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狐の嫁入りは大変

2009.05.28 (Thu)

日本語では、何故か狐と狸がよく出てくる。
猫も犬も、果てはヘビさんまで。
全てにおいて共通するのは、いい意味で使用されない言葉が多い。
猫といえば、「化け猫」と言う言葉が出てくるだろう。
更に、こともあろうに黒猫に横切られたら縁起が悪いらしい。
黒猫と一緒に暮らしている家では毎日が不幸になってしまうじゃないか。
まったく失礼な話だ。
毛染めで白猫にしたら解決とでも言うのだろうか。
黒猫の毛と言うのはとてもつややかで素敵な毛の持ち主が多いのに。
犬も同様に失礼な言葉が多い。
負け犬の遠吠えが代表的ではないだろうか。
喧嘩して負けた犬だろうが勝った犬だろうが遠吠えはすると思う。
狼さんが先祖なんだし。
猫は、猫の額ほども無いなどという言葉がある。
語源の意味は、猫の額はとても狭いと言うことからだそうだが別に猫じゃなくてもいいと思う。
と思ったら、この言葉を勘違いした上司が「ヘビの額ほども無い!」と立腹した一言を発したのに
私は一体何の話だろう?と理解するのに時間がかかり
その会社では以降、「猫」から「へび」にまで額の広さが縮まった。
なんと狭いものだ。
ヘビさんの額が私の考えている部分だとすればの話だが、ヘビさんにとって失礼であることに変わりは無い。

狸さんは、だまされるとかそういう類の言葉で出てくることが多い。
どういうわけか、狸さんは変身能力が備わっており葉っぱを頭にのせて何かに化けてしまうらしい。
もしくは、葉っぱをお金に変えるという優れた能力の持ち主だ。
人間社会が金銭の授受で流通が行われていることを理解し、だますことが難しくなったと考えたのかお金を能力で作り出したわけだ。
すごいじゃないか!
この能力が人間にあったら社会は崩壊するだろうな。
そして、葉っぱはどこにもなくなるだろう。

狐さんと言えば、神社でお稲荷さんとして祭られているのがお狐である。
ここで一気に神様昇格。
と思うが、どうも違うようなのだ。
祭っている理由が、単に人々がおびえているからだと思う。
狐に連なる言葉は、「憑かれる」だからではないだろうか。
狐さんの能力はどちらかというと怖いなぁと確かに思う。
死んでいるわけではないが「憑く」という行動が出来るようだ。
それをされないように人間は都合がいいので神社を作り祭っているのだろうと思う。
狐さんに聞いたのかどうかは定かでないが、稲荷寿司が好きらしい。
もしくは、「あげ」だそうだ。
とはいえ、毎日お供え物が稲荷寿司だったら飽きるのではないだろうか。

何より、狐さんが大変なのは嫁入りである。

公園のベンチで仕事が無くて久しぶりに乗ったブランコ。
揺られながら、日当たりがいいなと空を見ていたら雨が降ってきた。
パラパラと。

「あぁ、狐の嫁入りだ」

そういって目線を滑り台の方にやると鈴の音が聞こえた。
ちりん ちりん
透明な透けている行列。
赤い大きな傘の中には、白無垢を着たふっさりとした尻尾が後ろから出ている何か。
花婿さんも、はかまの間からふっさりと立派な尻尾が出ている。
どうみても、狐だ。
顔は傘に隠れて見えない。
一歩ずつゆっくりと歩く行列。
鈴の音がだんだん大きくなり、音も増えていく。
日差しがスポットライトのように新郎新婦を照らし、雨が花吹雪のように光り輝いている。

私は、一言、心から思ったことを言った。

「結婚、おめでとう!!」

すると、行列が足を止めゆっくりと新郎新婦がこちらを向いた。
そして、深々と一礼した。
すると雨ががり彼らはその雨と共に溶けるように姿を消した。

次の日、お祝いを持っていこうと稲荷寿司を作って公園に行ったが
都合よく天気雨など来るはずもない。
公園の滑り台のところにおいて私は帰ろうと公園を出たとき鈴の音がした。

すると、昨日の行列の一番前にいた小さな子狐さんが稲荷寿司を持って
私にバイバイというように尻尾を振って消えていった。

私がお化けになったばかりだから、見えた行列なのかもしれないけれど。
08:18  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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コメント

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 |  2009.05.28(木) 09:56 |  |  【編集】

空飛ぶミケ猫さんへ

応援ありがとうございます~
頑張ります~m(_)m
日下ヒカル |  2009.05.29(金) 18:58 | URL |  【編集】

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あらあら・・・ 大丈夫ですか?
私でよければいっぱい愚痴っちゃってください!
雨でも晴れでもぜんぜんOK!メールで2000字以上でもOKデスよ(笑)
頼りないけど(汗)
聞くことは出来ますから!!( ̄0 ̄)/

小説にするにはちょっと難しいテーマでしたが、書いてみました。
なんとなく思ったんです。
狐さんだけどうして結婚式を人間バージョンで挙げるのだろうと・・・
ちゃんと、羽織袴で白無垢でしょ?
やっぱり可愛い・・・なんて思ったのか。
もしくは、人間がまねしたのか。

きつねさんにお会いしたことはありませんが、たぬきさんなら庭に時折ちょろちょろしてます。
意外と大きくて、ふっさりした毛の持ち主でほこほこなしっぽ
うちの猫にちゅーしてどこかに帰っていきました。
日下ヒカル |  2009.05.29(金) 18:59 | URL |  【編集】

ごっごめんなさい(汗)

空飛ぶミケ猫さんへ
間違って頂いたコメントを消してしまいました・・・m(_)m
ゴメンナサイ・・・
拝読しておりますので!!
日下ヒカル |  2009.05.29(金) 19:01 | URL |  【編集】

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