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何故、桃だったのか

2009.11.13 (Fri)

昔々あるところに、と始まるこの物語。
その真実は、もっともっと、違うお話だったのです。

あの時、そう、あの時です。

おばあさんとおじいさんは、まったく違うことをしていました。
お婆さんは、川に洗濯など行っていません。
お爺さんは、山にしばかりになど行っていません。

お婆さんは毎日川に行っていました。
それは、確かに仕事だったのですが洗っていたのは洗濯物ではなく
手術用のメスや器具でした。
清潔な水が手に入らず、消毒液も無い状態。
それでもお婆さんは丁寧に洗っていました。

お爺さんは山へ出かけていましたが、山に行く目的は
磨ぎ石を探すことと、新しい手術道具を購入することでした。
もちろん、薬草なども探していたのです。

そうやって二人は、闇医者をしておりましたがまったくお客は来ませんでした。

当時はまだ手術などそのような技術は発達しておらず
知識だけは西洋医学の達人だった老夫婦。
それでも、生きた人間を切り刻むなど当時の村人達からは敬遠され
村八分にあっていたのです。

それでもお婆さんは毎日毎日道具をせっせと洗い
それでもお爺さんは毎日毎日新しい発見はないかとせっせと山へ行っていました。

そんなある日。

川で道具を洗っていたお婆さんが目にしたもの。
それは、信じられないほど太った女性が流れてきたのです。
そしてそのおなかはどう見ても臨月でした。

お婆さんは心踊る気持ちを抑え切れませんでした。

自分達の能力を試す瞬間が来た、と。

お婆さんはおじいさんを大声で呼び、急いでその太った女の足に縄を縛り付けました。
あまりに重たかったために岸にあげることが出来ません。
太った女の状態を見ても、殆ど死に掛けていて手の施しようがありませんでした。
なのでおなかにいる赤子だけでも助けようと考えたのです。

しかし、手術など経験はありません。
あくまで知識だけでした。

それも、外科的な知識は、産婦人科医ではないのでよくわかっていなかったのです。

「とりあえず、子供は腹の中にいる。中を調べてみればいいんじゃないかのぉ?」
「そうですわね、おじいさん。この太った女子は助かりませんし」
「丁度いい。この女を調べて人間がどうなっているのかよく観察したらどうだろうか?」
「あぁ!それはいい案ですねぇお爺さん。では早速」

知識があったと自負しているのは本人達だけでしたが
その手さばきはとてつもない名医といっても過言ではない手さばきで
供を出産、取り上げたのでした。
助かるはずの母親は、残念ながら研究材料になってしまったのですが
子供を出産させたことで成果がでて喜んだおじいさんとおばあさんでしたが
育てることを考えいなかったため、養子に出そうかと考えましたが
誰一人引き取り手はありませんでした。

その後、自分達の評判で悪くされるのはかわいそうだと思い
あんなに太った女はあまり見かけないため「桃から生まれたんだよ!」という
摩訶不思議な話を作ったのです。
おじいさんは「誰も信じないよ、そんなばかげた話」と相手にしませんでしたが
これまたびっくり仰天で、村人達は信じてしまいました。

それからというもの、桃太郎と名づけられた男の子のお陰で
おじいさんとおばあさんの評判はよくなり
医者としての地位を獲得。
その後は名医としてこの村一番の有名な外科医になったのでした。

鬼ヶ島に行ったという話がありますが、単に異国へ留学させただけだったのです。
日本の技術ではとてもとても未熟でした。
キジや犬・猿などの動物が登場するのは、彼が獣医になったからなのです。

めでたしめでたし。
08:00  |  昔話と童話の真実  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

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コメント

面白~い!(≧~≦))ププッ
新(真)説『桃太郎』
おじいさんとおばあさんは、実は先進的なご夫婦だったのか~
……って
いや待て、犠牲者が1人いる~!!!
ライム |  2009.11.13(金) 14:25 | URL |  【編集】

ライムさんへ

面白かった?!(^-^)v
いやぁ~ めでたし めでたし !

という、ハッピーエンドに見せかけて・・・ 見たいな(笑)

日下ヒカル |  2009.11.13(金) 21:44 | URL |  【編集】

そうだったのか!
違和感がないお話の流れだったから、さらりと読めましたv
恐るべし桃太郎伝説!
……これが事実でも私は驚かない(笑)
せあら |  2009.11.13(金) 23:20 | URL |  【編集】

昔々

おじいさんとおばあさん・・・、
今晩はヒカルさん!、お久しぶりです。

「有馬川から桃がどんぶらこ」を最近書いたので今日の桃が気になりました。
桃は太った女、いわゆる妊婦さんだったとはユニークです。
そして爺さまと婆さまは腕のいい外科医だったとは・・・
桃太郎さんはただの太郎さんでぇ~、なんだかねぇ~・・・笑

それじゃ、またねっ!
ヘルブラウ |  2009.11.14(土) 07:19 | URL |  【編集】

せあらさんへ

桃太郎伝説!

・・・どこかで聞いたことのあるフレーズですね。
ファミコンかしら?
なんかゲームだったような・・お菓子だった様な・・・

書いてて楽しかったです。
よく見ると犠牲者が・・・(滝汗)
日下ヒカル |  2009.11.14(土) 07:50 | URL |  【編集】

ヘルブラウさんへ

こんにちは!

桃から生まれるは、ないだろう!
と思って考えたところ、・・・とりあえず流れてきたのは「妊婦さんよね?」となってしまいました(汗)
そういえば、

名前、そうですね。

ただの、太郎になっちゃう。

気づきませんでした(^^;;
日下ヒカル |  2009.11.14(土) 07:52 | URL |  【編集】

こんにちは

すごい発想力だね、
でも、とても自然な流れです。
こういう視点で昔話を再考したらおもしろいですね。
空飛ぶミケ猫 |  2009.11.14(土) 11:02 | URL |  【編集】

空飛ぶミケ猫さんへ

お返事が遅くなってすみません。
今回のお話は、二次創作というよりは改編ですね(汗)
楽しかったですが(^^;
新たに登場したシリーズです。
よろしくお願いします。
日下ヒカル |  2009.11.20(金) 21:19 | URL |  【編集】

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