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パワースポット

2010.05.23 (Sun)

デートに誘った女の子との二人きりというのは緊張する。
事情が事情だけに色々複雑で引け目も感じる。

「先生!」

彼女は僕をそう呼ぶ。
そう、彼女は教え子だ。

今現在、僕は担任教諭。
きっかけは些細なことだったが僕の気持ちが彼女にばれてしまった。
途端、僕は恥ずかしくなりその場を去った。
だが彼女は精一杯僕の気持ちを真剣に受け止めてくれた。

たった、十四歳の女の子が。

僕は二十九歳。
そんな僕がこんなに小さな女の子に本気で惚れるなんて誰にもいえなかった。
いえないのに。

「先生。一緒にあの場所に行こう」
そういわれて、しばらくして一緒に行こうと誘った。

そして今日。
僕たちはここに来た。

「先生。私ね、もうちょっと大きくなったら先生の恋人になれるから。だから待っててね」

彼女は笑っていた。
でも目は、真剣だった。

それから高校生になった彼女から手紙が来るようになった。
メールでは不安だったらしい。
僕からの返事も手紙にした。

会うことはなかった。

彼女が行くといったのだ。
その彼女を待つことが今僕にできること。

「卒業、したわ」

彼女が僕の家に来たのは、卒業式当日の朝。
高校三年生の卒業式。
涙が止まらず、ただ、抱きしめた。


「先生!先生!!大丈夫?!?」
「・・・あれ?」
「もぉ!大丈夫?!」
「えっと・・・」
「階段から落ちたんだよ!動いちゃだめ!誰か!保健室の先生を!!」

あれは一体、何の夢だったのか。
あの彼女は一体誰なんだ・・・。

「あれ?先生、あのパワースポット行ったの?このストラップ」
「あ…あぁ…これ?落し物で…」
「そうなんだ。このストラップ、忘れ物を思い出すってやつだよね」
「忘れ物…?」

一体僕は何を忘れているのだろう。


08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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コメント

おっ!!

携帯のテンプレ変わりましたねっ!
良い感じです♪
記憶が戻ってしまったのですね!?
良い記憶ばかりだと良いのですが…
カゼノオ~ |  2010.05.24(月) 07:25 | URL |  【編集】

カゼノオ~さんへ

はい~ 久しぶりに携帯テンプレかえてみました~(^^)v

パワースポットで手に入る石に共鳴してしまって
未来を垣間見たというような設定でした(^^;
うふふ♪

助けてくれた生徒が今後のあの子になりますの~
日下ヒカル |  2010.05.24(月) 08:46 | URL |  【編集】

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