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恋と愛

2010.04.03 (Sat)

えっちぃので

嫌いな方は 続き を  見ない で ね☆


記憶を忘れているなら思い出さなくてもいいことなんだよ。
そういった彼女は僕の口を彼女の唇で塞いだ。
ゆっくりと体温が感じられるように火照り始め、僕は体を彼女の気持ちに押され床に寝た。
「んっ・・・」
僕のTシャツをめくりゆっくりと舌を這わす。
体が勝手に反応して抵抗できない。
頭は真っ白なのに手は動く。
彼女のセーラー服の中に手を入れブラジャーの上から触れた。

鼓動が速い。

言葉も無く進むこの行為自体が不思議なほど自然に進む。
ゆっくりと時間の感覚を惑わす。
溜息と不覚にも出てしまう声が聞いたこともないトーン。
撃たれて反応するくらいに死ぬ瞬間のような何かに満ちた表情と
暖かい体液と冷たい涙が混じる。

思い出せない。

目の前にいるのは僕の彼女。

それなのに、思い出せない。

「泣いてるの?」
悔しい。
どうしてこんなことに。
「思い出せないかな?」
何であんな事故に。
「大丈夫。体は覚えてる。だって、いつも通りだよ」

瞑っていた目を開いて僕は彼女の目を見た。

「大丈夫。忘れてないんだよ、きっと頭が風邪ひいてるだけ」
「頭って風邪引くの?」
「引かないとは言い切れないじゃない」
「そうだね・・・」
僕はあまりのことに泣きながら笑ってしまった。

「ねぇ、最後までしようよ」
僕のかばんから彼女はコンドームを取り出しいつも通りといった雰囲気のまま僕に付けた。
「やっぱり・・・痛い・・・」

痛い。

心が。
頭が。
胸が。

全部、痛い。

僕は涙が止まらなくなった。
彼女は涙が溢れ出した。

僕はあの日車を運転していた。
後ろから来た乗用車が追突。
反動で弾き飛ばされ電柱に激突。

気がつけば病院。

怪我の程度も奇跡的だったが記憶の欠損があった。

それは、その時に会いに行こうとしていた彼女の記憶。
その全て。

どうして忘れたのか僕にはわからない。

「きっとあなたのことだから・・・」
「え?」
「あの時私が・・・ううん、なんでもない。だって、もう平気だから」
「なにが?」

彼女は布団をかぶって僕に抱きついたまま眠りに落ちた。
その後僕も眠った。

目が覚めると病院のベッドの上。

夢?
夢のはずが無い。
一体、どういうことだ・・・?

「あぁ、よかった!目が覚めた?!何で自殺なんか・・・!!」

何がどうなっているんだろう。

「あの子、死んじゃったわよ。あんたと心中しようとしたあの子」

嘘だ。

ビクッと体を震わせて起きた。
「どうしたの?」
隣に暖かい彼女が寝ていた。
僕は涙が溢れ怖かった思いが気持ちを支配し感情が制御できない。
「え?なに・・・どうしたの?」
何の夢を見たのか覚えていない。
でも僕は怖かった。

「なんでも、ないよ」
「そんなに泣いててなんでもないって・・・」
「アイ、僕はなんで・・・」
「・・・いま、なんて言った?」
「え?」
「今・・・私の名前・・・」
「何か変なこといった?」
「ううん、なんでもないよ。ほら、寒いから布団に入ろう」



08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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