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王子の価値観とその人生

2010.09.12 (Sun)

ある国の王子は母親と一緒に暮らしていました。
小さな王子を立派な王様にしたと思った母親は、金貨を一枚王子に渡しました。

「この金貨一枚でよい暮らしが出来るように考えてごらん」

王子は考えながら街を歩きました。
すると、大きな袋に何かいれ中のものを大切そうに扱う男に出会いました。

「その袋はなんですか?」

王子は興味津々で聞いてみると男はやさしく笑って「猫ですよ」と答えた。
王子は猫が大好きでした。
「見せてもらえますか?」
「どうぞ」
男はそっと袋から猫を出して王子に抱かせました。
それは今まで見たことのない綺麗な毛並みをした猫でした。
猫と王子は妙に相性が良くとても仲良くなりました。

王子は迷いました。

この猫を金貨で譲ってほしいなどというのは失礼だろうかと。
男にとっても大切な猫であることは変わりません。
王子は小さな声で言いました。

「あの・・・この猫大切にします。とっても大切に育てますから譲ってもらえませんか?」

王子の言葉に男は驚きました。
男はしばし悩みこういいました。

「わかった。但し、条件がある。必ず幸せにしてあげてください。また、このあたりにきたらあわせてもらいたい」
「わかりました」

王子はお礼に金貨を渡しました。
男は驚きましたが、受け取ってくれと必死にお願いして猫を連れて帰りました。

猫をつれて帰った王子を見て母親は驚きました。

「猫?!猫なの?」
「うん!この子がいると僕は幸せになれるから!」
「うーん・・・ちゃんと面倒見られるの?」
「大丈夫だよ!」

母親は少々がっかりしました。
とはいえ、息子は猫を選んだのです。

母親は金貨をもう一枚渡しました。

「良く考えて使うのよ」

王子は悩みました。
そして猫に言いました。
「どうしよう?お母さんは何でお金を渡すのかな?」
「王子にお金の使い方を覚えてほしいんでしょう」
「使い方ってなに?」
「お金は天から降ってくるものではありません。とっても苦労して大変な思いをして稼ぐものです。
湯水のようにあるわけではないのです。着ている服も食べている食事も何もかもが働いて得た対価なのです。
私を一緒に暮らすことを選んでくれましたが私も御飯を食べますのでお金はかかります」
「そっかー。街に行って御飯を買いに行こう」

王子は召使が用意してくれるのにもかかわらず御飯を買いに行きました。
猫のための御飯です。
なので猫は言いました。
「私の御飯はちゃんと用意していただけますからそのお金は使わないで」
「じゃぁどうする?」
「そうですね。お友達が欲しいのです。ヘビさんを飼ってはいただけませんか?」
「ヘビ?」
「はい、あのヘビ使いのヘビです」

よくみるとヘビはかなりひどい扱いを受けていました。

王子は迷わずヘビ使いと交渉しヘビを金貨と交換しました。
ヘビさんは泣きながら「助けてくれてありがとう」といいました。
怪我をしていたので手当てをしました。

家につれて帰ると母親は逃げ出してしまいました。

「ヘビ嫌い!!何考えてるの!!」

ヘビさんはもっとショックを受け王子の服の中に隠れてしまいました。
「泣かないで、ヘビさん。猫さんがお友達になりたいっていってたんだよ?」
「・・・ネコさん?」
「そう、ほら。この子だよ」
「あぁ、あなたが私を助けてくださったのですか」
「お願いはしましたがお金を出してくれたのは王子ですよ」
「あぁ、ありがとう。ありがとう」

王子は誰もいなくなった城に取り残されてしまったので旅に出ました。
とはいえ、まだ子供。
働くことすらもできません。

お腹がすいては村の人に頼んで御飯を分けてもらいました。
村人達は嫌な顔ひとつせず、進んで声をかけ御飯を食べさせてくれ
暖かいお風呂に入れおやつまで持たせてくれました。
ちゃんと猫とヘビの分の御飯もくれるのです。

王子はある日ポツリといいました。

「今まで助けてくれた人々は決して裕福じゃない。僕一人分を残しておけば楽になったのに助けてくれた。彼らに恩返しが出来ないのが悔しい」
それを聞いたヘビはいいました。

「王子、僕の国へ行きましょう。僕は家出してしまったけど本当は僕の父はヘビの王様なんです。きっと応じのためなら父はあの指輪を渡してくれます。行きましょう!」
「・・・うん」

王子はヘビの国へ向かいました。

そこでヘビの王様は事情を聞くと何も言わず頷き指輪を渡しました。
ヘビは言います。

「王子。これは何でも願いをかなえてくれる指輪です。決して人に渡してはいけません」
「わかった。その約束は必ず守るよ」

王子は願いました。

助けてくれた人々が幸せに笑って暮らせる街がここに出来ますように。

すると、王子がいた森の中に突如街が出来上がり今まで助けてくれた人々がいました。
王子はその国の王様になっていました。
王子は驚きました。

助けてくれた人々も驚いています。

王子はゆっくりと言いました。

今まで助けてくれた皆様に恩返しがしたくて魔法でここまでお連れしました。
突然のことで驚いたと思います。
皆さんが幸せに暮らせる街にしています。

王子はヘビさんが幸せに暮らせる部屋を作りました。
ネコさんが寂しくないように沢山の猫を迎え、ネコさんのお嫁さんを貰いました。

王子は一国の王として立派に育ち、沢山の人々の笑顔が耐えない素敵な街を作り上げました。

ちなみに、この国にはネコさんの元のご主人さんも招かれネコさんと一緒に遊べるようにしましたとさ。

08:00  |  昔話と童話の真実  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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