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女神の神殿

2011.01.07 (Fri)

誰もいないであろう廃墟の一室に女が座り込んで息を切らせていた。
もう動く力はどこにも残っていないという言葉通り言葉すら交わすことが出来ない。
荒々しい息遣いが外の寒さを現すように白い湯気となって見える。

男は女を追い詰めやっとの思いで追い詰めた。

観念したかのように女は両腕を上げ男の目を見つめた。
男は女の胸倉をつかみ上げ無理やり立たせるとそのまま歩き出した。



矢継ぎ早に飛ぶ質問とフラッシュの嵐に顔を伏せながら歩く。
小さな鞄で何かを避けながら前に進もうとするが立ちふさがる人の山に押し戻されそうになる。
自分の息遣いが聞こえるほど近くにいる小さな女が震えながらも気丈に振舞う姿に驚いた

「突っ切ります。いいですか?」
「はい」

青ざめた顔から想像したのは、自分が仕出かした現実に今更気づいたような雰囲気かと考えていた相田は肝の据わった女だと考えを改め仕事に集中した。

「走って!」

防弾ガラスが施された厳重な車が数台二人の目の前に止まる。
吸い込まれるように乗り込めればよかったが、もたつく女を相田は抱え上げ乗り込んだ。
「うぎゃぁ!」

絞め殺されそうな悲鳴を残しその場を去る。

「そんな声を出さないでもらえるか?」
「急に持ち上げられて車に荷物のように放り込まれれば自然に出ますよ!誰だって!」
「荷物以外なんでもない」
「私がですか?!」
「そうだ」
「だったらトランクに入れたらよかったんじゃないですか?」

嫌味たっぷりの顔をして相田を睨んだ女は「いーだ!」と顔をしかめて言い放った。

「次回からそうしよう」
「!!」

嫌味ではなく本気で受け取った表情を見せる相田の声に振り返った女は、無言で「嘘でしょ?」と表情を作ったがまったくその気配を感じ取る雰囲気を見せない相田に呆れていた。

「何故、証言をしようと思ったのですか?」

相田の小さな声に女は正面を向いたまま答えた。

「復讐以外に、何かあるとお思いですか?」
「いいえ」
「なら、何故聞くんですか?」
「興味があったからです」
「興味?」
「人を殺した女の言葉に」

その言葉を聞いたと同時に走っている車から飛び降りた女。
慌てて車を止める運転手。
女は全力で走り出す。
急停車した車から降りた相田は走って女を追いかけた。

「待てよ!」

喧騒に消される叫び声は特に気に留めるものもおらず、関わる事を避けるかのような他人の目に晒された相田の方が怪しい雰囲気をかもし出す。

「くっそ!あの女!」

その辺にあるゴミ箱を蹴っ飛ばし中身を盛大に散らかす。
見失ったとあきらめたその時女のマフラーが落ちている事に気づいた。

「あの建物か!」

最悪な場所。
そこは警備対象外の無法地帯と化した廃墟ビル。
何もかも、全ての事件そのものがここからスタートした。

一発の銃声とともに。














思いつくまま書いてしまった。

意外と自分で書いてて楽しかった。

ちょっと時間を置いて校正しようと思う。

でも、校正前を敢えてうpします。

わかりにくい表現とかあったら指摘お願いします。

お手柔らかに・・・(汗)

17:41  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(1)

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コメント

拍手コメントさんへ

ご無沙汰しております!
お元気ですか?
中々バタバタしはじめ、中々そちらに遊びに行けてなくてごめんなさい!
ブログがんばりまーす!!(ノ^∇^)ノ
日下ヒカル |  2011.01.10(月) 09:13 | URL |  【編集】

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