サイトマップ
07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

スポンサーサイト

--.--.-- (--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

拍手する


指名手配犯 ジャック

2010.09.04 (Sat)

とある、魔法の国に住んでいたちょっと気の強いふりをした鬼がいました。

その鬼はせっせと働きいろんな魔法を習得して暮らしを支えていました。
鬼には家族がいました。
小さな子鬼達が沢山いて奥さんはいつも子育てに奮闘。
食事の用意は鬼が頑張っていました。
奥さんは鬼さんが家事に協力してくれているのでとても助かっていました。

鬼さんの魔法は、もう失われた魔法で一族の唯一の生き残りでした。

ある日、お手伝いに来ているお手伝いさんが人間の子を見かけました。
「何をやっているんだい?」
「えっと・・・」
「ここはこわぁ~い人食い鬼がいるんだよ!絶対に来てはダメだ!」

そういって、お手伝いさんは人間の子供ジャックを脅しました。
本当は強いフリをしただけのやさしい鬼。
泣き虫の鬼さんです。

お手伝いさんは不安に思いました。
鬼さんの魔法は金やお金を生む魔法が多かったのです。
悪用する人間が知れば確実に鬼さん一家の危険が増大します。

とても心優しい鬼さんはとてもじゃないですが悪用する人間を追い出すようなことが出来ません。

ジャックはそれを知ってこっそり何度も豆の木に登りました。
豆の樹は偶然牛と交換してもらった魔法の豆から芽が出たものでした。
ジャックはジャックなりに生活を考えて牛がお乳を出さなくなったので、母親から牛を売ってこいといわれ通りすがりのおじさんに言われた魔法の豆と交換しました。
魔法の豆を母親に見せてもすぐに捨てられてしまい、そこからたった一日で伸びた豆の樹。
母親から怒られたジャックはどうにかお金が無いかと探していました。

その結果が、魔法の豆の木の上に住む鬼さんの魔法から生まれた金の卵を産む鶏やお金を盗むことでした。

鬼さんが必死になって魔法を使って何ヶ月もかけて作った金の卵を産む鶏が突然盗まれ
生活が出来なくなるので必死にお金を魔法で作りました。

それも盗まれてしまいました。

鬼さんは泣きました。

子鬼さんたちに飲ませるミルクが買えません。
お嫁さんにおいしい御飯を食べさせてあげることが出来なくなっていました。

「どうして、どうしてこんなことが。人間の匂いがするとは思っていたが・・・」

鬼さんは信じられない怒りを爆発させました。
ジャックを見つけたときにとんでもない魔法の力でジャックを追いかけ捕まえました。
お手伝いさんもこんな鬼さんを見たことがありません。
あまりの恐ろしさに隠れてしまいました。

「何で黙って盗んでいくんだ!!お前は俺が家族のために働いたものを盗みやがって!」
「うわぁぁあ!!ママ!ママ!斧を持ってきて!!」
「待て!!お前は俺の大切な家族を殺そうとしたも同然だ!生活のためなら盗んでもいいのか!」
「うわぁぁぁぁあああ!!」

ジャックは泣き叫びました。
怖くて怖くて叫ぶことしかしませんでした。

確かにジャックも生活がかかっていました。
とはいえ、魔法を盗む事が許されることはありません。

一度だけなら鬼さんも怒らなかったでしょう。

人間の世界でたった一つでも盗めば一生困ることの無い生活できるお金が手に入っているはずです。
しかし、欲が膨らみどんどんジャックを盗んでいきました。
ジャックの欲は止まることを知りませんでした。

どんどん、欲深くなり
どんどん、盗むことに抵抗がなくなりました。

泣いている鬼さんの家族のことなど微塵も考えていなかったのです。


ジャックは鬼さんの魔法で豆にされました。
ジャックの母親は悲鳴をあげその場から逃げていきました。
豆になったジャックは泣き続けました。

誰もこの小さな豆がジャックだとは気づきませんでした。
08:01  |  昔話と童話の真実  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

拍手する


コメント

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

トラックバック

この記事のトラックバックURL

→http://virtualworlds.blog87.fc2.com/tb.php/818-2588fe38

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。