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時空間転移 種

2010.08.31 (Tue)

柿の種が僕には柿の種には見えない。
なんであれが柿の種というお菓子なのか名の由来を知りたいところだ。

でも今僕が持っているのはお菓子の柿の種でも、果物から出てきた柿の種でもない。

これは命の種。
小さな体から生まれたというべきだろうか。
人魚姫は泡になって海に戻ったという。
けれど僕のお姫様はほんの少ししか出会わなかったけれど一瞬で僕達は恋に落ちた。
陳腐な台詞だがそれが一番適切な言葉だと思う。

「きっと運命ね」
「運命、これが?」
「そうよ、私はあなたを愛した。あの洪水で流された私とあの時死んだあなた」
「死んだ?」
「うん、死んだというより人魚の世界に入ったの。私たちは何も抗わなくても結ばれたはずだった」

あの時僕の足は確かに魚のように変化していた。
変化していく体の動きに気持ちが悪く、段々と息苦しくなった。
洪水なのに僕は水に潜った。

息が出来ると思ったから。


「種から芽が出て私たちは生まれる。人を愛したとき種は生まれる」
「君と結ばれる方法は無いの?」
「人魚と幸せになる方法はない」
「あきらめないで」

人魚の一粒の涙が僕が居た未来とつなぐひとつのパズルになった。

「これは・・・」
「なに?」

「未来が変化しつつある。大丈夫、君は生きられる。生きていられるよ!」
「未来・・・何の話?」
「こんな話を君とはしてないんだ。僕は、この時代の僕は」
「あなたは誰・・・?」

未来で君を失った僕は君を助けるために来た。

それは、いえない話。
08:00  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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