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私の価値とお値段は

2009.05.29 (Fri)

「人一人の値段っていくら位だと思いますか?」
そんな言葉が普通に発せられる時代になったというのは
案外、ずっと昔からあった話だろう。
ただ、その人間がどのような目的で金銭取引をされているかというのは
大きな差が出てくると思う。
私には値段がついていて、その値段はどこかの誰かが勝手に決める。
もちろん、その値段について商品である私が発言権は無い。

「頑張ってもね、結果が伴ってないと。結果しか見ませんから」
金銭で取引されている以上、結果オーライというのが重視されているようだ。
そんな言葉を発した人物が、次にいう言葉はこうだった。
「結果がどんなによくてもね、欠勤が無い人を優先するのは当たり前だから」
一体、基準は何だと思う?

まったく風邪も引かず、元気に働いている同僚が言う。
「私、まったく風邪とか引かないし元気で時々不安になるんだよねー」
何が、不安なのだろう。
元気で何が不都合なのだろう。
「元気ならいいじゃない」
「でもさー、ちょっとこう弱いくらいの方が可愛く見えるじゃん?」

価値って何が基準だと思う?
そうよね。
知らないわよね。
ううん、考えたこと無いわよね。
私のように、都合よく相手の都合が悪いときだけ最低条件の仕事をさせられて
その仕事が延長するかしないかの瀬戸際になったとき
最後の最後まで連絡が来ないの。

わかる?その理由。

もし、延長したいと思っている人間が拒否した場合の穴埋めくらいしか思ってないのよ。
どんなに言葉を並べられても、その模範的な敬語に含まれる言葉はたった一つよ。
「この条件でみんなやめてしまったから、後はあなたしかいないの」

そう、そのくらいの価値ってことよ。

あぁ、そうよね。
あなたは選べる立場だもの。
もちろん、あなたも私も立場は相手にとって同じでしょう。
価値も値段も決められない。
一度、登録されればその後の値段と価値が変わるのよ。
そうよね。
結果が出せても、私には価値が無いんだもの。
結果が出せるかと言われて、やれることやっても相手が満足しなければ
結果は出ていないことになるの。

気にならない?
私の価値と値段がどれくらいなのか?
あなたはそんなこと考えたことも無く生きてきたんでしょうね。
いいわよね。
じゃぁ休まずに這ってでも行けって?
それが出来ればやってるわ。
這っていけば休む日がどんどん増えるのよ。
最悪、辞めなきゃいけないくらい体調は悪化するの。

まぁ、いいわ。
だって開き直るしかないじゃない?
そう、私という個人はどう足掻いたって存在しているわけだし
私が嫌だと言ったところで体を捨てて新しい健康な体を手に入れられることなんて出来ないんだもの。
仕方のないことよ。
私のは、私の流れがあって、その流れに逆らったらそりゃ溺れるわよ。

そんな、私を見て可愛いと思うの?
可愛いってそういう意味合いで使う言葉なのかしら?

結果的に、私は価値の無い人間として判断されたから仕方ないわね。
でもいいの。
私には、私の居場所があるから。

お金を稼ぐことも出来ないけれど、心は満たされるわ。

でもね、弱い方がいいなんていうから教えてあげようと思うの。
私のように扱われる惨めさを。
寂しさを。
悲しさを。
空しさを。
悔しさを。

「ねぇ?そうやって縛られて綺麗なドレスを着せられているのに誰も見てくれない気分はどう?」

値段はいくらにして売りに出そうかな?
あぁ、値がつかないかもしれないわね。
こんな殴って腫れあがった後の顔に化粧しても不気味だったかしら。
でもドレスは最高級のものを着せたのにな。
これで、少しはわかるかしら。
まぁ、わかって欲しいわけじゃないのよね。
単なる私の気が済めばいいだけの話。
そう、それが、あなたの価値よ。
私にとってはそのくらいしかないわ。

「今日の商品はいつも以上に酷いですね。どんなことを?」
「素敵ですよ?あなたを満足させることがいくらでもできますわ」
「あれにですか?!やめてくださいよ。着飾ったところで気持ち悪いだけだ」
「面白いことおっしゃるのね。一部しかご覧になっていないのに何故決め付けるの?」
「少し見ただけで判断できますよ。これでも商売は長いんですよ」
「まぁ、そうなの?一部だけで判断されてしまうのですね」
「ひとつでも欠陥があれば売り物にはならないでしょう。うちの会社の名前を傷つけられちゃ困りますよ」
「欠陥の無いものに、是非、お会いしたいわ」
「うちには沢山いますよ!」
「そう、じゃぁ、その人たちの何を見て完璧と考えていらっしゃるの?」
07:42  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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コメント

面白かったです。

小説と共に、写真が変わっているから、リアリティが出すぎて、
コメントはナカナカ難しい話になってしまってますね(笑)

人間を商品価値としてしか見えなくなったのは、いつ頃からなんだろ。
特に今は、使い捨て状態ですものね。
それで、辞めさせらた人まで、自己責任だから仕方がないと思わされている。
弱者ほど痛い目に合う。
リスクを取らざるおえない社会で、リスクを負いたくないのに、リスクを負わされて、
それは自己決定したことだから、自己責任だなどと言うのはどうかしている。
まず、リスクを背負うためには、リスクヘッジできる環境が必要で、
それなしにリスクを背負うのは一か八かの博打をしろと言っているみたい。

自己責任ばかり押し付けるも、いい加減やめて欲しいです。

あ、ちょっと話ずれちゃったかな?(笑)
momocanal |  2009.05.30(土) 05:26 | URL |  【編集】

モモカナールさんへ

えへへ(汗)
ちょっとリアリティーありすぎたかしら(^^;
>特に今は、使い捨て状態ですものね。
そう!その通りです。
まぁそれで何とかやってきていて、そのスタイルを逆に気に入っていたのですが。
(深く人と付き合うの苦手なんです・・・)
捨てられ方が酷くなったかな・・・。
契約も何もかもがいい加減になってきて、責任感だけはおっしゃるとおり
普通にどでかいんです。
>自己責任ばかり押し付けるも、いい加減やめて欲しいです。
確かに!
これは、会社によるけど・・・思いますね。
上長に相談して「じゃぁ好きな方で決めていいよ」とか投げるやつ!!
で、決めたら決めたで「何でこれなの!?」とか文句いう人!!
ムキー!!(≧ヘ≦)
何度、この問題にぶつかったことか・・・

というわけで、苛々しちゃった日でしたので小説にぶちまけました。
小説って言うか実話だよね・・・って雰囲気がありありだったみたいですね・・・(^^;
日下ヒカル |  2009.05.30(土) 19:26 | URL |  【編集】

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