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森のクマさん

2009.12.20 (Sun)

ある日 ある日 森の中で 熊さんに 出会ってしまった。

だが、僕はとてもじゃないが動けなかった。
何故なら僕は山の上から滑落してここで朦朧とした意識の中で、血みどろになって倒れているのだ。
このまま死ぬのかと思ったら熊が出てきた。
止めを刺すのは熊かもしれない。
大きな熊は四つんばいになって歩いてくる。
よく見ると小熊が二匹後ろにいる。

そうか、こいつは母親なのか。

母熊にとっては人間など敵以外なんでもない。
いっそのこと殺して小熊に食べさせたいとでも思うだろうか。
寒くてたまらないのに、寒さも感じなくなってきた。
雪もちらつき始め絶え絶えに吐く息は湯気のように白い。

あぁ、僕はここでもうすぐ死ぬんだ。

そう思った。
その時、ふっととても体の横が暖かくなった。
母熊だ。
母熊が僕の横で寝ている。
体を寄り添って寝ている。
一体、どういうことだ?

思いのほか熊の体は温かく母熊は夜が明けるまで一緒に居た。
僕はこの熊のお陰で朝まで生き延びた。

リン リン リン

日が出始めた頃、耳に付く鈴の音が聞こえた。
体がふっと冷たくなる。
熊が立ち上がり、どこかへ行ってしまった。
しばらくして、鈴の音と共に熊が戻ってきた。
横を通り過ぎ、一度止まって、それからまた歩き出した。
一体、どうしたのだろうか。
小熊たちも母熊についていく。

「いたぞ!いたぞ!!」

人の声。

助かった?
助かったのか?

「あの熊はいつも会うんじゃよ。この山にずっと住んでいる母親だ。
この音でわしらが来るのを知っておるからなぁ。
人を見ても襲ったりすることは無い。
あれは人のことをよく知っているからなぁ。
お前さん、あの母熊に助けられたんだなぁ。
わしらの鈴の音を聞いてこっちだといわんばかりにここまで案内したんだぞ」
「お礼を・・しなくちゃ・・・」
「そうだなぁ。あれは芋が好きだ。いっぱい持っていってやれ。小熊も喜ぶだろうよ」
「はい・・・」
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

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コメント

こ、このあとどんな悲劇が……
とハラハラドキドキしながら読むから
ハッピーエンドだと、ドッと安心します
あ~よかった~~
ライム |  2009.12.20(日) 11:04 | URL |  【編集】

お久しぶりですー!

動物が別の種類の動物の赤ちゃんを育てるお話は聞いた事がありますが、
怪我をしてる子を助けるっていうお話もあり得ない話じゃないですよね!
お話を読んでて凄く安心しました~。

熊がどういう気持ちだったのか凄く興味ありますが、
それは熊のみぞ知る事ですね!
D-3 |  2009.12.20(日) 12:01 | URL |  【編集】

ライムさんへ

ふと、思い出して、書いた話でこれ実話なんですよ。
テレビで見たのー
まぁ、助けられた後の話はこちらで作っちゃいましたが
熊さんが助けたのは本当の話~
ヒカルワールドだったら、小熊の餌に
いえ、なんでもありませんわ・・・ホホホホホ
日下ヒカル |  2009.12.20(日) 12:51 | URL |  【編集】

Dさんへ

あらあら、お久しぶりです(^-^)

そういえば、そうですねぇ~
わんこが子猫を育てたり、ぶたさんがチータ?の子を育ててみたり
わんこがトラを育ててみたり・・・
猫が鳥を育ててみたり・・・(見てるとハラハラするけれど)

熊さんのきもちかぁ・・・
「え?!人が血だらけじゃん!私がしたと思われたら最悪なんだけどっ!!」
だったら、どうしましょう。。。
少なからず思ったことでしょう(^^;
きっと。。。
日下ヒカル |  2009.12.20(日) 12:55 | URL |  【編集】

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