んで部屋に閉じこもった。
母ちゃんは「勉強が出来ない人間が悪い!お父さんになんてこというの!」と言って
僕の言葉を聞いてくれなかった。
その後で母ちゃんは塾の夏期講習に申し込んだと勝手に進学塾に行くことを決めてしまい
そこで夏休みを棒に振ることになった。

進学塾に入るためにはクラス分けのテストがある。
そのテストで五十位以内に入らなければ、進学塾に通うことさえ出来ない。
もし、五十位以内に入らなかったらきっと僕は「お前なんか生まれてこなければよかった」と
また言われるのだろうか。

「あんたが望んだから、私が生まれた。大人にならない方法はいくらでもある」
「あるの?」
「あるよ。大人ってのが自分が見てきた親が全てじゃないことくらいわかってるだろう?」
「わかるけど・・・」
「一面を見てしまえばみなが同じように見えるのは誰しも同じだ」
「・・・」
「大人にならない方法を試すかどうかは自分で決めることだ。私はそのために生まれた」
「大人にならないって決めたらどうなるの?ピーターパンにでもなれるっていうの?」
「イメージ的にはあっているけど、もっと残酷だ」
「残酷って・・・」
「一生子供のままなら、一生この状態が続くだろうなぁ」
「・・・」

将来は何になりたいの?

お姉ちゃんがいつも僕に聞いていた。
お姉ちゃんは笑って「そう?じゃぁいっぱい勉強しなきゃ」って言ってた。
だから、かんばろうと思った。
お姉ちゃんが笑ってくれるのが嬉しかったから。

「お姉ちゃんに会いたいなら、会わせてやる」
「・・・本当に?」
「それが、大人になるってことだ」
「・・・会えないことをわかってるということが?」
「そうだ。止まらぬときはないが止めようと思えば止まるときもある。
秒針を止めても時間は止まらないが世界は止まる。
世界が止まっても体は止まらない。
目を閉じても、体を縛り付けても、何かは動いている。
動いているから、止まった時間でさえ必要な時間だったとその期間を表す。
止まりたい時に止まれ。
進みたい時に進め。
それは、体と心が決めることだ。
おまえ自身が感じ対話することができる」

僕は勉強をやめて、お姉ちゃんから貰った望遠鏡を持って夜の散歩に出かけた。

「お姉ちゃん、本当に会えるなんて・・・」
「良かった、会いたいと思ってくれて。迎えに来れてよかったわ」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(12)

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残されたものたちへ

2009.07.25 (Sat)

残されたのは、血の繋がらない妹。
殺された義父の死体だった。
義母は既に出て行って男の家から帰ってこない。

義母は出て行った父の連れ子である私を五月蝿がっていた。
父は私を捨てるためにこの女のところへ連れてくるようになった。
女の性格を知っていたから。
女は私に極上の優しさを与え、父の前でいい義母を演じていた。
必死に演じた甲斐あって結婚したが、すぐに父は他の女をつくり出て行った。
帰ってこなくなった頃離婚が成立。
条件で、子供を引き取れば養育費を出すという名目に惹かれた女は
喜んで金づるの私を引き入れた。
養育費を払う月日はあっという間に過ぎ、その大半は義母の遊び代に消えた。
その間に母は六回結婚し五回離婚した。
「お前は女だから相手しな」といった義母の顔を忘れない。
五回の結婚のうち、誰一人私に触らなかったやつはいなかった。
義母から言われる前から既にやつらのおもちゃだった。
気がつけば妊娠していた。
「勝手に産め」そういわれた。
生まれてきた子供は、どこの誰の子かわからぬ「物」にしか見えなかった。
どういうわけか、義母は自分の子として戸籍に登録した。
何も知らぬ妹は幼いうちから稼いでいた。
そんな状況を知った私の父は学校から私を連れていった。

助けてくれる

その思いで埋め尽くされた心はもろくも崩れ去った。
「今から、ここに来るおじさんたちの言われたとおりにしないさい。お金あげるから」
その顔は義母と同じ顔だった。

六回目の結婚をした義母がある日突然事故で死んだ。
あやしい点は沢山あるが、残ったのは借金だった。
ぼろアパートに引っ越したものの怒鳴り声が続く借金取りと
殴られる毎日と今日は勘弁してやるという一通りの出来事が妹の前で行われる。
それを見ていた妹は「お姉ちゃんをいじめないで」と泣き叫ぶ。
見るたびに思う。
あんたもその仲間なのにと。

義母が死に義父と私、妹だけになった。
すると義父は「お前が年を誤魔化して風俗で働けば今までの経験からすぐにトップになれる」といった。
同時に大人はこんなものしかいないと思ったから、思いっきり転がった酒瓶で殴り続けた。
いつも私にしているように殴り続けた。
割れても、割れた先で殴り続け
最後には、妹も一緒に殴った。

全てが終わったとき 疲れ寝た。

次の日、私の相手をしようとたずねてきた男が腰を抜かし警察へ通報。
全てが終りを告げるひだと思ったが、どうでもよかった。
あぁやっとこの家から出られる。
それが、13の時。

今は一戸建ての家と庭付きの大きな家で過ごしている。
全て彼らのお陰だと感謝している。
残されたのはお互いが画策し保険金をかけていたが受取人が
全員死亡という状態になり、相続人は私になった。
妹はあの事件を境に記憶をなくし私のことさえ覚えていない。

お金がすべてだと心から思っていた。
彼らが残してくれたお金に感謝しよう。
たかが紙切れ一枚だが、それが沢山あれば何でも出来る。
愛なんてものは存在しない。
一円にもならない。
腹も膨らまない。

義母も義父も許してあげよう。
むしろ感謝したいくらいだ。

あぁ、命を懸けてくれてありがとう。
お金が沢山手に入った。
働く必要は一生無い。幸せな人生が送れる。

これが、愛なんだね。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

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ぽけっとの中には

2009.07.24 (Fri)

ポケットの中には

「ビスケットがひとつ」

ポケットを叩くと

「ビスケットはふたつ!」

「でも、君を叩いても二人にはならない」

「何いってるの?」

「君を好きだと僕は言った」

「えぇ、聞いたわ」

「けど、彼も君を好きだと聞いた」

「・・・そうね」

「君は一人しかいない」
「私はビスケットじゃないから」
「叩いても、ふたつにはならない」
「・・・そうね」
「ふたつにしたら 冷たくなる」
「変なこといわないで」
「失いたくないとき、どうしても失いたくないものがあるのにそれを奪われる感覚を知っているかい?」
「わからないわ」
「そうだね」

「あなたもわからないでしょうね」
「何を?」

「何故、私を共有することを考えないのかしら?」

「共有?」
「そうよ。あなたを愛している私。私を愛している私。私を愛している彼。その形は同じじゃないわ」
「何を言っているんだ?同じだ。恋愛感情だろう」
「いいえ、愛し方は違うわ。まったく同じなんてなんてありえないもの」
「意味がわからないよ」
「結局は、他人なのよね。けれど、子供にとって当たり前に存在する親。だけど、他人なのよ。血の繋がりを持つのは世界にその子供だけ。同じものは子供だけよ。親とも他人だわ」
「何が言いたい?」
「愛をくれる人を何故拒否する必要があるの?私は嬉しいわ。私を愛してくれるのよ。他人だというのに、何の繋がりもしがらみもないのに私に関わり愛を与えると。こんなに幸せなことはないわ」
「来るもの拒まずってこと?」
「肉体的な愛だけを求めているわけじゃないの。全てを愛してもらわないとそれは愛じゃない。肉体的な愛だけを求めるような人ならそんなことが出来ないように私が切り離してあげるわ」
「じゃぁ君は僕が好きだといったのは愛を感じられたから?」
「いいえ、私があなたを愛したの」
「僕からの愛は感じているの?」
「感じているわ。だから一緒に歩いているのよ」
「でも、あいつとも付き合うって言うんだろ?」
「いけないこと?何がいけないの?私を愛し大切にしてくれる人よ。そんな人を失いたくわないわ」
「僕だけじゃ物足りないの?」
「いいえ、あなたの愛も彼の愛もおなじじゃないの。別なのよ。その優しさを失いたくないだけ」
「理解・・・できないよ」

女は歩くをやめ立ち止まった。

繋いでいた手を離し こういった。

「失う悲しみが訪れない付き合い方よ。皆で一緒に愛し合えばそれが一番幸せだと思わないの?」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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別館についてのお知らせ

2009.07.24 (Fri)

こんばんは ヒカルです。

こちらは、土砂降り警報やら 避難勧告やら なんか大変です。

そんな中 運転した私は 怖かった・・・

暗くなる前に帰宅できたのでよかったですが 視界とても悪く

スプラッシュマウンテン状態でしたよ・・・

山に住んでいるから 浸水とか無いけど 工事中のところがすごい土削ってるから

土砂やばくない?とか思っている次第です。




さて、写真を公開する準備を整えました。



ブログを別に立て パスワード制にしております。


ご覧になりたい方は パスワードをお伝えしに ブログへコメントさせていただきますので

「見るー!」と この記事に コメントくださいませ。

もしくは メールフォームから「見るー!」とご連絡をお願いいたします。

※管理人のみ閲覧を可にされていない方はメールフォームからご連絡お願いいたします。

お返事に、別館のアドレスとパスワードをお伝えします。



別館は小説とはまったく無関係の場所になります。


また このサイトに来たのが始めてで 偶然この記事を見て 写真を見たいという

理由の方は アドレスとパスワードをお伝えすることが出来ません。


交流のある方を対象としております。


それでは 準備が整いましたことをご連絡いたします。

日下ヒカルより
07:07  |  お知らせ  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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会員限定座談会

2009.07.23 (Thu)

「限定発売の携帯電話を持ってくること」
「本人認証システムのICカードを持参だね!」
「了解」

それが、奇妙なそして新たなコミュニケーションの場を作る始まりだった。

ファーストフード店内にある無料無線LAN回線を利用して
指定された店内にはいるものの
誰一人として顔を合わせることなく始まった。

その時刻。

「で、集まってる?」
「いるよ」
「いるっすよ~ん」
「きてまつ!」
「来た」

三階建てのファーストフード店内は、沢山の若者で溢れていてとても騒がしく
賑やかとは程遠い場所だった。

「じゃ、ICカードをカードリーダに全員通してログインね」
「わかった」
「おっけ~」
「はーい!」
「了解」

全員が、システムにログインした。

「というわけで、今回集まってもらったのは他でもないオフ会なんだけど」
「これってオフなの?」
「え~?!ちがくなぁい?っていうかぁわたしぃみんなの顔みたい~」
「オフなのは間違いないけど、ま、オンラインでもあるし」
「テーマは何?」
「そうだな、今回の映画について話そうか」
「え?ちょっとまって。まだ見てない」
「見てないのぉ?!まーじ?!信じらんなぁい。あんたばかぁ?!」
「いや、それアニメ違うし」
「そうね、この私が命令してんのよ?ちゃんと聞きなさいよ!」
「それもちがうっちゅーねん!」
「またしても、あなたが絡んでいるとは僕には理解できません」
「それもちがうっつーの!」
「もう嫌だ!乗りたくないよ!」
「なら寝てれば」
「うぉーい!誰かはなし聞けって」
「イエス マイロード」
「セバスだぁー!坊ちゃんはどこぉ?!」
「ジュイスです。今後もあなた様が救世主たらんことを」
「オイオイ、ジュイスまできたか」
「いいよなぁ100億だぜ?ほっしー!」
「全裸登場でも?ホワイトハウスの前で?」
「ありえなぁーい!ジョニーとエレクトできないとちょんぎられちゃうよぉww」
「今度はあなたが私を殺して」
「え?何それ?何?何?」
「ティーチャってさぁ、ロリコンだよねきっと」
「は?それしんないよぉ!元ネタわかんないぃー!」
「私は人形じゃない」
「いや、人形つか・・人造人間?」
「んもぉ!まともに話そうよぉ~!」
「やっと、話しする気になったか」

「で、今日集まった目的は何だ?」
「告白だ」
「告白?」
「なによぉ~それ?」
「何の告白?」

「知らせがあるんだ」
「何がぁ?」
「何の話だ」
「いみわかんなぁーい!」
「荒唐無稽ではあるけれど、面白そうだな」

「手に入れたんだ」
「・・・え?」
「どうやって」
「マジ?」
「本当なの、お兄ちゃん」

兄弟で 繋がる 面と向かって話さなくなった コミュニケーション
文字だけが躍る画面
感情はそのほかを利用して
本心を気取られぬように
表情を悟られぬように
小さな出来事を全部省いた

摩擦のない関係

薄くて すぐ破れ すぐに壊れるものならば

触ることなく 触れる方法を 考えた

この兄弟達は 世界を見て 他人を見て せめて自分達だけの絆は守りたいと

考えた。

「どうやって?」
「住所だけじゃ知ってても、どうしようもないだろう」
「まだやめてないのか、ストーカー癖」
「いい加減諦めなよ、あの女の子はお兄のこと好きじゃないって言ってるんだから」
「もうしてない」
「ならなんで」
「手に入ったから」

この時、一部の空間だけ、凍りつくような冷たさを感じた。

「今度は何をした・・・?」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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写真について

2009.07.23 (Thu)

こんにちは 工事があちこちであっていて 家が揺れて困っているヒカルです。

残念なお知らせです。

私も知りませんでした。

説明分で 詳しくはこちらへ→ を見ていなかったのですが

料金発生部分だけ書かれているというすごい

たった2・3行の料金発生部分がそこに明記されており

大ショックを受けています。

問い合わせ中ですが

撮影した写真は公開できないかもです。

著作権がスタジオに発生しており 許可と

不特定多数のWeb公開などに料金がかかるそうです。

すみません。 お金ありません!

゜゚(>ヘ<)゚ ゜。ビエェーン


写真データを作成する料金だそうです。

著作権はあるだろうと考えておりましたが

無料で公開する分に対しても、料金が発生するとは考えてもおらず

各ページには許可が必要とだけ明記があったため許可を求めたところそのようなお返事が・・・

売るわけじゃないのに料金かかるんだ・・ と 

著作権の別ページにのみ料金発生の説明があるのよ


ものすごくショックを受けております。

というわけで、お返事次第では公開できません。

まさか こんなことになろうとは という 最後の 最後で 頑張った結果を

誰にも見せられることなく 終わるなんて 思っても見なかったので

何のために撮ったのかって ちょっと 本当に ショックです・・・

著作権があるのはわかっておりましたし

その写真を商用目的で使うとギャランティーが発生するのは解っておりましたが


プロフィール等の公開でさえ、不特定多数の人間が

見る場所での公開は1枚につき料金発生だそうです


ちょっと 初めてのケースなので 許可が下りることを祈っております。

まさか プロフィール等の商用目的以外で料金を請求されるとは

思ってもなかったのです。

○○撮影 とか明記するのは必要だとは思っておりました。

もしかしたら そのスタジオにリンクできるようにしなければいけないかと

(できればしたいと思っていた)と考えていたのですが

こうなってくると どうしようもないですね・・・

自己満足でさえ ネットを使ったら 駄目なんだ

あーあ・・・ 最悪・・・。

もう 気分げんなりです。
06:06  |  お知らせ  |  Trackback(0)  |  Comment(12)

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理想の私と現実の貴方

2009.07.22 (Wed)

二十九歳を前にして初めてお見合いパーティーに出席した。
偶然、親の知り合いが勧めてくれたお見合いパーティーの話に
私は興味を示した。
彼氏という存在のパートナーはとんと存在せず
「行くだけ行ってみれば?」という母の勧めもあって参加費も無料だったので
行ってみたのである。
ところが、コンカツという言葉を知った最近私はそれをいくら聞いても「トンカツ」としか
聞こえていなかったのでお見合いパーティーの場所に行き
ウェルカムボードにでかでかと書かれてある「婚活!」という文字を見て
納得した。

自分の勘違いに。

言わなくてよかったという言葉をのどの奥に飲み込んで
会場に入った。
立食パーティー式のお見合いで、胸にプレートをつけNoと名前が書いてある。
コンカツに勤しむ女性ははっきりいって怖かった。
ハンターといっていいだろう。
食うか食われるかの男性諸君は引き気味だった。

男女共に参加者のプロフィール一覧は会場入りする前に貰っている。
インターネット上で確認できるのだ。
職種も学歴も。
学閥を気にする家柄の人にとってはありがたいシステムだろう。
私には関係の無い話だ。
気にした時点で私には価値が無くなる。for seleすらも付かないほどの商品だ。

割合として女性が断然多かった。
そして、何人かの顔の整った年収のよい男性に群がっている女性が多数。
友達同士での参加という人も多く、友達同士がいがみ合っている雰囲気が
遠くはなれた壁の花にまで届いた。
自分を花というのは、どうかと思うが彼女達よりは花だと思う。
あの目つきは獲物を狙う目だ。
食事が意外に豪華だったので私は食事を楽しむことにした。
入っていけそうにない会話を諦めたのだ。

美味しいローストビーフとスモークサーモンをほうばっていると
「美味しいですか?」と男性が声をかけてきた。
「すっげーうまいですよ」と返事をすると、男性は笑っていった。
「すっげーうまいなら僕も食べようかな」と。
ふと視線を感じ、目をあげると群がっていた狼がこちらを見ていた。
あれ?
と、思い横を見ると取り囲まれていた獲物が横にいた。
疲れたのだろうか。

「お疲れ様です。女性のお相手」
「ははは。なんとも返事のしづらいことを・・・」
「あんな風に群がってこられたら正直怖くないですか?」
「はははは。返事がしづらいですってば・・・」
「遠慮しなくても彼女達に聞こえませんし、私は彼女達を知りませんから言ったりしませんよ」
「あははは」
「私なら恐ろしく感じますけどね。捕って食われそうですもん」
「はぁ・・・」
「いいお返事でわかりやすいです。あ、こっちも美味しいですよ」
「あ、いただきます」
「ところで、何で囲まれてるんですか?」
「あぁ、僕はこのお見合いパーティーに三回今まで出ています」
「へぇ~随分きてらっしゃるんですね」
「えぇ。でも、中々決まらなくて」
「どうして?」
「いつもこうですから」
「あぁ、そりゃぁ決まりませんよねぇ。でもどうしてそんなに女性に注目されてるんです?」
「かっこいいから!」
「うん、顔は整ってらっしゃるしスタイルもセンスも素敵だと思います」
「すみません。つっこんでください」
「あはは、んじゃ。なにいっとんねん!」
「すごくわざとらしいですね」
「で?」
「僕は病院長をしている息子ですから」
「へぇー!じゃぁ、お医者さん?」
「はい」
「つまり、ご子息か!」
「まぁ、おぼっちゃんというところでしょう」
「このご時勢なら、狙いどころになったわけですね。肩書きだとルックスやスタイルで」
「まぁ、そんなところです」
「でもあなた自身を見ているわけじゃないからこっちにきたわけだ」
「こっち?」
「ごはんです」
たまらず噴出すNo7の男性。
「ごはんじゃありませんよ」
「え?違うんですか?あ、こっちも美味しい。これも美味しいー!」
「あ、ありがとうございます。あ、本当だ。おいしい」
「ほらほら、食べないともったいないですよ。うまうまっ!」
「ここに来てこんなに食べたの初めてですよ僕」
「もったいないことしましたねぇ・・・こんなに美味しいのに。タッパがあったら持って帰りたいくらいですよ」
噴出すのを手で押さえ必死に笑いをこらえるNo7。
「そこまでおかしいですか?おいしいんだもん・・持って帰って家のものに食べさせてあげたいなと」
「そういう風に考えてらっしゃるんですね。失礼ですがご家族は?」
「合計で1+3と私を含めて5です」
「1+3?」
「母と猫3匹」
「猫がそんなにいるんですか?」
「家中だけの換算です」
「・・・猫一家ですね」
「ええ。花嫁道具は猫でしょうね。それと漫画とパソコン」
「なんというか・・・正直な方ですね」
「え?何が?」
「自分を良く見せようとかそういう雰囲気が感じられません」
「そんなつもりが無いからですよ。今、嘘ついて猫かぶってもどうせばれるじゃないですか。
それに一生涯の相手を見つけようって時に誤魔化してたら相手の素も見えませんよ。
誤魔化すほど何か非があるのかと思ってしまいます」
「より、他の人より目立ち綺麗に見えたいとか」
「それは誰しも持ち合わせる心理でしょうけれど、誰かと比べてではなくて過去の自分より磨きをかけてのほうが良くないですか?ここで目立つほど美人でも化粧とってしまえば誰あんた状態になりますよ」
と、言い終え返事がないことに不思議に思い振り返ると
おなかを抱えて息が出来なくなるほど笑っていたNo7.
そんなに面白かったのか?
「とこで、女性に聞くのは失礼ですがおいくつですか?」
「二十代後半です。あなたは?」
「三十三です」
「あら、見えませんね。同じ年くらいかと」
「童顔なんですよ。良ければ出ませんか?ゆっくりと座ってお話したいのですが」
「いいですよ。立ちっぱなしも疲れました」

お坊ちゃんだと思ったのは、止まっていた車が立派な高級車だったから。
我が家の車で換算すると約五台分はするんだろうな・・・。

「どうぞ」
と、助手席のドアを開けてくれた。
「まぁ、ありがとうございます。こんな風にされたの初めて」
「お姫様気分で」
「お姫様?!あはは、面白いこというのね。でもお嬢様にしましょう!」
「お嬢様って。じゃぁ僕はなにかな?」
「なんだろ?」
「真剣に悩まなくていいですよ。お茶って飲めます?苦いのお好きですか?」
「お茶?お抹茶のこと?大好きですよ」
「良かった。ご案内します」

案内された先は、寺だった。
寺にお茶屋さんが併設されているとは不思議だなぁ。
「まぁ・・・」
出迎えた、女性が驚いている。
知り合いの店?
んじゃ、女連れってまずくないのだろうか?
「奥の茶室を使わせてください」
「えぇ、どうぞぉ~」
「お邪魔します」
段差のある玄関を上がり、座って二人分の靴を並べた。
「ありがとう」
「いえ」
「どうです?感想は」
「こんな大きなお寺にお茶屋さんが併設されているなんて驚きました」
「寺?」
「違うんですか?」
「お寺ではないですよ・・・」
笑いを堪えている。
んー何が間違った?

「ここです」
げっ!
「・・・今更言いますけど、お抹茶好きでも作法は知りません・・・」
「かまいませんよ。お茶を楽しむのができればそれでいいんですから」
「すみません・・・」
習っておくべきだったか?お茶とお花ってやつ
「では」
そういってきちんとしたお作法でお茶をたてるNo7
あ、今頃気づいた。
名前聞いてない・・・
すると、先ほどで迎えた女性と一緒に男性が現れた。
誰?!
その前に膝が限界。
膝、悪いんだよね・・・。
あ!丁度いいところに正座座布団が・・
さっとしけば、ばれないよね・・・
そぉっと手を伸ばし座布団をお尻へ。
よいしょっと。
めっちゃらく!
「それで、お嬢さんお名前は?」
「守田 絢子です」
「ご職業は?」
何でこんな話になってんの?!つか、誰だ!
「派遣社員をしております」
「派遣?」
「はい」
「大学はどこを卒業されました?」
女性が聞く。
「大学へは行かず、専門学校に進学しました」
「専門・・・学校ですか」
あっきらかに表情くらいですよ奥さん!つか、あんたも誰?!
「あ!」
No7が声を上げた。
「紹介が遅れました」
遅れすぎだと叫びたい。
「両親です」
んなぁ!?
どういうプレイだ!?オイ!
会って三時間もしないうちに両親と対面とはどういう拷問だよ!えぇ?!
後で苦情を申し立てよう。
「そっそれは、失礼しました・・・ご挨拶が遅れまして・・・。守田です」
「お見合いパーティーで知り合ったのか?」
「そうです。素敵な女性でしょ?」
そういわれたがご両親の顔は暗い。
そりゃそうだろうなぁ・・・ 
つまりここは寺ではなくでっかい家で。
どっかのお嬢さんを連れて帰ってくることを期待したのに。
専門学校出身の派遣となればつりあわんと思うだろうなぁ・・・
「えーっと・・・、どこかの馬の骨ですがこんにちわ」
と、笑顔で開き直り挨拶をしたら
出来上がって渡され飲んでいたお抹茶を噴出したご両親だった。
「何で馬の骨なんていうのか由来は知りませんが、人間です」
とも付け加えておいた。
耐え切れず大笑いし始めたのはNo7だった。
「もう駄目!限界!あなたが好きです!」
その後、ご両親の勧めもあってお茶のお花と着付けを習い花嫁修業をすることになった。
興味はあったのでありがたいと思いながら、No7よりお母様と仲良くなり
お出かけした先では値切り交渉をしまくり
お父様と出かけたときは、体重計と血圧計を勧めた。
そうしたら、お返しに運動不足の私と同じセットで万歩計が来て朝のお散歩が日課となった。
後は、包丁で皮むきが出来れば大丈夫だろう。
結納は半年後と決まったのは、あの挨拶から三ヵ月後の話。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(10)

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昔話はうろ覚えのヒカルちゃん

2009.07.21 (Tue)

おはようございます。 

本日より復活いたします。

ただ、しばらくホラーなお話は無いと思うデス。

では、ヒカルちゃんシリーズから!復活!


ちょっと前ですが

テレビ番組で 舌切り雀のお話があっていました。

タイトルから言いましょう。

「舌切りすずめ」 ですよ?

どう考えたって虐待です!

むかーしむかし、あるところに おじーさんとおばーさんがいました。

大抵この文言から始まります。

あるところってどこだよ

なんで老夫婦しかいないんだよ

おじいさんは山へしばかりに おばあさんは川へ洗濯に行きました。

なんで山に芝生植えてるの!?それを手入れしてどうすんのさ

洗濯以外家事は無いのか!

おじいさんは山で出会ったすずめと仲良くなり、連れて帰りラブラブです。

お婆さんはそんなすずめにやきもち焼いておじいさんのいない間に虐待開始

そんなある日

お婆さんが洗濯のりを作ってたら、作る前のご飯じゃなくて

どう考えても食べづらそうな「糊」の方を食べちゃって

ざけんなー!つって お婆さんはすずめのしたをちょんぎったというのだ。


すずめってそもそも、舌ってあるの?

何匹かひよこのすずめを猫が捕らえてきて助けて育てて空に返したけど

舌はなかった気がするよ?

帰ってきたおじいさんにお婆さんは正直に話すという。

おじいさんはおばあさんとバトルこともなく、すずめを探しに行くんだけど

無茶難題を言われて、それを乗り越えていくわけさ


この無茶難題をいった人に何の得があるのか教えてくれ

で、たどり着いたのが「すずめのお宿」ってとこなのよ。

有名らしいけど覚えても無い。

なんとすずめはそこにいて、着物まできているわけさ。

そして、まるで竜宮上のようなあつかいをうけるのよ。


あれーなんかやばくね?

やーっぱでてきた、ほら手土産。

「大きなつづらと小さなつづらどっちがいい?」

おじーさんは何も考えず、年寄りだから小さい方という理由だけで選んだのよ。

帰るまであけんなよって言うすずめのいうことを聞いて

家に帰って開けたら小判とかがざっくざくだったとさ

それを見たバーさんはあほかー!ちゅうて、無茶難題までクリアし

不味い飯の宴を律儀に食べて、大きなつづらか出てきたところで

即効、持ち帰ったのよ。

でも待ちきれずに道のど真ん中で明けたら妖怪に襲われたって話さ。

すずめさん

もし、おじいさんが、大きな手土産を選びおばあさんがうるさいだろうから

こっちを持って帰るよと無理して持って帰って

耐え切れなくなって 小分けして持って帰ろうなんて考え

道端で開けたら 同じ目にあったの?おばあさんと

すずめを可愛がり 育て 愛し ひどいことをされたことを聞き

無理難題を言われても乗り越え たどり着き あえて嬉しいと涙したのに

すずめが嫌いになってしまいました・・・。





その前に


しばかり は 芝刈り じゃなくて、 山に燃えるようなきぎをひろいにいくこと

らしいです。

横にいた母から、駄々漏れの独り言に呆れた指摘が入りました。

じゃぁ最初からそういえっちゅーねん!

山に木々を拾いに行きましたって!!


色々つっこみどころ満載の話だったんだなと改めて思いましたとさ。

で、一番肝心なことを忘れました。

解説があったのに。

このはなしの教訓は何だったっけ?


08:00  |  ○△ヒカルちゃん  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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撮影前々日のヒカルちゃん

2009.07.20 (Mon)

こんばんは

撮影を決めたというのに

にきびは出てくるわ

熱中症になるわ

久しく乗っていなかった体重計に乗ったら増加がすごいわ

胃腸炎でおなかが妊婦になるわ

目のアレルギーだわ

ハゲがひどくなっているわ

ぼろっぼろで 今日の晩御飯は うなぎの変わりに ピザでした。

体重増加はもういいや・・・

体脂肪率が問題である

26%はヤバイだろ・・・

私の平均的な体脂肪率は22%です。

一週間くらいのうちに 26% 暑いからって毎日アイス食べちゃったもんなぁ・・・

アイスか・・・

今更足掻いても仕方ないと思いつつ

まいたら発汗作用があるって言うシートをぐるっと腹に巻いていることは

内緒です。

今日は朝から準備をしようと衣装やらを詰め込んだのですが

荷物多いっ!

ひかれないかなぁ なんて不安がよぎっております。

何より小道具が多いのです

さて、あさってなんですが 世間も大賑わいの 日食の日です。

見たかったのに 私は スタジオの中ですよ

移動中に 日食に出会いそう?

運転こわっ・・・

ほぼ 日食区域に入ってるらしいんですが どんなものなんだろう?

なんにしても 宇宙規模で不思議なことが起こる日ですよ

私にもね

今日も回復のためたっぷりとお昼寝をさせていただきました

お陰で仕事進んでません。

小道具に 靴 髪飾りやアクセサリー ストッキングとか 洋服 付け爪

忘れ物無いかなぁと不安です

そうそう 朝からお肌のお手入れですよ 

もう必死・・・

母親がいつの間にかこっそり買っていた美容の・・・マシン?

なんか クリーム塗ってイオンをどうにかしてくれるやつ

あれでぐいぐいしてますよ

短期的ですが たるみなくなるよ あれ

すげーいい♪

お陰で 私が愛用中

お風呂でも ソルトスパのクリーム贅沢に縫ってマッサージですよ

あんよとおててをぐいぐいぐい

問題は 隠しようの無い出た腹なんですが・・・

今はおなかいっぱいだからってことにしておいて 歌って 腹筋を使いましょう

歌うとき腹筋使うから結構いいのよねぇ~

じゃ 歌います。

何か忘れ物してない?!とこれもった?!とかあったら

教えてくださいませ・・・ m(_)m

あー 目がかゆいし痛い!
20:48  |  ○△ヒカルちゃん  |  Trackback(0)  |  Comment(12)

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アレルギーって何なのさ?

2009.07.18 (Sat)

六月の終りごろ 目がかゆいと感じて ものもらい?とかおもったけど

アレルゲンを退治してくれる市販の安い目薬で いつも通り点したが 治らず

病院行くにもお金がかかります

お財布は窮地を通り越して断崖絶壁にひっかかっています。

あまり 行きたくありませんでした。

一週間経っても治らず酷くなるばかり とうとう我慢できなくなるほどかゆくなり

掻いてはいけない目なので しぶしぶ 眼科へ

嫌いなもの その① 空気がピュッと出る眼圧検査 苦手です。目を閉じてしまう・・・。

嫌いなもの その② 視力検査 右と左を間違えます。

大嫌いなもの その③ 上瞼をめくられる 痛いよぉ!

上瞼が腫れるという現象とかゆみが最大の敵でしたが

なんと「アレルギー反応ですね」とのこと。

一週間目薬点してくれというので、点してみるとすっげー効いたのがたった三日

あまりのかゆさに一日四回の目薬をもっと点させて!と電話したら来いというので行ったら

一日8回までOKといわれて 一安心

だが、今度は痛みが出てきた。

一週間は過ぎた今日 治ってないし 目薬もなくなったので眼科に行ったらやっぱり

アレルギー というわけさ

何の?といったら わからんと。

検査するにしても何種類かしかなくて、あんまり項目が多い検査したら高いと・・・。

アレルゲン見つかったらどうするの?と聞いたら

「避けるしかありません!」

・・・アレルギーって治んないの?

アレルギーなんて持ってない私。

あー・・・ あれは駄目だ。 

牡蠣 これ食ったらじんましんで苦しんでおなか壊して三日はノックアウト

前は食えてたのに 二十歳過ぎたある日食べたら 大変なことになった

その後じんましんに一年間悩まされた

「年とともに体調も変わりますから、一度検査したら~?」と近くの内科の先生に聞いたら

いわれました。

今更猫アレルギーとか言われたら どうしようもないっすね・・・

項目を選んで受けるらしいんだけど それに当てはまらなかったらマイナスになって

意味を成さないと・・・

採血で出来るそうなんだが、なんと保険が利いても5000円とかするらしい。

まじで?!Σ(|||▽||| )

二千円くらいを出し渋っている私が、五千円ですよ奥さんor旦那

それもアレルゲンわかったからって 避けるしかない んですよ

自己満足ってこと?アレルゲンを特定するのは・・・

でも おめめ 痛いよぉ・・・ かゆいよぉ・・・

どれが原因かもわからんアレルギーに対して 枠を決めて検査なんて

おかしくないか?

食べ物か 植物か とかなんもわからんのに 何で枠をきめんのや・・・

おかしいで・・・

そんなん 意味ないやんか

取られた血が 無駄んなるで ただでさえ貧血じゃいわれとんのや

鉄分とらんといて・・・

アレルギーにお詳しい方 どう対処すべきか よい方法をご存知でしたら

教えていただけると幸いです。





14:55  |  ○△ヒカルちゃん  |  Trackback(0)  |  Comment(14)

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ラストチャンス ヒカルちゃん

2009.07.17 (Fri)

日下ヒカルという名前は 画数で決めました。

本名の画数がネットにある無料診断で最悪でして 大凶とかあったり・・・

んで、あたってるんですよねぇ・・・これが。

体調が悪いだの 仕事運が無いだの 色々その他諸々ってやつですよ。

そこで 画数って大切かも!と考えてつけなた前が まずは ヒカル

カタカナにした理由は 誰でも読めるように

最近は個性あふれた名前のお子さんが多いですよね

悪いとは言いませんが 個性あふれすぎて 読めません

なんていうの?と一生言い続けられる名前ってのはあまり私は好きじゃなくて

後は ヒカル という言葉が好きでして

だって、光だよ? 光り つまり 輝く明るいという意味を持つわけじゃない?

そこからは 読める名字を占いサイトにぶちこんで 一番運勢が総合的に良さそうなものを

選ぼうとしたけれど 本当に無かったんです。

どれかがよくて どれかが悪い

うーんと唸っていたところ 読んでいる漫画に出てくる登場人物の名字を入れたらHit!

それが 日下 でした。

この名前を決めたのは、このサイトを立ち上げるためではなく一つの夢を叶える為でした。

飽きっぽい私が唯一続いた練習とその後悩む期間もあったけれど

続けたいという意思があったのです。

但し、期間が決まった夢です。

それが「年齢」でした。

そしてその年齢は来年だともう無理でしょうと考えています

また 情勢も厳しく 仕事がありません

まったく 無いんですよ この夢関係のお仕事情報

そこで 夢を追いかけた何かを残したいと考え お財布と協議した結果

していいと思う

と、お財布が許してくれたので

ラストチャンスの撮影をしてきます。

本格的な写真スタジオで撮影です。

今までは潜在写真ばかりを撮影してきましたが、今度は好き勝手やっていいパーソナルフォトです

好き勝手が許されるけれど 自分で自己表現しなくてはいけません

大変です

ヘアメイクさんもつきますので ドキドキです。

これが 私の夢の終り です。

一つの夢が閉じる日が22日です。

とても個性的な写真を撮りたいと小道具も用意して挑みます。

写真集を出したかったという夢は叶いそうにないですが

自分個人で思い出として残す写真集を作ることが出来そうです。

それが 夢の終りという形 ラストチャンス

悔いの無いように 精一杯 今までの全てを 表現したいと 思います。
09:29  |  ○△ヒカルちゃん  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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傷も怪我も癒えないのに

2009.07.15 (Wed)

外猫長男のこちょびといつも大喧嘩

取っ組み合いの喧嘩して 負けてばかりのこちょび

一生懸命助けるけど しまたろうは強くて 追い掛け回して いじめまくった

しまたろうは 縄張り意識が強く 立派な若いオス猫

そんなオス猫が 我が家に入り浸るようになったのは 彼女目当てで

こちょびの妹達は 惚れてしまいました。

しまたろうの子供だよね・・・という模様をした子猫たちを連れてきたとき

う~ん と思ったけど

こちょびと同じ模様も生まれたから・・・

もっと う~ん・・・ と唸った私。

兄弟親子関係無く 猫は発情期となれば もう大変

しかし 子猫が生まれたら 母親達はオス猫を近づけまいと大喧嘩する

そんな中 ほぼ 毎日のように やられっぱなしのこちょの傷が酷くなってうちに来た

「また、しまたろうか・・・」

と、呆れた声を出したのが本の何日か前

傷も癒えぬこちょが我が家に来ても 知らないようで警戒してびくびくしている。

私も教えなかった。

背中にガブリと噛み付かれたこちょ かさぶたが剥げて怪我の酷さがわかるが触れないので

手当ても出来ない

ほっといてもいいレベルなんだけどね。

ぐったりと どんより下空気を感じてか 家猫達は人間達にひっつきまわり

慰めてくれる

子猫と母猫達は 落ち込みつつも もう前に進んでる

警戒しつつも 外に出るのを止めようとしない

そんな 力の抜ける写真が取れたから はっつけます。

しまたろうの写真は一枚も無いの

今日も天気は 荒れ模様

gotya.jpg

なにがどうなってるかわからないけど

こうやって寝てます 今。

暑くないのかなぁ・・・
15:16  |  作者の言葉  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

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電池切れヒカルより

2009.07.13 (Mon)

ブログをご覧の皆様 へ

日下ヒカルです。

日々 いろんな出来事が 毎日あります。

生きていくことも

死ぬことも

外で生きることを許したら

突然の別れが来ることも いい加減わかっておりましたが

それでも

手が震えるのはなぜなのでしょうね




毎日書き続けていくこと

それが、このブログを始めた当初の目標なのに

そのスタンスを守っていくというのは、難しいですね。


何があっても

続けるのが プロなんだろうな

どうすべきか 悩みましたが ホラー小説なので 控えたいと思います。


喪に服し 七日間 お休みさせていただきます。


七日後に お会いしましょう。


日下 ヒカル


先日 コメントくださった皆様 この場を借りて お礼申し上げます。
23:25  |  お知らせ  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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急遽 お休み

2009.07.13 (Mon)

急遽 お休みします

娘(猫)たちの父が 亡くなりました。

道路に倒れていた と 先ほど報告がありました。



旅猫で 折り合いも悪く よく喧嘩して うちの子はいじめられっぱなしだったから

仲良くなかったんだけど いつの間にかうちに着て 寝てたのに。

時々 ぼーっとしてることがあったから 危ないでしょうと怒ってたけれど

飛び出すような子じゃなかったんだけどな・・・

今日は おやすみします。

ごめんなさい。


追伸:発見者は母でショックが大きいようなので明日以降も様子を見ます・・・
07:47  |  お知らせ  |  Trackback(0)  |  Comment(12)

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オンリーワンシアター

2009.07.12 (Sun)

面白い映画館が出来たという話題はあっという間にテレビで放送された。
テレビの影響力はすごい。
それが、どんなにつまらないものだったとしても良さそうに見えさえすればいいのだ。
そして良さそうに見えるというのが不思議な魔法だ。

「見る人の人生劇場が見れる映画館」

というのが、今回の売りだった。
どんな映画だ?
事前予約で映画館を独り占め!という部分からして、ある程度ゲームような規模で
適当に面白おかしく書いた人生を見せるのだろうか。
大きなシアターを独り占めしてまで見る価値があるのかと思ってテレビを見ていたルイは
あほらしいと思いつつも、昼食の焼きそばを食べながら見ていた。
だが、その内容はいたって不可解なものだった。

ルイはいつものように日曜日に出かけ、黒いスーツを身に纏い煙草を片手に吸いながら歩いていた。
いつものように綺麗な女の子を見つけては声をかけていた。
ルイは深い付き合いを好まない。
その場その場の付き合いで、かんたんに手に入る愛で満足していた。
その後、連絡をしあう女の子もいるがメールは読むだけで返事はしない。
電話は気が向いたときだけ出る。
そんな人付き合いをしているが、ルイ自身はきちんとした社会人として過ごしている。
会社に勤め日曜とは別の顔を持ち社会になじんでいる。
社会の憂鬱な付き合いにもきちんと顔を出している。
日曜のルイを知るものはそんな姿を見ても誰も気づかないだろう。

「ねぇ?どこか行かない?」
「いいわよ」
話しかけた女の子は、到底無理だろうと踏んだ相手だったが意外にもあっさりとルイの手を握った。
ルイはニッコリ微笑み「どこに行きたい?」と聞いた。
すると、女の子は「映画館に行きたい」といったのだ。

その時、思い出した。
あの映画館のことを。
あほらしいと思いつつも、テレビで流されているのならば流行なのかもしれないと考えたルイは
提案した。

「テレビで見たんだけど、人生が見れる映画館ってやつ知ってる?」
「あぁ!知ってる!すっごい流行ってるよね!」
「行ってみようか?」
「事前予約必要じゃなかった?」
「あー・・・詳しくは知らないんだけど、行くだけいってみよう。もし駄目なら他をさがそうか」
「うん、いいよ」

軽い気持ちで向かった映画館は、誰もいなかった。

「すみません、あのオンリーワンシアターを見たいんですが」
ルイがチケット購入窓口にいるお姉さんに話しかけた。
「ご予約はありますか?」
「いえ、してません。が、見れます?」
「はい、ご覧になることは可能ですがご予約をお薦めします」
「え?見れるんですか?」
「はい、予約なしでもご覧になることは可能ですがお薦めいたしません」
「別にいいですよ。じゃぁ、俺と彼女の分のチケットください」
「人生はあなた様の人生でよろしいですか?」
「え?あぁ、いいですよ」
「かしこまりました。13番シアターになります」

ルイはチケットを受け取り、女の子に一枚渡した。
女の子は目を輝かせて喜んだ。
ルイは女の子の手を握り長いエスカレーターに乗った。
最上階にある13番シアタールーム。

「ようこそ、オンリーワンシアターへ」
「ようこそ、真実に基づいた編集のない世界へ」

次々と頭を下げ、そんな言葉を二人にかけている。
女の子は不思議に思いながら歩いた。
ルイはまったく気にしていなかった。

二人が座席に座ると、上映開始の音が鳴る。
手を繋いだまま二人は大きなスクリーンを見つめた。

タイトルが表示される。

「連続殺人犯 ルイ金木多の人生劇場」

「え?」
二人の声が重なった。
そして、本編が始まる。

「なぁ、俺のことを愛してるなら俺に全部くれよ」
そういいながら、ひとつのベッドを共にした女性を切り裂くルイの日曜の顔が映し出された。
凍りついたまま二人はスクリーンを見つめている。
「編集をご希望にならないということでしたので」
と、係りの女性が一言静かに囁きながら二人の前にホットコーヒーを置いた。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(12)

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例えばの話よ

2009.07.11 (Sat)

女は、昼食はいつもこのカフェを利用している。
少し奥まったところにある。
窓際に設置されているカウンターテーブルがお気に入り。
真ん中に座り、コーヒーとサンドウィッチを食べるのが習慣。
本を読みながらコーヒーを飲んでいると隣の席に座った男が話しかけてきた。
「それ、もう読み終わった?」
「今、丁度終わったところ」
見知らぬ男が話しかけてきたが、女は動じることなく答えた。
本の表紙を見て話しかけてきたことがすぐにわかったからだ。
「食べながら見るような内容じゃないと思うけど平気なんだ」
「好きよ。こういう細部にわたって殺人しているその瞬間の出来事を文字に書いている本」
「つまり、グロテスクか」
「グロテスクとは違うと思うわ。もっと知的な表現だ者。あなたも読んだの?」
「うん、読んだ」
「なら、あなたも好きなのね。こういう本」
「好きというより興味深いといったところかな」
「興味?この本の読み応えのある部分といえば如何に苦しめ人を殺すかというところしかないとおもうけれど」
「そう。その部分だよ」
「警察でも理解できない殺害方法が魅力的ってこと?」
「そうだね。結局、他人がやることを他人が理解するなんて不可能な話ってことじゃないか」
「何故殺人をするのかということが、魅力なの?」
「そこに至る経緯も。自分の中にある何かを削ってまで殺す衝動が抑えられなくなる」
「動物的本能ね」
「最も人間らしいと思わないか?」
「どうかしら?人間なら動物と違って見捨てることをしないわ。もうし死ぬってわかってるのに助けようとする行動こそが人間らしいんじゃない?」
「シビアになれないのが人間か」
「時と場合によるという言葉が一番適切かしら」
「そうだね。雪山の中、遭難して力量争いで殺してもそれは殺人罪に問われない」
「生きるためなら人を殺してもいいというわけか」
「そうだね。無自覚で日々人間を皆殺しているけれど気づいていないだけだ」
「めぐりめぐって自分が原因で誰かが死んだってことはあるでしょうね」
「例えば、その本にある最初の章である殺人はリスクが高い」
「どのあたりが?」
「証拠を残す可能性が高いだろう?長い髪の女が男を後ろから不意をついたとあるが、男に髪をつかまれでもしたら証拠が残る」
「そうね」
「なら、長い自慢の髪は結ぶべきだし力の差が歴然なのだから包丁やナイフではなく違うものを使うべきだ」
「例えば?」
「斧とかがいいんじゃないか?なるだけ一発で動けないようにしないと」
「そうね」
女は、時計を見るとお昼の休憩が終りに近づいていることに気づいた。
「学生かと思った。会社勤め?」
「そうよ、これでも大人です」
「そう。また会えたら話そうよ」
「いいわ。そうだ、さっきの話。随分詳しいけどあなたこの本の通りにしても失敗したんでしょ?」
「そうだね」
「力が無いのは何も女だけじゃない。相手と比べての話。けど、一発で動けないようにするだけじゃ駄目よ。もう少し狡猾にやらないと、私みたいになれないわ」
そういうと、女はカフェの端にあるニュース番組を指差し出て行った。
「犯人の捕まらない事件。動機は恨みの可能性も出てきたか・・・何もわかってないんだな警察は」
男はその番組を見た後、コーヒーを片手に携帯電話を取り出した。
内ポケットから手帳を取り出し書いてある電話番号に電話をかけた。
「はい、編集部です」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

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早くどこかへ帰りたい

2009.07.11 (Sat)

独り言です

色々 最近 ありまして 中々 思うように 作品がかけません。

更新止めないように 頑張ります。

とても マイナスで 「涙の意味」に分類している 文章ですので

暗い気持ちになりたくない方は ご覧にならないほうがいいと 思います。

ごめんなさいね。
06:06  |  涙の意味  |  Trackback(0)  |  Comment(14)

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ご登録されておりません

2009.07.10 (Fri)

「入国管理局センターです。IDセンサーにタッチしてください」
ロボットが言うと皆手をぱっと当てる。
その時、赤いランプに変わった。
「あなたは惑星のデータベースに登録されておりません。どちらの惑星から来られたか確認させていただきます」
「はぁ?!何いってんだよ!」
少年は突然の入国拒否に驚いた。
いつも、学校へ行く道での出来事。
惑星間で通学している。
少年は土星出身で、土星に居住している。
シャトルで一時間でつく距離にある地球へとたどり着いた矢先のこと。
宇宙人というのは実は沢山いて、地球人が一番宇宙の中では新しい生物だった。
そんな地球人が落ち着いてきた頃見はかり惑星間との交流は始まった。
すぐに発展したその交流は、あっという間に地球人を各惑星に移住するほど
大きな発展となりシステムを成し遂げた。

だが、システムとは融通の利かないもの。

「先日まであなたのデータはありますが、現時点でデータが登録されておりません。システム異常と考えられますが、現在の警戒レベルが4になっておりますのであなたは拘束されます」
「ちょっと!ちょっとまって!データの異常ならちゃんと調べてよ!」
「あなたの意見を聞くようにシステム行動プログラムされておりません」
「ちょっと!異常だってわかってんならちゃんとしろよ!」
「抵抗と判断いたしました。警戒レベルを拘束から削除へ変更します」
「ちょっとまてって!オイ!マジでやめろって!」
「では、さようなら」
機械的に受け答えする人間の形をしたロボット。
女の子のロボットは突然銃を向けて少年に発砲した。
すると、小さな丸い玉が少年に辺り一瞬で弾け、空間が歪み少年はゆがみの中に消えた。
「排除完了しました」
「システム回復。先ほど、システム異常が発生したと報告がありました」
「現システムで確認できますが、先ほど異常対象者とデータは表示されましたのでお伝えしたところ、抵抗したため削除対象と該当しましたので登録抹消を行います」
「了解いたしました。それでは、各関係者に報告いたします」
「では、警備を引き続きお願いします」
「了解」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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もし、もう一度があったなら

2009.07.09 (Thu)

もし、許されることがあるのなら あなたを抱きしたい

もし、あなたに会うことができたなら 一緒に並んで歩きたい

もし、あなたの声が聞こえたら 私はあなたの側にいたい

もし、全てが無くなって最後に私の前に来てくれたら 

また泣いて甘えて 手を握って 一緒に寝たい

夜に雷がなっても

大雨で窓が揺れても

風で雨戸が唸っても

私はあなたがいたから 怖くなかった

もし、あなたを一目見て あなただということがわかったら

私はあなたを抱きしめたい

本当は寂しがり屋のあなただから きっとあなたも沢山泣いたはず

たった一人で冷たくなって それが突然訪れて

出て行ったあなたの後姿は忘れられない

もし、あなたと生きていいといわれたら

あなたの声を聞くように努力しよう

甘えるばかりじゃなくて あなたの声をちゃんと聞こう

生きていたかった

生きていてほしかった

もし、もう一度があったなら あなたを抱きしめて あなたの声を聞きて

あなたと一緒に歩きたい

いっぱい遊んで 一緒に寝るの

大好きなご飯を沢山用意して あなたと一緒に食べたいの

そして、最後に また泣いても 許してね

もし、もう一度があったなら 私はあなたから許しが欲しい
08:00  |  星に願いを  |  Trackback(0)  |  Comment(10)

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私は誰?ここはどこ?

2009.07.08 (Wed)

「えっと、誰?」
「さぁ、君こそ誰」
「・・・誰だっけ」

ロマンチックな幕開けとはならず、朝日の眩しい異様に煌びやかなホテルの一室で
見知らぬ男が隣で寝ているから、驚いたけど
その男が起きたかと思ったら、自分が誰かもわからないことにも気づいた。
お互い素っ裸で、回りの状況からするとどうやら一夜は共にしたらしい。
が、一体、ここはどこで、お前は誰で、私は誰なんだ?
「服、着たら?」
男は恥じらいも無く私のブラジャーとショーツを床に散らばっている服の中から探し出し手渡した。
「上着も取って」
「どれが上着?」
「奥の白いの」
「あぁ、これ」
「俺のパンツはどこだ?」
「足元のテーブルの下に見えるよ」
「あぁ、これか」
男はトランクス一枚になり、私はブラとショーツに白いカーディガンを羽織っているだけ。
「ねぇ、君誰?」
「さぁ、あんたは?」
「さぁ?」
「状況から察するに、私達は一晩一緒に居たようね」
「居ただけじゃないだろう」
「具体的に言わなくていいわ。わかってるから」
「覚えてるの?!」
「覚えてないわよ」
「なんだ、つまんねーの」
煌びやかな部屋には、私達が寝ていた大きなベッドと、大きなソファー。
奥の部屋には大きなテレビとソファーと机があり、壁際には本棚とパソコンがある。
パソコンの電源はついたままで、インターネットのホームページが表示されていた。
「何かネットで見てたみたいね」
「何?」
男は私の後ろに立ち覗きこむように画面を見ている。
ペッたりと背中に体を密着させて。
特に嫌だとは思わない。
「地図みたいね」
「どこの?」
「さぁ、どこかしら。けど、このマークは何?」
「クリックできないの?」
「あ、出来た」
「俺の家・・?」
「そう書いてあるわね。あなたの家なの?」
「さぁ、知らない」
「でも、この家のマーク。君の胸のタトゥーと同じじゃん」
「タトゥー?」
「胸の模様」
いわれて初めて気がづいた。変な模様が私の体にはある。
紫色した家紋のような模様。
でも、何故?
何故この男の家というアイコン上に私の胸のマークがあるの?
「腹減ったし、行ってみようか?この場所に」
「どうやっていくのよ」
「どうにかなるよ。ほら、プリントアウトできた」
「お金も無いのにこの部屋からどうやって出るの?チェックアウトするなら料金がいるんじゃない?」
「ここ一階だし、窓から出よう」
「靴が無いわ」
「足があれば、歩けるだろう」
そうして、窓に足をかけ外に飛び出した男。
その男の手を取って私も外に出た。

「カットOK!チェックしまーす!チェックOKです。お疲れ様でしたー!」
「はい!お疲れ様でしたー!」
「セクシーなシーンが撮れてよかったよ!最高だ!」
「監督、俺は?」
「君はいつもこういう役慣れているねぇ」
「まぁね。お疲れ様でした。あ、そうだ。さっき撮影始まる前にメールが来てみんなで食事しようってあったけど見た?あ、まだ見てない?今日の予定はなんかある?なかったら今から行こうよ」
「ねぇ・・・」
「ん?」
「君、誰なの?」
「は?」
「私にしか見えてないよ。君は幽霊だから。君、誰?どうして死んだの?ねぇ、ここどこ?」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

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誰が叶えてくれるのか

2009.07.07 (Tue)

「七夕って短冊飾るじゃない?」
「うん」
「それって誰に願掛けしてるの?」
突然、そんなことを言ってきた娘に私は昔聞いたようなという程度の話をした。

こと座のベガって星が織姫星で、織姫さんは天帝の娘さんなんだって。
夏彦星は、わし座のアルタイルね。
んで、天帝が二人の結婚を認めて、めでたく夫婦になったけど
夫婦生活が楽しくて仕事をサボったの。
そんな二人の姿を見て天帝がキレて、いい加減にしろって天の川を隔てて
引き離しちゃったんだけど、年に1度、7月7日だけ会うことをOKしたのよ。
その天の川にどこからか都合よくやってきた「カササギさん」が橋を架けてくれ
会うことができるわけ。
でもね、7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増して会うことができないの。
この日に降る雨は織姫と夏彦が流す涙なんだそうよ。

「カササギって?」
「カラスっぽい鳥さん」
「天の川の話って恋愛物で離れ離れになったかわいそうな二人が会う感じがしてたけど」
「そうねぇ」
「自業自得じゃん」
「まっまぁ、そうね」
「だって仕事サボって父ちゃんがキレて離婚までしてないけど離れ離れにしたんでしょ?」
「・・・らしいけど」
「そんな二人に願掛けしてるの?」
「・・・うーん」

娘の率直な意見に、その通りだね!変!と言いにくかった。
どちらかといえば、現実味がありすぎる見たかをしているので
もう少し子供らしい反応が欲しいのだが小学生というのに
どうしてこうも、リアリティ溢れているんだろうか。
最近の子供は、夢溢れるおとぎ話のようなものは興味が無いのかなぁ。

「一般的に、織姫と彦星に対して短冊にお願い事書くよね」
「お母さんも小さい頃からそうだったわよ」
「でもさ、お母さんの話聞いてたら願いを叶えてくれそうなのってカササギじゃない?」

本当に、その通りね・・・。
自分で話していておかしいなと気づいたんだけど、夢もへったくれもなくなるじゃない。
ロマンチックに考えちゃってもいいんじゃない?
来年中学生とはいえさ、まだまだ子供でいいじゃない。
子ども扱いばかりしては駄目かしら。
とはいえ、七夕というのに短冊を書こうとしているのにこんな話をするなんて寂しくないか?!
娘よ!
一体、何でこうなっちゃったのよ!

「何で急にそんなこと言い出したの」
「だって、宛先誰にしようかと思って」
「は?」
「手紙だって最初は、誰々さんへって名前書くじゃん」
「うん」
「織姫さんへと彦星さんへって書こうと思ったけど、どっちが願いを叶えてくれそうか聞きたかったの」
「それで聞いたけど、二人とも頼りないなぁと思ったからペンが止まってるわけね」
「ううん、書いた」
「え?なんて?」
「カササギさんへって」
「あぁ、そっち・・・。宛先を書いたのね・・・」
「うん」
「私は願い事だけ書くわ・・・」
「宝くじが当たりますようには無駄だと思うよ」
「・・・よくわかったわね」
「買わないのに当たらないよ」
娘から指摘され、願い事は別のことを書いた。
二人で書いた短冊を飾りつけ、子供が寝付いた頃旦那が帰宅。
「ただいま」
「遅くまでご苦労様」
「あ、七夕か・・・」
「そう、せっかくだからあなたも書いて!」
「そうだな、書くか!」
「・・・うーん、なんて書こう」
「願い事?」
「いや、宛先」

お前の遺伝か!と叫びたかったのは言うまでもない。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

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夢はいつ終わるの

2009.07.07 (Tue)

正社員になった小さな会社を辞めた理由は些細なことだったのかもしれない。
当時、箸ももてないほどの腱鞘炎に初めてなりこれほど辛いものかと心底感じた。
箸ももてない状態だが、会社ですることなどはっきりいって何もなかった。
会社では、仕事がなかったのだ。
待機中は勉強という会社。
既に待機が決まっている状態だったため、できうる範囲頑張るという意思を示した。
だが、日曜日の夜九時に突然携帯電話が鳴った。
そして言うのだ。
「手が動かないのに来なくてもいいよ。給料も払いたくないから」
人事に対し何の権限もない人間が、突然電話してそういった。
日曜日の夜九時に。
殆ど赤字続きの会社で、かなりの負債を抱えているのは周知の事実。
出向先がなければ会社で勉強しているのが今までのスタイル。
なんら変わりない。
それを、わざわざ日曜の夜九時に権限もない人間から言われ混乱した。
手当たり次第、年上の人間に電話したが繋がらなかった。
絶望だった。
結局、その人間は回りに「給料は出すから出社してと言ったんだけど」と根回しをしたそうだが
全部私のところに筒抜けだった。
既に、繋がらなかった年上の人間から連絡があり事情を話した後。
そして、私は会社を辞めた。
派遣社員というシステムを知って、これはいいかもと働き出したが
ほぼバイトといっていい扱いで、会社が悪かった。
その後、仕事はなく、毎日が暗い日々で笑える日などなかった。
家にいるしかないが家にも居場所はない。

そんな時、見つけたひとつの言葉。
仕事を探していたときに見つけたその広告は、私には希望に見えた。
オーディションを受け、合格しモデルとなった。
だが、レッスン料が発生するという話になった。
迷った。
本当に迷ったが、投資も必要だと暗い日々から抜け出したく私はサインした。
月に1万5千円。
モデルを始めるのに、23歳では遅い年。
だが、どうにか私のいる道筋を変えたかった。
働いて貯めたお金と、仕事を探しつつ通い続けた。
仕事が見つかっても通い続けた。
レッスンは二度しか休んだことがない。
一度は、酷い貧血。
二度目は、酷い風邪。
それ以外は、一番にレッスンスタジオについて着替え私は練習した。
一番年上で、一番下は15歳。
レッスンをはじめ、三ヶ月で同期は一人になり、最後にその一人もいなくなった。
どんどん新人が来るが、若い子は皆去っていく。
レッスンしかなく仕事がない現状だった。
だが、名目ではここはモデル事務所だった。
しかし、急にオーナーが変わりモデル事業からの撤退が決定。
レッスンを基本とした学校へと変わった。
それを期に私はその事務所から出た。
三年間やってきたレッスンは無駄になったと思わない。

ただ、寂しかった。

どれだけ必死でも報われないこともあるものかと。

そう思うのは、一度もレッスンを受けていない人間が
見てくれが可愛いというだけで事務所がオーディションを受けさせ
ブライダルショーなどに出演させていた。
そのポスターはずらりと並んでいた。
もちろん、15歳や14歳の子供達は喜んでいたがノーギャラである。
事務所にはきちんとお金は入っている。
それを気づけない子供にだけそういう仕事を回していた。

レッスンを真面目にやっても無駄なのだろうかと、思った。

結局、見てくれや金が動くかどうかで人を見ていないんだなと。
色々人々に出会ったが、それでも素敵な出会いだと思うし
経験は生かされ、いい写真を残すことができた。

でも、それを生かされたことがない。

潜在写真すら事務所に所属していたのに最初はなかった。
散々文句を言ってやっと撮影したが、どこからつれてきたかわからない下手なカメラマンが来て
酷い写真が出来上がった。
設備はあっても、無駄である。

事務所を去った後も、次の事務所のオーディションに行くため
お金を出して潜在写真を撮影した。
今までで一番いい写真だと思う。

でも、それを生かされたことがない。

しばらく、モデルから離れたが事務所を探してみると増えていた。
そこで潜在写真を取ろうと動いた。
カメラマンの人からその時偶然紹介を受けた事務所に登録した。
最初は仕事の案内が来ていたが、オーディションは受からなかった。
どういう風に書類を出しているのかとか
まったく見たこともないし、わからない。
カメラマンは信頼できる人なので、その人の紹介ということで悪い人ではないが
会っていい人だと思ったが仕事に繋がる案件は既に途絶えた。
いくら知り合いでもカメラマンからの撮影は、潜在写真となればお金がかかる。
それは常識。

でも、それを生かされたことがない。

全部が空回りだ。

どうしてかな。
動きたくても、どこをどう動いていいかまったく方向がわからなくなった。
私は長く続かない。
何事も長く続かないんだ。
その期間が三年。
それを乗り越えたのが唯一、モデルのレッスンだった。
まったく飽きなかったし、足が痛くても楽しかった。
笑えるようになった。
色々勉強になった。

でも、それを生かされたことがない。

年齢を言わないのは、このモデル業のためである。
そう、実年齢を言うモデルはいない。
見た目年齢なのだ。

でなければ仕事などない。

なんでもいい、オーディションを受け合格すること。

でも、オーディション情報は事務所を通すもの。
だがその事務所も音信不通となり、ブログ上では他の在籍モデルと仲良くしている
写真が載っていたり、仕事をしていることが連なっている。
だが、私に連絡はない。
条件が合わないのだろうと思う。
あうのなら連絡は来るだろう。
しかし、こない。

待つしかない。

そう、いわれたことがある。
事務所の代表に。
意欲をメールにて送ったが、オーディションを待つしかないといわれた。
待てど暮らせど、連絡はなくなった。
更新が近づく。

私は、迷っている。

更新すべきか。
身を引くべきか。

名前は新しいモデル事務所に登録した時につけた名前。
画数もよく気に入った名前。

迷う理由はひとつ。
「年齢」 そして、更新には写真の取り直しが必要。
つまり、料金がかかる。
生かされることのなかった写真は、沢山ある。
生かされた写真は一枚もない。

だから、身を引くとしても最後の写真を撮りたいと思っている。

現実は、年齢と共に顔の変化も顕著に現れる。
写真を見てわかる。

今のところ、更新しようという気持ちが湧いてこない

だから、もし、更新しなかったら年齢を公表しようと思う。

そして、最後の写真を取ることができたら

その写真は生かされることができるだろうか

夢が終わるのは 叶うことがなくとも 訪れるということを知った

でも終りは いつからが終りなのか

まだわからない
07:08  |  涙の意味  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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美味しいけどなぁ?ヒカルちゃん

2009.07.07 (Tue)

子供の頃のお話です。

小学校六年生にもなると、ドラマを見始める友達が増えました。

クラスでは大人気。

私はというと、水戸黄門、暴れん坊将軍、ハウス食品のアニメ(ロミオの青い空とか、七つの海のティコとか)が大絶賛でした。

一話完結型じゃないと、見てられない人だったんです。

待たされるの大嫌い。

で、流行っていたそのドラマとやらを見たんですよ。

多分、小学校六年生には不相応だったはず。

今の子は理解できたとしても私には理解できない内容でした。

「高校生くらいのラブストーリーもの」でした。

女の子の部屋で男の子が襲っとりました。

「何、喧嘩してんだろう?」(←居間で堂々と見てましたよ)
親、洗濯物をたたみつつ、無言・・・

テレビの女の子「私達、ケンタッキーよね」(すごくしょんぼりして)
テレビの男の子「そうかもな・・・」(背中向けて話す)

「ケンタッキーって美味しいんじゃないの?」
(当時我が家ではレトルトやファーストフード厳禁で食べたことなかったの)

さすがの私の一言に母ぶはっ!と噴出す。

倦怠期という言葉を知らなかった私には

ケンタッキーと聞こえたんです。

その後、まったく内容が意味わからず、いくらクラスではやっていても見ませんでした。


さて、その後少し育った私。

ニュースを見ると年頃となりました。

今みたいに画面にテロップは出てなくて、ニュースキャスターが読み上げてました。

その時、「おしょくじけんが・・・」といっていたわけです。

どうしてこれが、7時のN○Kのニュースで流れるのか理解できませんでした。

そこで考えた!

岩○屋「お代官様、こちらをお納めくださいませ」
お代官様「ふぉっふぉふぉ、おぬしも悪よのぉ~」
お菓子箱を開け、底を見ると小判がざっくざく!


そうか!

きっと、この「おしょくじけん」で逮捕された人は、お菓子の底に入れたのが
警察にばれたんだ!
だから、おしょくじけんっていうんだね?!

と、解決したわけです。


人間 思い込むとそれが真実だと 大人になるまで思い込みます。

時は経ち、テレビにテロップが出てくるようになりました。

「汚職事件」と。

「うっそぉ?!お食事券じゃなかったのぉ?!」


そんなこんなで、私は時折思うんです。

他に何を思い込んで育ったのか・・・

不安なのです。

正誤表みたいなものが本で売ってあるならば私は欲しいと心から思います。

一冊くらい、広辞苑を買って読むべきかと思うほどです。

あほや、自分・・・


ところで、その時同時に勉強したのがニュースキャスターが読む

えーきゅう戦犯が祭られている神社に総理大臣が

お参りするのが問題視されてますよね?

私、ずーっと 永久戦犯と聞こえていたんですが

なんと、「A級戦犯」でした。

テロップ見たとき、びっくりした。

母は速記士という仕事をしているので文字に関しては凄い指摘があり

くどくど怒られますが、あまりの私の想像力と破壊力に怒る気力も段々失せ

笑いが止まらなくなってしまったようです。

こんな娘ですみません・・・
07:07  |  ○△ヒカルちゃん  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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