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雪解けのあとに

2014.02.12 (Wed)

「これって、もしかして」

小さな冒険者たちが見つけた大発見は大人には秘密!という約束のもと、結束が生まれた。
皆が一様に大きな秘密を抱えていることがどことなく大人に近づいたようで、
そんな近づきたい大人に対しての秘密というのは格別だった。

行方不明のお知らせ。

その回覧板と掲示板に張られた一枚の紙は小さな冒険者たちを凍らせる材料となる。

「もしかして」
「まさか」
「でもこれ一緒」

あの秘密の。
その存在の。

ある一部の特徴が同じだった。

でも、だって、まさか。

そんな言葉に支配された冒険者たちは大人になる。
きっとそんなことなど忘れて、まるで懐かしい昔話のように。
御伽噺だったのではないかと都合よく塗り替えられた記憶を辿る。

「20年ぶりに発見されたキーホルダーから特定された遺体の」

テレビに映されたそれは紛れもなくあのときの秘密。
あのときの冒険者とさせたひとつのきっかけ。

「まさか…」

連絡などとうの昔に取っていない彼らは今頃どうしているのか。
この報道を見ているのか。

「犯人が逮捕されました」

その瞬間、映し出された映像と仲間の写真。
再び思い出される凍りつく感覚。

「あなた。なにか、した?」

妻の手にはあのとき見つけた子供の遺体と同じ顔をした写真が握り締められていた。


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15:44  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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お久しぶりです、ヒカルちゃん

2014.02.10 (Mon)


お久しぶりです。
日下ヒカルです。

珍しく更新してみました。
神奈川に引っ越してから何年?
嫁に来て以来ですが、自然現象に振り回されています。

関東圏にお住まいの方々、雪、大丈夫でしたか?
こちらはド田舎に引っ越したのですげー雪になりました。
埋まりました。

雪に。

だからってわけでしょうね。
下記のような短編をかけたといいますか。
勝手に物語が指を動かしたというか。


プロットなど何一つ考えず思いつくまま進んでいくのでよくわかりませんが、
久しぶりにドカン!とファンタジーというか、
そういう世界にどっぷりはまり込んでみたいです。


というわけで、17日は私の誕生日。

33歳になります。

プレゼント お待ちしてます。

今欲しいのは ユンボ(超小型のユンボ) もしくは、除雪機「ユキオス」

まぁ特殊小型の免許持ってないんで取るしかないんですけど。
周りからは危ないと反対されるので、
できればユキオスをください。

お待ちしてます。

もしくは、倒木などありましたらご連絡ください。
いや マジで。

薪ストーブしてるんですが、燃料が足りません。
すぐ使えないから来シーズン用ですけど、大体6リューベくらい使ってますね。
この勢いだと8リューベはいくかもね。

家を建てたり、新しい猫を迎えたり、引っ越したり、足折ったり色々な去年。
今年もまだまだどたばたしてますけれども頑張りますとも。

今年は仕事を再開する予定です。

ニュースではゴーストライターなるものが取りざたされていますが、
ゴーストにすらなれる能力の無いものがわんさといる物書きの世界。
ある意味、うらやましいと思いましたけどね。

今更ながら認められた能力がゴーストであったからといって表に出てきたところで、
それは賞賛されるものでもないだろうに。

そう思うのは第三者だからでしょうか。


猫に聞くと「うるさい、寝かせて」と猫パンチくらいました。
痛いです。
14:58  |  ○△ヒカルちゃん  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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そこにいたのに。

2014.02.10 (Mon)

「きっと、多分そのあたりに」
女が指を指した先にあったものは誰が見ても理解できないものだった。
女は懐かしそうなまなざしとでも言うのだろうか。
妙な雰囲気で一人そこに存在しており、警官である北原は対処に困惑した。
「なにが、あったんですか?」

その答えにたどり着くことがなく一時間ほど過ぎたとき風はより強くなり、
雪の中に何もかもが消えていった。
「一旦家の中に入りましょう」
その声を頼りに家に入ると家主が暖かいコーヒーを差し出した。
北原は、すみませんと一言添えてかじかんだ手で受け取るコーヒーの温かさに痛みを感じるほどだった。
「こんな雪の中、大変ですね」
「仕事ですから、といいたいところですが本来なら家にいたいですね」
笑いながら話すちょっとした雑談。

家主の奥さんが「お茶請けにでも」とクッキーを出してくれた。
ありがたく頂きつつ口に含んだところで北原はホッと心が落ち着いた。

「しかし、なんで庭にいらっしゃったんですか?」
「え?」

家主は不思議そうな顔というよりは怪訝な顔。

「ひとりで何をしているのかと驚きましたよ、あんな吹雪の中。あと一歩でも進んでいたら水路に落ちてましたよ」





12:01  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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