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かくれんぼ

2009.08.07 (Fri)

かくれんぼして遊ぼうよ、そういったのが始まりだった。
ジャンケンして鬼が決まったの。
「数えるよー!」
大きな木のところに立って目を閉じて大声で数え始める。
一斉に子供達は隠れ場所を探しに森の中にある公園で走り回った。
「十数えたら、探すよー!」
そういって数えて「十!」となったとき、しんと静まり返った公園内をゆっくり歩き始めた。
ちょっと大きな公園で、背の高い木が沢山植わっている。
風が吹くとちょっと不気味。
滑り台のところに誰かが寝そべっているのが見えた。
走っていって「みーつけた!」というと、男の子が「あーあ、みつかっちゃった!」と笑った。
男の子と一緒に探し始める。
次々と、友達を見つけた。
けれど、最後の一人がどうしても見つからなかった。

「こうさーん!」

と叫んだ。

それでも、出てこなかった。
皆で必死に探したけれど、暗くなっても見つからず急いで家に帰って親に助けを求めた。
すると親達は真っ青な顔をして、「何を言っているの!」と言っていた。
意味がわからず、きょとんとした顔をした私におねえちゃんは言った。
「この前、あの子転校したんだよ。遠くに」
「知ってる。でも遊んだもん」
「じゃぁ、遊べるわけないでしょ!」
「違うもん、あの子は妖精になったんだもん」

私が遊んだ子供達は、みんな背中に羽を生やして空を飛んでいる。
でも誰も信じてくれないの。

大人になって

「ただいま、みんな」
「おかえり!この公園に来るのも久しぶりだね!」
「うん、仕事し始めて家を出て一人暮らしをしてるのよ」
「おしごと?」
「そう、お仕事」
「大人になったら僕たちのこと普通見えないって言うのにね」
「そんなこと無いよ。大人になっても、子供の気持ちを忘れなければずっと見えるもん」
「そうなんだ!よかった」
そういって、みんな笑ってくれた。
誰一人として、信じてくれない妖精の森。
その公園の名前は、ピーターの家という。

「ねぇ、いつから君も羽が生えるようになったの?」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(10)

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コメント

おはようございます。

一人暮らしで 何が起きたのかしら?
一話完結は 想像する枠を広げさせてくれますね。
ついでに 脳の活性化に つながります。
みかん  |  2009.08.07(金) 09:20 | URL |  【編集】

みかんさんへ

おはようございます。風邪引きました。
というか、頭痛が酷くひえぴたがおでこにいます。
ぐわんぐわん・・・
そうですね。
一話完結のため、ぜーんぶ解決!としちゃうと楽しみがなくなっちゃうので
ちょっと先が気になるな位でいつも終わらせています。
まぁ全部かいてたら短編にできないというのもあるのですが(^^;;;

元々、この子は妖精さんの子供なんです。
大人になっても見えちゃうの♪
日下ヒカル |  2009.08.07(金) 09:31 | URL |  【編集】

ファンタジー♪

それとも、これもホラーでしょうか?
妖精って、死んだ子どもなのかしらん??
転校したけど遊べるっていうのは、大人たちが死んだことを知らせないために「転校」と説明していたんだったりして……
ライム |  2009.08.07(金) 16:08 | URL |  【編集】

ライムさんへ

そうそう、死んだ子を・・・まぁ転校って嘘ついてるんです。
子供には酷ですからね。
でも、妖精さんも一緒なの。
というわけで、ホラーファンタジーという新たなるジャンル(汗)
死んだら妖精になるという感じで、森の妖精さんと一緒に遊んでいたの。
で、更に、主人公は妖精さんとのハーフなのです。
大人になったので立派な羽が生えたのでした。
生きてるけどね♪
日下ヒカル |  2009.08.07(金) 16:23 | URL |  【編集】

死んで妖精になったの? 
地縛霊とかじゃなくて妖精になるっていうのがファンタジーですね。
私も、子どもの心を忘れていないつもり。ということは一応、妖精候補ですね。
えめる |  2009.08.07(金) 19:16 | URL |  【編集】

やっぱ転校っていうのはお姉ちゃんの嘘だったかー!
(上のコメントの流れを見させて頂いてちょっとにんまり)

ただ、その先も妖精になるという嫌味のないファンタジーさがよかったです。
何より変な霊になってないのがいい…!
子供は純粋ですもんね。

私も純粋な気持ちを忘れずに大人になれたかーと思うのですが、
そこら中に色んなものを捨てながら大人になったようです!
一日が長く感じたあの頃に戻りたいもんですよホント(笑)
D-3 |  2009.08.07(金) 20:22 | URL |  【編集】

えめるさんへ

そうなの~
転校したっておねえちゃんは嘘つたけど、妖精さんになってちゃんと公園に帰って来て
皆で遊んでたの。
もっちろん、えめるさんは耳つき&尻尾の妖精さんになれますにゃよ!
またたびには気をつけてね♪
山には沢山あるらしいですにゃ・・・
あと、キウイも同じ効果があるから食べ過ぎちゃダメですにゃよ~
日下ヒカル |  2009.08.07(金) 20:49 | URL |  【編集】

D-3さんへ

お!にんまり(^ー^)って感じですか?

うん。
なんというか、天使になるっていうかどちらかというと妖精になって
綺麗な翼を広げて笑ってて欲しいなって。
願いを込めて。

大人になるのにいつも思うことは、子供からこんな大人になりたいなって
思われるような人になりたいと思ってるのです。
子供の心を忘れず、感動を忘れず、夢見がちな心も忘れず
・・・というわりには、グロテスク小説書くのかよって突込みが聞こえた気がする・・・。

夢見がちを違う夢見始めたのかしら(汗)
日下ヒカル |  2009.08.07(金) 20:53 | URL |  【編集】

こんにちは

遊んでいたのはみんな妖精さん。
最後にみつからなかったのも妖精さん。
ねぇ、妖精さんも迷子になるの?
その妖精さんはちゃんと見つかったのかなぁ。

子供には見えて大人には見えないもの……
けっこうあるかもしれませんね。
いい意味で子供のような感性をいつまでも持ちたいものです。

空飛ぶミケ猫 |  2009.08.07(金) 21:16 | URL |  【編集】

空飛ぶミケ猫さんへ

あ!
・・・忘れてた・・・。

そういや、見つけてませんね(滝汗)

・・・・Σ(|||▽||| )

えへへ・・・

子供の感性を大人になって持つと大人に順応できず苦労することも。。。
社会に出る以上、中々両立というのは難しいですね。。。
日下ヒカル |  2009.08.07(金) 22:07 | URL |  【編集】

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