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消失した時間

2011.04.04 (Mon)

ふと気がつくと午後二時を回っていた。
もうそんな時間なのかと慌てて遅い昼食を食べ始めた。
不思議な感覚に襲われながら昼食を食べていると布団には旦那が寝ている。
会社に行っている筈なのに、何故ここにいる?

「起きて。どうしたの?いつ帰ってきたの?」
わけがわからず起こそうとするが旦那は夢の中から帰ってこない。
「ダメだよ。起こしたら終わってしまう」
寝ている旦那がそういった。
寝言?
しかし私に話しかけているように感じた。
「何がダメなの?」
「終わるんだ。この時間が」
やはり会話が出来ている。
「時間って?」
「幸せな時間」
「どういうこと?」
「あぁ、起きちゃったじゃないか。僕が」

ゆっくりと目を覚ます旦那の瞳の奥に映った自分の顔を見た気がした。

「起きた?」
夜になっていた。
天井が上にある。
布団の中に寝ている私。
「あれ?」
「お昼寝してたみたいだね。冷えピタ張ってるけど熱があったの?」
「うっそ!御飯作ってない!!」
「いいよ。今日は僕が作るから。スパゲッティー作ろうとしてたんでしょ?途中まであるよ」
「え?いや・・・」
「途中で気分が悪くなったんだね。ゆっくり寝てなきゃ。どうやっていつも作ってるか教えて」

どういうこと?
昼間だった。
それなのに旦那は寝ていた。
だけど、起きたのは私。

どういうこと?
何故なの?
どうなっているの?

”僕を起こしちゃダメだって言ったでしょ?”
「え?!今何か言った?!」
「ん?いや」

スパゲティーは何故か作った事も無いクリームスパゲティーだった。

「ねぇ、これ誰が作ったの?」
「ん?途中までは作られてたから簡単だったよ。いつも上手に作るね」

作り方を知らない私は誰?


テーマ : ミステリ - ジャンル : 小説・文学

14:17  |  短編小説  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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