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プロテインドリンク

2010.05.27 (Thu)

彼女の家に行くと必ずといっていいほど、彼女はプロテインドリンクを飲んでいる。
私は見た目がグロテスクな色をしているため薦められても飲まなかった。
「何でできてるの?それ」
「そうねぇ・・・いわゆるモツかな?」
「なんの?!」
「魚とか鳥とか…色々よ」
「うぇぇ!!」

聞いただけで気分が悪くなる材料だった。

だが、ある日そのプロテインドリンクをおすそ分けしているところを見た。
「あげてるの?」
「なんだか、この前ためしに彼飲んでたのよ。そうしたら調子がいいってさ」
「へぇー。効くんだ」
「効かなきゃ飲まないわよ。コレ作るの結構大変なんだし」
「売ってるの?」
「あんまり量をくれって言われたときはね・・・。材料費も結構高いから」
「そうなんだ」

冷蔵庫の中には沢山のビンがひしめき合って並んでいる。
その中にあるのはプロテインドリンクの原料であったり
ドリンクそのものだったりするが
どちらもペースト状なので見分けがつかない。
冷蔵庫はとうとう悲鳴を上げた。

「一緒に見に行ってくれないかな?」
彼女の付き合いで業務用冷蔵庫を見に行った。
「もしかして、繁盛してるの?」
「なんか口コミで広がっちゃったみたいで…」
「大変ね」
「うれしいけどね!急だったから結構びっくりかな」
「材料とかすぐ手に入るの?」
「それは大丈夫!どこにでもあるから」
「そうなんだ。それは意外」
「あ、この冷蔵庫いいかも!」
「大きすぎない?」
「だって、材料の鮮度を保つのはこのくらいないと」
「人一人が立って入れそうね」
「でしょ?!だからちょうどいいと思ったのよ!」

彼女の冷蔵庫の中は、人には見せられない。
いつも新鮮な材料が眠っている。
それは綺麗にすべてを材料として使える。

仕入れ値などない。

材料を知った今でも彼女と付き合いはある。
特に問題はないと思う。

きっと。

「ねぇ、一緒に材料をとりに行かない?」
「一緒に?!」
「大丈夫よ。捕まらないって!」
「えー?!本当に?!だって、こっちが食べられそうなんだけど」
「大丈夫!大丈夫!そんなことないって」
「本当かなぁ?」
「あなたの美しさは本当に貴重なんだから・・・」



08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

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コメント

kannivalism

アレックス・ルイ・アームストロングさんも飲んでます?

それにしても野草を摘みに行くような気軽さ…
恐ろしや~{{{{(+_+)}}}}

カゼノオ~ |  2010.05.27(木) 09:49 | URL |  【編集】

カゼノオ~さんへ

あぁ~!彼も飲んでいるでしょうか・・・(汗)
いやいや、人体練成よりダイレクトすぎてエルリック兄弟からフルボッコですよ(笑)

自分のためという理由なら、結構何でもやってしまいそうだなと・・・思ったんですよね。
こういう・・・自分しか見えていない人は{{{{(+_+)}}}} ブルブル
日下ヒカル |  2010.05.27(木) 22:06 | URL |  【編集】

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