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スカイライン 第四話 魔女

2009.12.21 (Mon)

スカイライン 

第四話 魔女


彼女は僕の本体といっても過言ではない存在に憧れというより、何か不思議な気持ちを抱いているようだった。
その目は、どちらかといえば殺して絞めたあとにうまい肉になるものを待っているかのような目。
その味わいを確かめるように、ゆっくりと舐めているに違いない。
彼女はそういう人間だ。
僕はそんな彼女を嫌いではなかった。
そうやって、殺されたいと思っていたから。

破棄されるのではなく。

「これをあなたの携帯電話に接続してもらえますか?」
手の内側の付け根から引き出したコードを見て彼女は奇妙な顔をして見せた。
「何か?」
そういった僕の質問には答えず、コードを携帯電話に繋げた。
「これでいいの?」
「では、そのまま。彼女が掛けてきますから」
すぐに彼女から電話がかかってきた。
着信ボタンを押す。
そして、「スカイライン・・・?」とか細い声を出して彼女は怯えたように聞いた。
「そうです。はじめまして、私がタイプRの戦闘機。あの子はスカイさんって呼ぶんだけれど。あなたは?」
「元上官で、現在同室のパートナー」
「この音声パターンは、まさか、あなた魔女?」
「え・・?なんで・・・」
「あぁ、覚えていないんですね。私、あなたと飛んだことが一度だけあるんですよ」
「え?!」
「たった一度だけ、助けるという行為をした。その機体に乗っていたパイロットのコードネームが」

「ウィッカ」

と、僕が答えた。

やっと彼女が僕と目を合わせた。

「覚えていますか?」
「・・・」
彼女は思い出せない様子。

携帯電話に接続していたコードを抜き取り、僕は上着を着た。
それから僕は彼女が思い出せない様子だったのでその時の映像記録を、スカイさんより受信。
それを手持ちの小さなパソコンに映し出した。
「これが、あなたです」

そういうと彼女はやっと押さえつけている表情を浮かび上がらせた。

「覚えていますよね?僕があなたを殺そうとしたけれど、わざと殺さなかったこと」

彼女がスカイラインに熱中している理由。
それは、僕に負けたから。

そして、その僕が助けたから。

「どうして、私を殺さなかったの」

「ウィッカは有名ですよ。魔女の生き残りだと」

彼女が、非科学的な魔女という血筋の人間だというのはもっぱらの噂だったがデータ上それは事実だった。
面白いデータは存在し、彼女には人間にはない能力がある。
それは戦闘時とても役立つのではないかと考えたのは僕なんだけれど、スカイさんは興味があるというだけのレベルだったのだが、とんでもない能力者であることをこの後に知った。

「まだ、僕フライト回数あるのに・・・」

気がつけば腕が吹き飛ばされていた。
彼女の、魔女の力で。

「うるさい!」

「それが、魔法ですか?」

そういった僕の目は、きっと、最初の彼女と同じ眼をしていただろう。

「入るぞ」

Fの声がドアの外から響いた。
08:00  |  スカイライン  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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コメント

きゃっ?
ロボットと人間かと思っていたら
ロボットと魔女?
猫は!?
戦闘機が猫?
あ、戦闘機はホウキか
フライトシーンが怖くなってきました……
ライム |  2009.12.22(火) 15:52 | URL |  【編集】

ライムさんへ

不思議な展開になってきたでしょ?(^-^)
私の知識とかいろんな物語総動員で作られています。
既存作品のミックスジュース!!
確かにフライトシーンは悩みどころです。。。
日下ヒカル |  2009.12.22(火) 21:06 | URL |  【編集】

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