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何が悪いの?

2010.01.29 (Fri)

いつも怒られるんだ。
何をして僕が悪い。

あれをしろ。
これをしろ。

そういわれる度に、僕は従ってきた。
けれど、従ったところで僕が誉めらることは無い。

何で出来ないの。
どうして、こんな風にするの。

何をするにも、僕はいつも怒られるんだ。

僕はいつになったら「もういいよ」といってもらえるんだろう。
そう考えていた。
いつになったら、僕は怒られることなく自分で考えたとおりに
例えそれが失敗したとしても、自分の思いや考えで動くことが出来るんだろうって。
そんな日が来るのかなって僕は考えてた。

でも、そんな日は来なかった。

僕に自由は無い。
僕に意見は無い。

僕が僕のために生きることは、許されない世界だった。
僕は両親の思い通りに生きることが唯一あった道だった。
僕の思ったことや考えは邪魔だった。
言われるとおりに、言ったとおりに、完璧に出来れば彼らは満足だった。
僕という意思は必要なかったんだ。

「だから、お前はここにいるのか?」
「そうじゃないかな」
「何故、そんな平気な顔をしている」
「いつかこうなるってわかっていたから」
「そうか」
「僕は彼らの思い通りに動くマリオネットにはなれなかった。それだけだ」
「子供は操り人形になる必要はない」
「僕はその必要があった。靴下だろうと、洋服だろうと、僕の気持ちはどこにも存在しないんだ」
「恨むか?」
「いや。今は、一人になれたことが嬉しいから感謝してる」
「両親に殺されたというのに」
「それで、あの人たちが満足したのなら僕はやっとはじめて役に立ったんじゃないかな?」

子鬼が泣きながら僕の背中を叩き続けた。
どうして泣くの?と聞いたけれど、教えてくれなかった。
「なんでわかんないの!!」と泣き叫ぶだけだった。
どうしたらいいのか僕はわからなくて子鬼の頭を撫でたけれど、泣き止んでくれなかった。

僕は、やっぱりここでも怒られるのかもしれない。

どうしたらここにいることを認めてもらえるんだろう。
どうしたら「わかった」と言ってもらえるんだろう。
僕がいう言葉はどうしてそんなに怒られるんだろう。

もう、何も話したくない。

ずっと否定され続けて、考えて考えて出した答えでさえも否定される。
僕の何十時間という気持ちと悩みなど理解してもらったためしがない。
反論したところで、言い返される。
それから、言葉で押さえつけられる。

そうやって、言う事を聞くしかなくなる。

理解なんて出来ない。
僕にはわからないのだから。

だから、僕は僕個人というものを殺すしかないんだ。
08:00  |  賽の河原  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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コメント

子どもって、周りの期待どおりに振舞わなくちゃいけなくて、でもそんな風に振舞いたくなかったりで、大変なんですよね……。
思い出してしまいました。
この子、心が痛みます……。
ライム |  2010.01.29(金) 19:24 | URL |  【編集】

ライムさんへ

子供は世界がまだ小さいから両親からの期待が過多にかかると辛いですね。
それに答えないといけない状況から抜け出せた幸せは、例え結果が殺されたとしても幸せだったでしょうね。
昔を夢で見て、自分の感じていたことを物語にしました。
底までプレッシャーは無かったはずなんですが考えすぎモードのヒカルは大変です(苦笑)
日下ヒカル |  2010.01.29(金) 21:04 | URL |  【編集】

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