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そこにいたのに。

2014.02.10 (Mon)

「きっと、多分そのあたりに」
女が指を指した先にあったものは誰が見ても理解できないものだった。
女は懐かしそうなまなざしとでも言うのだろうか。
妙な雰囲気で一人そこに存在しており、警官である北原は対処に困惑した。
「なにが、あったんですか?」

その答えにたどり着くことがなく一時間ほど過ぎたとき風はより強くなり、
雪の中に何もかもが消えていった。
「一旦家の中に入りましょう」
その声を頼りに家に入ると家主が暖かいコーヒーを差し出した。
北原は、すみませんと一言添えてかじかんだ手で受け取るコーヒーの温かさに痛みを感じるほどだった。
「こんな雪の中、大変ですね」
「仕事ですから、といいたいところですが本来なら家にいたいですね」
笑いながら話すちょっとした雑談。

家主の奥さんが「お茶請けにでも」とクッキーを出してくれた。
ありがたく頂きつつ口に含んだところで北原はホッと心が落ち着いた。

「しかし、なんで庭にいらっしゃったんですか?」
「え?」

家主は不思議そうな顔というよりは怪訝な顔。

「ひとりで何をしているのかと驚きましたよ、あんな吹雪の中。あと一歩でも進んでいたら水路に落ちてましたよ」





12:01  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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